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PIST6に行ってきた話。~行ったら色々わかる面白さとヤバさ~
はじめに
昨年の今頃、ボートレースと競馬だけを追っていた自分がひょんな事から競輪を見始めてもうすぐ1年になります。
面白いと思うと過剰に熱くなる性格で、一度行ったことある場も入れて30場あまりを回りました。旅行も兼ねてですが、ボートレースや競馬とはまた違う面白さがありますね。
日帰りで行ける近隣場は大体行き尽くした中で、ここ最近何かと話題の千葉競輪場(TIPSTAR DOME)にまだ行けてなかったのですが、「年間チャンピオン」なるものが行われていたので、ちょっくら行ってきました。
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出場選手ですが、競輪のG1覇者の佐藤友和・稲垣裕之や昨年の競輪祭でも決勝3着だった小原太樹、GP覇者太田真一の息子の太田龍希などまあまあ豪華。年間チャンピオン決めるのに根田空史とかいないんだ・・・というのは置いときつつもいつもよりはメンバーも良いし、それなら盛り上がるかなと思ったのも行く決め手。
PIST6観戦記
これは、千葉モノレールの懸垂型式のモノレールを一通り楽しんだ後に小雨降る中TIPSTAR DOMEに向かった人の物語である。
入場
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やってきたのは、決勝が行われたDAY2のNIGHT(夜の部)。先着100名にペンライトの配布があると知って、開門の16:30過ぎに来場。ただでさえ入場料1000円払ってるんで、貰えるもんは貰っておこうかという乞食。しかも年間チャンピオンの決勝ならさすがに人が多いかなと。
さすがに人が多いかなと。←ここ重要
とりあえずペンライトはゲットできたので、飲み物調達がてら一旦外に。TIPSTAR DOME自体は千葉公園の中にありますので、すぐ行けるスーパーはないのですが、公演を出れば数分歩いた先にヤオコーや東千葉駅近くにコスモスもありますね。関東にあるコスモスも珍しかったのでコスモスへ。
「ん?」
ドームに戻ってきたときに入口をふと見るとまだ配布物のペンライトが。時刻は7R(夜の部の最初のレース)の発走前くらい。つまりは100名もまだ入っていなかったのかと。
年間チャンピオン、しかも決勝でかぁ・・・。つまりは、KEIRINグランプリや賞金王決定戦に観客制限してないのに100人も来てないってことか。何がいけないのか・・・。
とりあえず、この前・この後に載せる写真のスタンドを見ればどれぐらいの混み具合かわかると思います。バックストレッチについてはほぼ人がいません。
レースのスピード感は競輪以上に爽快
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初の250mレース。やはり競輪のバンクと違って1周回が狭いので、見渡しやすいですし移動もしやすいです。ちなみに、入口はバンクで言えばバックストレッチ側にあるので、スタンドの場合は半周外を回ってくる必要があります。まぁ250mなのでそこまでの距離ではないですが。
レースですが、競輪とは違いラインがないので、足比べ勝負。見る上ではやっぱりスピードが感じられて面白いです。しかも競輪と違って金網がないのも近さが感じられる一因かもしれません。
なお、バンクの中にアリーナがありそこからもレースが楽しめます。てっきりグループ席とかもう少し高い料金払わないと入れないのかと思ってたら・・・自由席でした。ちなみにそれに気づいたのも前半レースが終わってからでしたが、それでも空席があるくらいでした。
ちなみに勝利者インタビューやイベント、レース前のダンサーのパフォーマンスなどもアリーナで行われるんですけどねぇ。そもそもの入場者数が少ないからなんでしょうけど。
後、「内側からレース見れるのはこのPIST6くらいですからねぇ!」ってMCが言ってたけど。いわき平いわき平。
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G1覇者の佐藤友和や稲垣裕之の走りを別の形で見られて良かったです。中野慎詞の師匠さん。
決勝~やっぱり生だからこそ面白いんだろうなぁ。~
生ってそういう意味じゃないぞ。つけてしましょうね。
決勝は上から見れます。(再生位置指定なのでそのまま見れるはず)
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決勝メンバーは、
①河端朋之 ②橋本壮史 ③村田瑞季
④後藤悠 ⑤皿屋豊 ⑥太田龍希
橋本と後藤は初耳でした。村田瑞季は年末の奈良のA級決勝で佐山寛明をアシストしてたのは見てた。その時のS級決勝には皿屋もいましたしね。
レースは見ていただいたほうが分かる通り、③村田がペーサー離れた後に最後方から大逃げ。残り1周でも大きなリード。「うわ、これ逃げ切るか」と思ったところで①河端が不利を受けながらも猛烈な追い込み。直線入口で捉えて悲願の優勝ゴール。2着⑤皿屋、3着②橋本。
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現地で見てた時はマジで興奮した。スピード感がただでさえ競輪とは違うし、内側で見ていたから尚更面白かったです。
ただ、こういう名レースとかって帰りの電車でリプレイで見て余韻に浸るまでがワンセットじゃないですか。競馬もボートレースもそうで。
それで、帰りの総武線でリプレイ見たんですよ。
あれ?アリーナで見てたあの興奮が戻ってこない・・・。
いや、面白いレースだったのは確かなんだけど、なにか余韻が物足りないというか。もしこの日に千葉に行かずにネットで見るだけだったら「河端おめでとー。」だけだったのかもしれない。
良い意味で言えば、それほど現地でのレースの興奮とネットで見るときの面白味にギャップがあるのか。あるいは、ネットで見る分にはただの6車立てになってあまり面白味がないのか・・・?
話を戻しまして、河端朋之がPIST6で結構活躍しているのは聞いてたんですが、優勝がなかったんですね。それでいて初優勝が年間チャンピオン。まるで茅原悠紀のSG初制覇がグランプリでした!的なやつでしょうか。
表彰式にはゲストだったアイデンティティも登場。ドラゴンボールの人。表彰式前に似顔絵を書いてお客様にプレゼントとかもやってましたね。こういうイベントとかは良いと思う。前日もAKB48来てたくらいだし。吉川七瀬と髙橋彩音と永野芹佳の3名・・・あれ、全員元祖Team8じゃないか。
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PIST6を見に行った感想
ここからは単純に感じたPIST6の感想です。
まず結論から話しておくと「もう1回行きたいか?」と言われたら「メンバーが良ければ喜んで行きたい」です。
①普通に面白かった
面白かったです。競輪とは違ってラインもないですし、牽制のしあいもそこまでないですし、正しくスピード勝負感が感じられて良かったです。
とりあえず気になったら行ってみてほしいとおすすめするぐらいです。
面白さは今までに書いたので割愛。
②入場料が高い
今回、半額クーポンが出ていたので1,000円で入れましたが、つまり通常は2,000円です。さすがに高いわ。2,000円払うならもう少し積んで幕張で久々にロッテの応援したい。
PIST6終わった後にPIST6経験者と話してたんだけど「2,000円で6レースしか見れないのはさすがに」って話だった。6レース見たら終わりってルールもあまりなぁって。その間に競輪が買えるわけでもない、むしろ帰らされるというねぇ・・・。
自由席で1日中見れますよってルール作ったほうが良いと思う。千葉駅からも近いわけだし、PIST6→千葉観光→PIST6っていう楽しみ方もできるかもよ。
③車券がネットでしか買えない
これ。本当は「車券の楽しみ方がよくわからない」って書こうと思ったけど。
普通に車券はWINTICKETやチャリロトで買ってるんだけど、TIPSTARは入れてなかったので、結局車券は玉野ばかり見てました。TIPSTARの入金しようとしたら「本人確認必要やで」と言われまして。なんか外で免許証とか広げるのも面倒くさくてですね・・・。
7月のサマーナイトで遊びにいった玉野競輪場も紙で買えるけど投票端末が少なかったっていう事実。ただ「少ない」と「買えない」は別だし、TIPSTARでしか買えないのもどうなのかなぁと・・・。競輪との相乗効果も薄くなるのでは売上もなぁと・・・。
ちなみに現地では紙派なので、これはきつかったなぁ。知ってたけど、TIPSTARの本人確認で止まっちゃいました。
④出場選手がもう少し豪華にならないと
今回知っている選手が結構いたので行くきっかけにはなったものの、やっぱり有名選手の割合がもっと増えないと競輪の玄人以外は見向きもしないんじゃないですかね・・・。
「もちろん、競輪の記念戦線との兼ね合いがありますからねぇ・・・。」
じゃあないんだよなぁ。
ボートレースもレディースチャンピオンやヤングダービーの裏で記念選手を多く呼ぶ豪華な一般戦をやっているようにレース体系の回し方な気がしないでもないんですよねえ。
ところで新山響平さん、この日は大垣GIIIの二次予選で赤パン脱げ事案だったんですが、SS落ちたときにはPIST6での姿を見てみたいです。
⑤グルメ
ちょうどこの日半額セールだったみたいなんですが、飯物がなかったので何も食べずに終わっちゃいました。
ただホットドッグで通常価格900円は球場もビックリ価格ですよ。次回来る機会あった時に値上げもしてなくて半額だったら食べてみようかな。
これに関しては何も食べてなかったのでノーコメントで。
おわりに
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もしこの観戦記を見て「PIST6行ってみたい!」と思ってもそうでなくても、「PIST6に行ってみたい」と思ったその時がPIST6に触れる最初で最後のチャンスかもしれません。
公営競技も今の若者にハマってもらうために多数の施策を行っていますが、お金のない若者に投資しすぎてお金持ちの年配者を置いていくと売上は伸びません。
大垣競輪場に昨年行った時、FIIだったのですが、まさしくおじいちゃんばかりで多分自分が一番若かったんじゃないかと。土日だったのに。
いい具合の均衡が取れないといけないんじゃないかと。JRAみたいに母数が多ければいいですけど、ボートレースや競輪、オートレースは今後も買ってもらえる若者も増やしつつ、いっぱい買ってくれるコアファンも離さないように。
とはいえ、PIST6は生で見る分には競輪に匹敵する面白さがあると思います。とりあえず推しの眞杉君が昨年7月に出てたので次出る機会があったら見に行きたいですね。その時はちゃんとTIPSTARの本人確認もしておきます。
今後はTwitterよりもnoteで書く機会が多くなると思います。ボートのみならず。