フリースクールという選択
娘がおやすみ学園というフリースクールに通い始めて一か月半が経ちました。
今のところ通ってるのは週に2回。毎回すごく楽しいみたいで、いつも前日から「あ〜、あした楽しみ〜っ♪」と言っています。
フリースクールと聞くと、学校に通えなくなった“不登校の子”が仕方なく行くという、ちょっとネガティブなイメージがあるかもしれません(一日中ゲームしててもOKなんてフリースクールもあるらしい)。おやすみ学園はそんなことはなく、むしろ積極的に通わせたくなる場所です。
何をするかは基本的に子ども主体で決めるみたいですが、曜日ごとに皮細工や英語、ダンスの日など、ゆるーくワークが組まれていて、それ自体も参加不参加は自由。
天気やみんなの気分に合わせて公園に行ったり、雨の日は体育館、ソリ滑りに行ったりもします。あたたかくなったら外での活動もさらに増えていくのかな??川遊びとかも楽しみだね。
お菓子作りや味噌作りもできたりするので、女子には特にいいね。
娘と同級生の子はいませんが、5、6年生のお姉さんや、もうすぐ卒業の中3のお兄さん、今年1年生になる女の子との遊びが楽しいみたいです。
そしてとってもすてきな出会いがありました。
娘は本の虫で読書が好きなんですが、ミヒャエル・エンデの作品が大のお気に入り。
わたしが、いつか娘に読書好きで本の趣味が合うお友達に出会えたらいいな〜と思っていたら、おやすみ学園の代表の麻紗子さんという方がまさかのミヒャエル・エンデ好きだったのです!
娘が「モモ」と「はてしない物語」が好きと話すと
「えーっ!エンデ好きなの!うれしい。最近全集買ったんだよー!」と、こちらもびっくりのリアクション。
おやすみ学園の図書室(麻沙子さんがコツコツ集めた本や漫画が置いてある)にある全集の中から、さっそく一冊貸してもらいました。
味のある本です!
娘は読み終えて、うつむいてフルフルしながら鼻息荒く
「…お母さん…やばい…これ、おもしろい!」とわたしに伝えてきました。
もうそれだけで充分伝わったよ^^
ミヒャエル・エンデの作品でも、中には「ん??」なものもあるそうで
その辺の好みも麻沙子さんと合うようです。
ほかにも、チャーリーとチョコレート工場の原作者ロアルド・ダールの本も置いてあり、娘が好きな小説家だったので、とても喜んでいました。
本の趣味が合う人に出会えてよかったね!!
小学校の方はというと、最近は放課後校庭にクラスの子たちで自転車で集まって、男女みんなで鬼ごっこやバスケをしたそうで、そちらのほうも楽しくやってるみたいです。
それからバスケと、走り方教室という習い事に行っていて、そこでも気の合う女の子のお友達が何人かできたみたいで楽しく通っています。
他校にお友達がいるってわたしの子供の頃にはなくて、ちょっと憧れ…
子どもの幸福度についてこんなデータがあるそうです。それは、勉強ができることよりも身近な人との質の高い人間関係を築くことのほうが幸福感に直結する、というものです。(勉強がムダという意味ではありません。あくまで幸福感を何で感じるかという話です)
娘は、学校以外の場所でも、人間関係を築いて楽しく過ごしています。
毎日たくさん笑って、楽しく過ごしてほしい。そのために、思いきってフリースクールという選択をしてよかったです。