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松葉杖と雨

14日の土曜日、早めに診察をしようと8時15分に家を出て、
病院に到着したのは8時40分。
もちろん、今回も松葉杖を使用して歩く。
家を出て「良かった~雨降ってないや!」と、ほっとした数分後、どんどん降ってきた。おまけに散歩しているフレンチブルドッグに吠えられた。
いつもなら可愛いとすり寄っていくが両手に松葉杖を持っているのでどうしようもない。

雨の時はどうするんだ? 雨の場合の松葉杖での対処法を聴くのを忘れてしまって、雨の中、ずぶぬれになりながらそのままひたすら病院へ向かった。

眼鏡は途中雨に濡れて見えなくなっていたので襟元に引っ掛けて歩いた。
わたしくらいだな、雨の中、松葉杖で歩いているのは…。
タクシーは中途半端な距離だし、待つし、お金もかかるし‥と全く考えたことが無かった。

病院に到着、その時間23分。
当たり前なんだけど、普段より倍かかってた。
どうしてそんな半端な分数が分かったか。
Googlefitが自動でカウントしていたから。
マジ優秀だわさ!

受付後、ちょっと待ってから診察に呼ばれた。

雨だったので包帯と靴下はぐっちょり濡れていた。
装具と靴下を脱いだわたしの足を見たわたしは衝撃になる。

「うわ~!紫だ~!内出血がひどい!」
「後から出てくるからね~。」
先生は前日よりも何だか和やか顔で教えてくれた。
あれ?今日の方が優しいぞ。
前までなかった紫の内出血がかなり広がってた。
「すごいですね~」
「その部分を触っても痛くはないんですよ。」
と、言った先生は、どこが痛いのかをチェックした。

それにしてもこんなに足の色って変わるのかぁ~キモいぞ~。
と思う程キモい。
写真撮ったけど、やはり載せる勇気がない。

雨のせいで装具が崩れてたらしく、もう一度作り直してくれた。
「来週からはサポーターね。」

薬が効いてるからか松葉づえなしで診察室に入ってきたわたしを見て
「杖なしで歩けるようになったんだね。」と言う先生。
「薬飲むと平気みたいなんですよ。」
ただの痛み止めを飲んだだけで歩けるとは、わたしも意外だった。
8日のワクチン2回目での発熱でもいらなかった解熱剤。
こっちで使用するとは…何だか皮肉。

19日まで病院はお盆休みなので、松葉杖はとりあえず次の診察まで使うと言う事になった。

次はリハビリ。またしばらく待っていると担当の理学療法士の先生が
呼びに来た。
「松葉杖、凄く早くなりましたね~。」
「ついつい右足出ちゃうんですよね…。」
「駄目ですよ~。」
ベッドを案内し、両足を伸ばした。
今日は指と平がどれだけ反れるか定規で図ってた。

今回の事故で、あんまり見ない足をまじまじで見るようになった。
良く見ると左足は少し外反母趾のようだし、両足首も硬い。
あんまり気にしてないといつのまにかなってしまうのかな。と。

理学療法士の先生に聞いた。
「左足のこれって、外反母趾ですよね?」
「そうですね。」
「ハイヒールとか全然履いてないんですよ。」
「遺伝とかもあるんですよ。」
うーん、母もヒール履かないんだけどなぁ~。

足首硬いとふくらはぎがパンパンになる事をTVで観た話をすると
先生も同意していた。
リハビリがてら足首も柔らかくしてふくらはぎを
もっと細くなるように頑張ろうかな。(本当か?)

雨が降っているので、先生は包帯をする前にラップで装具を包み
包帯を巻いた後、ビニール袋に足をいれて終了。
帰りはそんなに雨が降っていなかったので、ずぶぬれにはならずに
帰る事が出来た。

帰宅後、母に元気だと電話した。
「雨に濡れたの?早く着替えなさい!」
いつも電話するとこんな感じ。
「心配しても何もできないもんね…。」
「そうだよ。だから心配しなくてもいいんだよ。」
命令口調でわたしを支配しそうにする母
けれど本人曰く心配してるらしい。

とりあえず、わたしは元気。早く治してやる!

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