双子の感覚②
こんにちは。noteを始めて、早くも13回目になりました。
やるからには価値あるものに、そのためには続けることが大事!ってことで今日も書こうと思います。
今回は私たち双子について😊2回目ですね。
以前にも双子の感覚について、双子あるあるや、双子だからこその感覚を書きましたが、今回はその内容を少し深く、双子だからこそのお互いを思う感覚などを書いてみます。
最近あった双子っぽいことは、ご飯の食べるスピードが全く同じで残ってるおかずも残り具合も同じで同時に食べ終わったことです😁
私たちは24年間ずっと一緒に過ごしてきて、ずっと同じチームでサッカーを続けてきて、いつまで一緒におるねんっていうぐらい一緒に時を過ごしてきたっていう話は前回しました。
喧嘩は全然しない。イライラすることはたまにあるけど、日常生活でのちょっとの言い合いすら全くと言っていいほどありません。
お互い人に対して怒ったりきつく言ったりする性格じゃないからっていうのもあるし、そもそもお互いに対してそう思うことが全然ないからかな。
そんな自分たちでも二人の間ですれ違いや、気まずさを感じることはあるし、どう接していいのかわからなくなる時はあります。
やっぱり双子でも違いはあるし、できるできないの差もあるし、結果や成績という目に見えるもので差を感じることは付きもの。
比較される対象が常に横にいるってなかなかお互いがいい気になれることなんてないし、お互いが常に同じように好成績、好調、ってわけには行かない。
そういう感覚の中で、私にとって過去に忘れられない日があります。
高校時代、私だけが選抜やスタメンに選ばれない時期があり、その時の私はただ悔しさだけを持って行動していた。
それを表にも出してた。悔しかったら泣いて、悔しさを晴らすためにがむしゃらに練習をする。ただそれだけ。
常に横にいる麻友に対して、日常の全てに対して勝手に自分で劣等感を感じては、その悔しさを態度に出してしまっている感覚があった。
その時の自分の惨めさ、っていうのは後々になってすごく感じたし、麻友に対して申し訳ない気持ちもすごく感じた。それは今でも忘れることのない自分の中で許せない自分の弱さ。
大学時代、高校と逆の立場を経験した。
自分だけが代表に選ばれる。それも二人で大きな目標としていたユニバーシアード。
この時、初めて高校時代のあの時期の麻友の想いを実感した。
嬉しさよりも悔しさ、複雑な気持ちが自分を支配しているっていうことを。
正直何に対しても集中できないくらい複雑な気持ちで仕方なかった。
その時の麻友からはもちろん悔しさは感じたけど、それを態度に出すことはなく、目の前のことに対して一生懸命取り組み、次を見据えていた。
この時、改めて高校時代の自分の弱さが蘇ってきてやるせない気持ちになっていた。
と同時にあの時も今も、変わらず自分と向き合っている麻友の姿をみて、自分がこんな考えている場合じゃない、もっと頑張らないとってエネルギーをもらっていた。
この時期しばらくの間二人の間は気まずくて、すれ違う日々が続いた。
話すことは必要最低限って感じ。喧嘩とかじゃないけどいつもみたいには関われなかった。
自分の中で忘れられない日
しばらく経ったある日、寮のお風呂場で二人きりになった時の話。
どっちからともなく、久しぶりに今の自分の素直な気持ちを話した。
高校時代の自分の惨めさとそれに対して麻友への申し訳ない気持ち、それと麻友の姿をからエネルギーをもらっているということ。
逆に、麻友は麻友で、逆の立場だった自分の気持ちを理解し、その時の自分のがむしゃらに打ち込んでいた姿が刺激になって、それが今の自分の支えになっているということを話してくれた。
この時初めてお互いの全ての気持ちがお互いで打ち解けて、二人の間にあった今までの双子ならではの複雑なものが解消された気がした。
(二人して涙止まらなかったから、たまたお風呂場に誰も来なくて助かった笑)
この時をきっかけに、比較や立場の違いの複雑さに対する向き合い方が変わった気がする。
どっちも上手くいく、なんてそうそうない。
比較されること、自分たちで比較してしまうことは付きものやから。
でも色んな経験を通して、時にはめちゃくちゃ複雑な気持ちになりながらも、結局一番は、お互いの姿に刺激をもらってそれが頑張れる原動力になってる。負けてたまるか、って思うし、絶対負けんなよ、一緒に頑張るぞ、ってめっちゃ思う。
今も一緒にやり続けてるのはそれがあるから。
"一人の人間"として生きる
でも、最近思うことは、双子だって一人一人違って、"一人の人間"として生きている。
"一人の人間"として自分の軸を持って、生きていかないといけない。
どこかで"双子"っていうレッテルに頼ってる部分がある。
それから抜け出さないとな、って思う。
いつまで経っても一緒、はどこか甘えが出てしまうようにも感じる。
最高の高め合い、支え合いが出来る関係性を大切にしながらも、自分の軸を持って、丸裸の自分と向き合うことを大切にしていこうと思う。
「双子の感覚」から、「一人の人間としての感覚」をもっともっと持たないと。
これからも2人での高め合いは変わらずに。
そして一人の人間として自分を奮い立たせること、自律すること。
何かめっちゃ自分達の話になってしまいましたが、これからも自分ら双子としても、そして一人一人を、温かく見守っていただけたら嬉しいです😌
残りのリーグ戦、全部勝って優勝します!
引き続き、伊賀FCくノ一三重の応援よろしくお願いします😊🔥