劇走江戸鴉 〜チャリンコ傾奇組〜 【新橋演舞場・松竹座】
2024/10/5 〜 2024/11/10
個人的な備忘録として!瑞稀くんメインです。
時代劇ってどんな感じなんだろ〜と少しだけ不安に思いながら観始めて、め組との喧嘩代行でバイクの音が響き渡っていたところからチャリンコのベルが鳴るところでなんとなくこれは好きかもと思った初日の記憶。
チャリンコ置いた後に庄九郎が上手から舞台後方を下手まで敵を倒しながら歩いていくんだけど、ちょっとサイコパス気味にまっすぐ歩きながら腕ひとつで敵を倒していくのが実は庄九郎らしくて結構好きで毎公演双眼鏡で見てました。
花道から走って登場するところ、初日ここのセリフ聞いた時、江戸の言葉遣いってめちゃめちゃ難しくない?!って思った。(感想薄ない?)
平兵衛が咳き込んで倒れた後に庄九郎が下手から出てくるところ、「おい、平兵衛、大丈夫か?」って言うんだけど、たまに「おい、平兵衛ちゃぁん、大丈夫かぁ?」ってちょっとチャラくなるのが好きでした。
弾七に切られそうになった数右衛門をお露姉さんが守ったところで「引いてくれ姉様、これは俺の仕事だ!」ってセリフを聞いた時、はじめて瑞稀くんより年上なのも悪くないかもと思いました。いや、やっぱり嘘かも、でも姉様呼び可愛いなって思った。次のうちわ「姉様って呼んで」にしようかな。(やめなね)
お奉行様の前で元ヤンとバラされた数右衛門、「恥ずかしながら1年前まではトー横周辺で荒れておりました。」と自虐する部分、公演前半は笑いが起きてたのに後半以降ちょっとずつ客席が慣れてきて笑いも起きないの、逆に面白かったんだけど、、もしや私だけ?
その後お奉行様がチャリに乗るところ、公演の後半くらいで「吉岡、後ろに乗れ!」ってアドリブで言い出したの、本当によかった。そのアドリブに対する吉岡役のオレノさんの切り返し、毎回関心しちゃう。さすがです。個人的には東京千穐楽の「2ケツはまじあぶねぇと聞きますんで」がめちゃめちゃツボでした。
ちなみに後列花道横に入るとチャリに乗って花道を走り去るお奉行様を目で追いかける数右衛門と目が合った気になれて確実に死ねます。(?)お奉行様がチャリに乗れちゃっておめめぱっちりびっくり顔の数右衛門、表情豊かでとてもとても可愛い。
弾七ともう一度話してまいりまする!と走っていく数右衛門、弾七と話すお露姉さんを見つけて「姉様?弾七を知ってるんですか?」から「弾七と話があるんだ」って優しい口調でお露姉さんを見送って、自分語りしながらお露姉さんの話をして目を細める数右衛門の顔がとてもめろい。瑞稀くんってお姉さんいたっけ?ってなる。
そして弾七に決闘しようぜって言われて
って言ってグータッチする時の数右衛門!目を細めて片方の口角を上げる瑞稀くんお得意のキメ顔!本当にかっこよすぎる。「いや、やめておこう。」の前の睨み合うはしみずもよかった、毎回サマステ懐古しちゃう。俺らのMIXTURE。(え?)
紅子の店が終わって幕が上がる時の仁王立ち待機の数右衛門、立ち姿が本当にかっこいいから毎回双眼鏡構えて待機。なのにその後庄九郎から「おい、猿!十手持ったどんぐりめ!デコピン!」って煽られて急に元ヤン出てくるの本当にかわいい。
しかも「んなこと言われて黙ってられるか!!誰がデコピンじゃ!!」ってキレる数右衛門に対して死ぬほど煽り顔の庄九郎、面白すぎ。
数右衛門「勝負だ!ただし負ければ手先だ!」庄九郎「受けて立つぜ!手先でも、うさぎでも、なってやんぜ!」も好き。いっそうさぎになってほしい。(?)
「2人ともいい子にしな〜い?」って喧嘩止める弾七に数右衛門・庄九郎「ひっこんでろ!」って息ぴったりなの、まじで好き。さらにそこからの流れ、後ろで煽ってる弾七、平兵衛、仟右衛門含めて本当に5人が息ぴったりでなんか全てが美しいよね。
そしてみんな大好き根性焼きのシーンね。
公演を重ねる毎にどんどんふざけていく庄九郎とか、ここのやり取りからだんだん仲良くなってる数右衛門と平兵衛を感じたりとか、最終的に庄九郎のおえかき帳になる数右衛門の腕とか、もうここは入った全部の公演が面白くて大好き。
でもなにより大やけどした腕をぴえん顔で見せながら「誰かぁ、お医者様はいらっしゃいませんかぁ」って弱々しく走り去る数右衛門がいっちばん好きでした。数右衛門の腕に毎回おえかきしてくれた庄九郎に大感謝です。
後半公演から突然現れたチャリについてたピカピカをつけてほしいお奉行様、つぼっちゃってつぼっちゃって。
吉岡役のオレノさんの「イカで?!」が謎につぼに入ってしまって1人笑いが止まらなくて恥ずかしかった。
しかも初回は「イカで?!」のみだったのに、気付いたらオチまでついてて関心しちゃった。すごい。
市川五右衛門を成敗した庄九郎の瓦版の質問に対する答えも途中から様子おかしくて笑った。最初は「余裕でした」とかだったのに「あの人、そろばん一緒にやってた」「帰り道におたまじゃくし食べてた」とか言い出して、最終的に「僕の母です。」とか言っててもう耐えられませんでした。
江戸鴉にお露姉さんがおむすびを持ってくるところ、お露姉さんに一目惚れする仟右衛門に「お露姉さんに変なことしたらぶっ殺す!!!」ってすごい形相で怒ってたのにお露姉さんに「数さん、そんなことでぶっ殺さないのよ?」って言われて「はい、お姉様!」ってにこにこキュートな笑顔で跪く数右衛門が見たくて演舞場に通っていたと言っても過言ではない、、かもしれない。
仟右衛門の告白シリーズも何気に好きでした。1番は「頭撫でてください」でした。
あと誰も読んでないと思うからしれっと書くけど、初日見た時から数右衛門の髪型がコウテイペンギンにしか見えなくて、なんかもう後ろで突っ立ってるだけで「今日も立派なペンギン、、可愛いなぁ」とか思ってました。ごめんなさい。
十手訓練のシーン、瑞稀くんなぜかいつも最初からにやにやしてるように見えて(普通に笑っちゃってる日もあったけど)私は毎公演笑いを堪えるのが大変でした。
後ろに回って仟右衛門と気合い入れたり笑い合ったりしてて、カンパニーのみんなとも仲良くやってるんだなぁと実感するのもいつもこのシーンだった。
野田藤一家の殲滅作戦を言い渡されて久しぶりに星ヶ丘まで走んねぇかって弾七が言い出すシーン、数右衛門は最初後ろの方できょとん顔してるのに、弾七と仟右衛門に「数さんも来いよ」「チャリ乗せてやんぜ」って言われて急にキラキラわんこみたいな笑顔になるの、本当に可愛い。
はい、もうね、全部が可愛い。可愛い以外の語彙力完全喪失しました。片手を伸ばしながらふらふら走って追いかける数さん、江戸鴉たちの弟み強くて、こういう小さな積み重ねで数右衛門っていう役がただの元ヤンじゃない可愛げのある役に仕上がっていくのがただひたすらにすごいなぁと思ったりしました。
ここで置いていかれる流れにした横内さん(なのかな?)、本当にありがとうございました。最高です。
仟右衛門のチャリに乗せてもらう数右衛門、めっちゃ笑顔で可愛いんだけど、たまに花道とかでチャリがふらつく日があって「あっぶね〜」って言ってるビビりな数さんも好きでした。仟右衛門さん、可愛い可愛い数右衛門を乗せてるんだから気をつけてくださいね!!!!(圧)
あとレポにも書いた気がするけど、「黄色のやつがかっこいいと思ってて〜」って言ってるのに問答無用緑のやつに乗せられてる数右衛門も可愛いです。いつか乗れるといいね、黄色のやつ。
弾七が植木屋になりたいと告白するシーン、最初の頃の数右衛門は平兵衛がボケるのを見守りつつ頑張って笑いを堪えてたんだけど、平兵衛がどんどん自由になっていくから肩ぷるぷるし出して、最終的に堪えられてないの本当に可愛くて素の井上瑞稀を感じる瞬間でした。
平兵衛が近付いてくると少しだけ逃げてみる数右衛門も可愛いし、最終的に平兵衛に巻き込まれて一緒にスベったりして、色んな数右衛門(もはやただの井上瑞稀な日もある)を見れて楽しかったです。
個人的なお気に入りは「俺たち4人揃って、ウエキーズ」絶妙なスベり具合でツボでした。あとウエキーズのために平兵衛にされるがままに上手にとてとて連れていかれる数右衛門もとてもツボでした。
役では江戸鴉の弟分みたいなのに、毎回コント終わりの平兵衛に頷いてみたり、︎👍🏻ってしてみたり、ここだけ兄貴感あるのもよかった。
お奉行様と野田藤が密会するシーン、初日に「HiHi Jets」の名前が出た時、本当に泣いた。ありがとうございます。
最終的に自己紹介ラップまで披露してくれて、カンパニーに愛されるはしみず、よく頑張りました。本当に本当に誇らしいね。
シャンコシーンはずっと庄九郎を見てました、とにかく面白すぎ。初日は歌ってなかったのに公演中盤から「弾七〜、かっこいいね、弾七〜、惚れちゃう〜」って当たり前のように歌詞つけて歌う庄九郎、いい声すぎるだろ、いい加減にしてくれ。その後もみんなに声掛けしたりして、後半ダンスシーンが部活みたいになってるのも楽しくて好きでした。
本当にそれ誰が気付くの?って思うような端っこでも自由にアドリブしてる庄九郎、楽しそうだし、さすがだな〜って感じで、瑞稀くんが「文一くんみたいになりたい」って言うのも納得でした。
野田藤の屋敷への突撃前のシーン、「なってくれよ、〜に」シリーズは「JKに手を出すクズ教師」がいちばん好き!(墜廃大好き人間)
これは私の勘違いかもしれないけど、お奉行様に刀を向ける数右衛門が片手で刀を持つ時に、他のシーンは刀の縁をしっかり持ってるんだけど、ここだけ頭の方を軽く持ってるんだよね。
最初からここでお奉行様を切るつもりなんかなくて、弾七達を助けに行くつもりだったのかな〜とか思ったり。からの十手を家紋に投げつけて「弾七、みんな!俺が行くまで持ち堪えてくれ。死ぬ時は俺も一緒だ!」泣ける。
そして毎公演楽しそうに客降りする江戸鴉たちとそれに絡む野田藤の件は楽しくて当たり前に大好きです。そしてなんだかんだ江戸鴉4人の客降り近くに入れたので大満足です。
初日が平兵衛客降り通路で「この顔面の美しい人は誰、、?」ってまさかの運命の出会いだったし、そこからずっと平兵衛平兵衛言うことになるなんて思いもしなかった。
弾七は顔面美しくてそれ以外の記憶がないし(おい)、庄九郎客降り通路に入った時は、庄九郎が真横に立ってくれて胸板すごすぎて直視できなかった。そうしたら「ここの通路みんな弾七見てる、やりにくい、入れ替えてほしい」って言われちゃった、私はずっと文ちゃんだけを見てたのに!!マッチョ苦手な私でもあれはめろいなと思いました、ごめんなさい。あと腕毛きらきらしてました。鼻毛だけじゃなくて腕毛も売れるよ、文ちゃん(?)
仟右衛門の近くに入った時は、仟ちゃんが実はゲラなのかめちゃめちゃ笑っちゃって後ろの扉にもたれかかってて可愛かった。もっと早くゲラだって知ってたら他のシーンも凝視したのに、残念すぎる。他の日に近くに入った時も平兵衛と見つめ合ってにこにこしてて、平兵衛と仟右衛門コンビも何気に好きでした。
客降りって物理的に近いからって言うのももちろんあるけど、自由な江戸鴉たちを見れるから楽しくていいなぁと思ったよね。本当に面白くていいメンツ。
その後の野田藤の屋敷での戦いは数右衛門の「お前だけを死なせねぇよ」の表情が本当に本当にかっこいい。目を細めて、低めの声で。みんなに置いていかれて「待ってよぉ」って弱々しく言ってた数右衛門はどこにもいなくて、ただひたすら男らしくてかっこいい数右衛門、最高。
そして2幕始まって油断しているところに来るはしみず相合傘、初日はまさかの瑞稀くんだって気付けなくて笑ったんだけど、よく見てみると指先の伸ばし方、歩き方、首の動かし方、すべてが美しくてリアルに瑞稀くんが本当の女なのではって毎公演感心してた。あれはオタクどころか一般人女性の人権まったくない。涼くんの手の上に乗せられた瑞稀くんの綺麗な指、あれだけでチケット代分くらいの価値あるんじゃ?ていうか「私、アイドルなので〜」ってしれっと返す数右衛門、まじで何者なの。
数右衛門が小田切様が牢に入れられていると知った時の表情の変化、本当にすごい。それまでは弾七達と江戸から逃げる算段がついて少し安心した顔をしていたところから急に険しくなって「せっかくだが、俺は残る!」って言い出すまで他の人のセリフの裏でずっと険しい表情をしていてさすがだった。
お家と姉様を大事にする数右衛門が怒りをあらわにするシーン、ここの数右衛門、鬼のような形相で本当にすごかった。すごいしか言えない自分の語彙力を恨むくらい。
小田切様に忠誠を誓っていた数右衛門の真っ直ぐな性格がすごく出ていて、毎回ぐっときて双眼鏡覗きながら泣いてました。
からの弾七とお露が追っ手に見つかって江戸鴉たちが駆けつけるところ、数右衛門が目を細めてににっこり「姉様、弾七に惚れたなら早くそう言ってくれよ」って言うのが可愛くて可愛くて。それなのに「加えてくれるか、江戸鴉に」「俺たちは今から五羽鴉だ」で刀構えて横向きでキメられると、、もう可愛いとかっこいいが交差して情緒不安定です。
村人から作りかけの贋金の入った籠を受け取って、その中から1枚の贋金を手に取って透かすように掲げて指でくるくるしながら眩しそうに見る数右衛門の顔が好きでした。元ヤンらしいちょっと悪そうなあの顔、ツボすぎる。
お露姉さんがお家のために女郎をしていたこと、そこで弾七と出会ったこと、すでに2人は契りを交わしたことを知った数右衛門。
最後にお露姉さんと弾七を船に追いやって2人で過ごしてくれって言うシーンが本当に、、よく頑張ったよ、数右衛門。
紅組客降り、紅子姉さんやお銀ちゃんたちと一緒に大向うできて本当に楽しかった!
どこかの公演で紅子姉さんに話しかけられたんだけど、あまりの美しさと顔の小ささ、そして後ろから覗き込むように声掛けられたからびっくりしちゃって「贋金作りだよ!知ってたか?」って言われて咄嗟に頷いちゃって、「知ってたのか?!」って言われて責められたのがハイライトです。
ちなみに私は殿(しんがり)の意味を改めて調べて死にました。数右衛門すぎる。
そして会見で最悪自転車に乗れなければ補助輪つけるって言われてた瑞稀くん、ちゃんとチャリンコに乗れてて初日から感動しました。
チャリンコに跨ったまま少し前に進んで慎重にスタンドを外して、しっかりブレーキに手を置いてその手をパタパタさせながらセリフ待ちして「では、奉行の屋敷で落ち合おう!」って言って、そのまま姿勢よく漕ぎ始めるの、かっこいいシーンなのにめちゃめちゃ可愛い。背筋伸ばしすぎ、こんなところでも安全運転瑞稀。人がわちゃわちゃする舞台の上でちゃんとチャリンコに乗れててすごい。大向うの時に掲げた旗をチャリンコに立てるんだけど、その江戸鴉の旗も走りながら綺麗に靡いてて本当に大好きなシーンだった。
お奉行様が本当の悪ではないと知った数右衛門たちが、「切るなら切れ!」って声を揃えて刀に手を置くところ、本当にはしみず。(語彙力の限界)
その後寛永寺に向かって江戸鴉たちが走り出すんだけど、後ろ3人(庄九郎、平兵衛、仟右衛門)が騒がしくて2幕で数少ないちょっとにこにこしちゃう場面だった。平兵衛が仟右衛門に向かって「遅せぇな」とか「なら切ってこいよ」とか煽ってて江戸鴉仲良しすぎ。
平兵衛が青山左全に捕まった後、数右衛門が上手から出てきて右手で刀を構えて待ってる数右衛門が好きで、特にセリフがあるわけじゃないのに双眼鏡でずっと見てた。少しだけ力の入った右腕の内側の筋、本当に美しい。
最後、左全の腕に自分の腕を絡めて平兵衛に「やれ、平兵衛!」って叫ぶんだけど、その時の絡めた方の腕の指先もとても綺麗で好きでした。
そこから野田藤と左全の首を仟右衛門に託して追っ手と戦うんだけど、数右衛門の流れるような殺陣に毎回息するのを忘れちゃって毎公演死にかけ。説明する語彙がない、とにかく美しい。ただそれだけ。違和感の一切ない殺陣、瑞稀くん本当にすごい。
弾七が宙乗りしてる間、誇らしげな顔で弾七を見上げる数右衛門の表情が井上瑞稀そのもので、、本当にはしみずって最強のシンメだと実感した。
でも、その後ろで毎公演少しちょける庄九郎も実は可愛いんだよね。回転する舞台に乗って下手から上手に流れるように移動し始めた時はさすがに笑った。
庄九郎が平兵衛の後ろから大声だして平兵衛がびっくりしてた日とかもあって、ここでも自由な庄九郎、本当に楽しい。
それから他の場面も含めて、数右衛門の少し剣先を払ってから鞘を掴んでそのまま刀を収める、その刀の収め方も美しくて、自然で。どこで刀を収めるか自然と記憶してて、毎公演収めるところまでしっかり見てた。
お奉行様に打首獄門を言い渡された後、舞台中央からすっぽんまでゆっくり歩きながらの口上。
江戸の街に強く生きた布袋数右衛門の生き様を見せつけられるこの口上、斜め上を向いて力強く下がっていく数右衛門、本当に本当にかっこいい。
市中引き回しの前、戻ってきた弾七に「馬鹿野郎、やっぱり戻ってきやがった」っていう数右衛門の表情が切ないような胸を張ってるような、本当になんとも言えない表情で、、その後数右衛門が「俺もお前たちと出会えてよかった」って言うんだけど、数右衛門にここまで思える仲間が出来て本当によかったなぁって毎回泣いてた。
市中引き回しで「副長 布袋数右衛門!」って名前を呼ばれて立ち上がった時の泣きそうな、でも力強くキラキラした目が忘れられない。
小田切様の前ですこしゆっくり目線を落として、そこからまた花道までゆっくり歩いて、弾七の名前が呼ばれたところで一度軽く振り向いて少しにやっとして、最後に弾七が花道手前まで来るのを待って目を合わせて「ふっ」って片方の口角を上げると同時に勢いよく振り返って胸を張って歩き出す、あの一連の所作が本当にかっこよくて。
物語の結末としては悲しいはずなのに、江戸鴉の決意で胸がいっぱいになるあの瞬間、本当に不思議な感覚だった。
江戸の言葉遣いをはじめ、膝のつき方、手の置き所、刀の振り方も姿勢も足さばきも、全部完璧で、完璧だからこそ観ているこちらがシラケることなく最後まで舞台に夢中になることが出来て、本当に瑞稀くんの稽古の賜物だなぁと思いました。瑞稀くん、本当に本当にお疲れ様でした。そして何より真ん中で三方礼の音頭を取る瑞稀くんが本当に誇らしくて、美しくて、やっぱり私は瑞稀くんが大好きだなぁと改めて思いました。
全42公演、内22公演にお邪魔することができて、何度観ても一度も飽きることなく毎公演楽しく過ごさせてもらえて、本当に心の底から再演して欲しいと願う、そんな素敵な舞台でした!!
座長の井上瑞稀くん、橋本涼くん、カンパニーの皆さん、その他関わってくださったすべての皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました。
【追記】
演舞場は色んな席に入ったけど、個人的には7列12番が圧倒的優勝でした。2列も3列もそれぞれ瑞稀くん涼くんのカテコゼロズレで舞台も近くて最高ではあったけど、視界が一切遮られない上にすっぽんも見やすくて近い7列12番が本当に最高で大好きでした!
本当にたまたまだけど江戸鴉期間で2回も入れたの、最強にHappyでした!また入りたいな〜!!