テセウスの船(ドラマ)考察

毎話見る毎に、あいつが怪しい、こいつも怪しい
と、起きる出来事に結びつくかのように行動をする登場人物
この手のドラマは猜疑心を限りなく揺さぶってくるので
もしかしたらこいつも、とか思いだして
しまいにはお母さん(和子)すら怪しんでしまう
そんなこんなで全員容疑者みたいな状態が生まれてる訳ですが
いくつかの考察を。

まず、村人全員黒幕説
イノシシ鍋を振舞ってくれた時は、とてもそうは見えないものの
おびき出して家を留守にさせた隙に
青酸カリの瓶を埋めた、と感じてしまう
佐野文吾が監禁されていた場所にあったサバイバルナイフのようなものが
徳本卓也が所持していたナイフにも見える
佐野一家を拉致した時にあった野菜の数々から農家絡み、とされているとこや
第一発が田中正志で、それを遠くから見ていた石坂秀夫
小学校で心と話している時に、過去の祭りの事件を話そうとして
少しうやむやにした点なども怪しさがある
何か繋がっていそうな木村さつき
そもそも木村さつきに至っては青酸カリを自宅で扱っている、という
結びつけようと思えばいくらでも結びつけられてしまう。

佐野鈴黒幕説
子供だから、と省いてしまう先入観みたいなものは
みきおの犯行という事実から無駄なものに感じる
純粋が故に行き着く思想みたいなものは残忍だったりもする
だからといって鈴が黒幕だという動機も証拠も見当たらない
強いて言うならみきおへの恋心があって、とか考えてみたけど
やはりあの佐野文吾を恨むだけの”何か”には繋げられなかった。

第三の男説
最終回の予告で佐野文吾が「お前だったのか」と言っている事から
この説は薄いだろうなぁ、とか思ってはいるけど
そうする事で辻褄が合うって勝手に思って考える時間が楽しい
出てきていない、っていうだけで名前は出てるのかもしれない
とか思ってしまうと
未来に一度戻った心と犯行を自供したみきおのやり取りの後に
心は再び過去に飛ばされるシーンがあるが、ほぼ同時刻同場所に
大人のみきおもいた、というのが少し引っかかっていて
もしかしたら、テープレコーダーは大人のみきおが心と同じように過去に飛ばされ
そこで子供のみきおと共謀したのでは、と思っていたり
出てきていない、けど、名前は出ている、というのであれば
大人になった佐野伸吾もいたりする、これこそどうして?になるけど
一度も出てきていない大人の伸吾(出てへんよね?)
少し違和感を持ったりもした

ちなみにテセウスの船、という言葉の意味

テセウスの船、という言葉に結びつけるのであれば
パラドックスの心が黒幕、という説だって挙がってしまう
でも佐野文吾が「お前だったのか」と言っていた時の言葉の抑揚からは
悲しさや残念さを感じるものはなかったので
この説はとても薄いと思う
けど、こういったトンデモ説を考察するんも楽しい
パラドックス、というので言えば
それこそ鈴、伸吾、和子にも黒幕説は出せてしまう
なんなら佐野文吾パラドックス黒幕説なんてものも言えてしまう
ただ佐野文吾黒幕説だけは動機に繋がりかねないものはある気はする
もしパラドックスの文吾がいたとして、その性格人格がそのままなのであれば
双子だ、と言い共存していく事もありえるのかも知れないが
こういう時のパラドックスキャラは大体性格が真反対だったりするので
コイツジャマ オレイキル
みたいな考えで佐野文吾を消しにかかったのでは、とかも考えられる
けど、実際佐野文吾を消す訳ではなく逮捕死刑にするのに固執している感じがするので
よほど佐野文吾に、もしくは佐野文吾に関する誰かに恨みを持っている人物
というとても在り来りな結論になってしまう。

実際、どう転ぶかは見てみない事には分からないので
だったらなんでこんな文章を、となるけども
なんとなく考えてる事書き連ねたいって時あるやん?

そんなもんです。

3月22日21時から「テセウスの船」最終回
見ましょう。


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