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「ほんまもんの悔しさ」

ななまゆ交換note

今日はななが描きます。

WEリーグはもう終盤を迎えています。
私が所属するノジマステラ神奈川相模原は第17節で今節初勝利を掴みました。
やっと。こんなに勝てなかったのは初めてだったし、チームメイト、サポーターの方々と喜びを分かち合えることがこんなにも幸せなことなんだと改めて実感しました。あと3戦。しっかり勝つ。
苦しくて辛い中、変わらずにずっと背中を押して、応援してくださっている方々には本当に感謝しています。

今回のnoteは、試合になかなか絡めない状況、怪我で離脱してしまった現状の中で、大切にしていることや今の素直な自分の気持ちを描こうと思います。

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リーグ後期、試合に絡めない日々が続きました。

チームもなかなか勝てていない中、
自分のプレーでチームに対して貢献できないことが悔しかったです。
スタンドから見る仲間の姿、
テレビ越しに見る仲間の姿が羨ましくもあり、
何もできない自分が情けなくて歯痒くて
目を背けたくなる時もあります。

サッカー選手である以上、ピッチに立って自分のプレーを出すことが一番。
試合に出てなんぼの世界。
ピッチに立って選手としての価値が問われる。

そう思えば思うほど悔しさが募ります。

自分を保つこと

上手くいかない状況が続くと、モチベーションの維持は難しくなってくるし、焦るし、
自分を追い詰めてしまって、だんだん負のスパイラルに陥ってしまう。
向けるべきベクトルの方向性を見失って、
周りのせいにしたり、環境に目を向けたりしてしまいがち。
実際、そうなる瞬間は多々ありました。

その中でも、私の中で手放すことなく大切にしていることは、“自分と向き合う“こと。
シンプルだけど難しいことでもあり、
わかっているけど簡単にはできないこと。

やっぱり、最終的に行き着く先は「自分」。
今の自分を作り出しているのは自分でしかない。
だからこの先の自分を作るのも自分。
とことん、真正面から向き合ってやる。

描き続けているサッカーノートを見返すと
毎日このような内容の言葉で締めくくられています。

まずは現状を“受け入れること“から。
私の場合、「試合に出られない」という事実より、「試合に出て何かを変えられる絶対的な実力を身につけられていない」という事実が一番悔しいことでした。
「試合のピッチに立って、どれだけ貢献できるのか」
それは表面的な評価ではなく、
自分自身に対する内面的な評価。
だからまずはそこと向き合う必要がありました。
自分自身が絶対的な自信を持てる実力をつけたい。
それはプレーもメンタルもコンディションも全て。
試合に出る出ない、結果を出す出さないは後からついてくること。

今すぐに試合に出たいし、結果を残したい気持ちが大きくなる中
「今、じゃない」
そう言い聞かせて、今やるべきことに目を向けています。
「ピッチに立って勝利に貢献している姿」を想像し続けて。
自分で本物の力と自信をつける。
そのための取り組みをする。

芯を強く

でもやっぱり、試合のメンバーから外れたという事実は悔しいし、評価されていないことも悔しいです。
試合の日になれば嫌でも考えてしまうし、応援してくれている人たちからの言葉に何度も胸が締め付けられ、自分を責めてしまったり。
今までの自分の努力や考え方を疑うこともあるし、
悔し過ぎて眠れない日も涙に耐えられない日もいっぱいあります。
その素直な気持ちには抗えません。

そんな時「心のホームを作ること」を大切にしています。
感情は一過性のもの。
だから自分の感情に振り回されないように
自分を電車のホームにする。
感情は電車に乗ってくる。
自分はそれを見ているだけ。
すぐに電車は通り過ぎていくだけ。
昔読んだ本に書いてあったことですが、
何気に自分の中で良い習性になっています。

芯は強く。
感情や周りの環境、多くの色んな要因が自分の心を支配する中で、
本当に大切にしたいモノ、自分の信念を強く持っておくこと。
今の私の中では
「ピッチに立って多くの人に笑顔を届けること」
が強くある想い。
そこがブレることはないように。
芯を強く持っておくことで、抗えない感情に振り回されることはない。

怪我

悔しい日々の中で「踵骨疲労骨折」という診断を受け、現在はリハビリに励んでいます。
元々、足底筋膜炎でずっと痛めていた踵(かかと)に、衝撃が積み重なってプレーを続けることができなくなってしまいました。

踵の疲労骨折とか聞いたことなかったし、
疑いもなくプレーし続けていた自分に反省もしています。
もう少し体を労わることを大切に、常に一番いいと言えるようなコンディションを自分で作ること。
そういう面で、良い学びでもあると思っています。

このタイミングでの離脱は悔しかったし、ショックが大きかったです。
心の闘志を燃やし続けていた中で、
その闘志を一瞬にして消された感じでした。
でも、これも必然的なこと。
自分が強くなるための方向性が変わっただけ。
常に目の前のことに集中。
地味なトレーニングだからこそ、そこに意識を研ぎ澄ませて。
その積み重ねが、ピッチ上で活きると信じて、やり続ける。
「ピッチに立って勝利に貢献している姿」を想像し続けて。

(足底筋膜炎の人は、一度疲労骨折の疑いもあることを視野に入れて、治療やトレーニングに取り組んでみるのがいいと思います😉)

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私は「悔しい」という感情が好きです。
それも心の底から出てくる「悔しさ」。
私の中では「ほんまもんの悔しさ」と言っています。笑
この感情が自分を強くするスイッチであるからです。
どんな時も、この「ほんまもんの悔しさ」が自分を成長させてくれました。
試合に負け続ける。メンバーから外れ続ける。自分の下手くそさを痛感する。
本気で目指しているものがあるから、心の底から「悔しい」と思う。
悔しい=落ち込むこと、悩むことではない。
悔しければ悔しいほど「何くそ」「絶対上手くなってやる」という想いが湧き出てくる。
それがエネルギーになっています。
本気で悔しいと思える瞬間や、上手くいかない時こそ成長するチャンス。
だからとことん真正面から向き合って、
自分で打破していこうと思います。

試合に出られないからこそ見える景色だったり、
怪我で離脱したからこそ見える景色があって、
いつもその経験から人の痛みを知り、
より広い視野を持てると感じています。
自分より苦しんでいる人なんて、数えきれないほどいる。
そんな人たちの痛みを感じ取れる瞬間は至る所に散りばめられている。
その一瞬一瞬を自分で感じ取るようにする。
その痛みを少しでも多く感じ取れたなら、より深みのある大きな選手になれるはず。
今自分が置かれている状況を、最大限に自分の成長に繋げていく。

「上手くいかない時こそ、人間の真価が問われる」

プロサッカー選手としての価値、そして、一人の人としての価値を高めていこうと思います。

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いつも読んでくださり、ありがとうございます😌
自分の想いを発信することは、時に躊躇いがあり、不安にもなりますが、読んでくださっている方に少しでも何かプラスになることがあると信じて、続けていこうと思います😉
そして、応援してくださっている方々の存在が何よりも私の頑張れる源です!
引き続き、よろしくお願いします🥺

次はまゆ
お互い思うような状況じゃないけど、2人の間では隣にいた時と変わらず、プラスの言葉で励まし合い、高め合っています🤝
ぜったい出来る✨
お互い楽しむことを忘れず頑張ろ😊
お楽しみに^^

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