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人の役に立ってこそナンボ、のデザイン仕事

去年、夫の仕事を通じてある職人さんから依頼されたロゴマークのデザインをしました。
そのことで先日夫からとてもうれしい話を聞きました。

そのロゴマークは、職人さんの乗る車にいつも貼ってあるのですが、とあるお店の駐車場に車をとめておいたら、その車を見た人がお仕事を依頼したいと、職人さんがお店から出てくるのを待っていたそうです。
その車には仕事道具が載せてあるわけではなく、職種はロゴマークで判断するのみ。職人さんは依頼を受け、お仕事につながったそうです。こんなことが2件続けてあったそうで、その話を聞いたわたしは驚きとともに小躍り状態。
(でもロゴはあくまできっかけにすぎず、実際お仕事につながったのは職人さんの人柄や対応があってのこと)

当たり前かもしれないけど、デザインをする側としては作ったら終わり、ではないんですよね。
ホームページでも印刷物でも、ちゃんとその後注文や依頼は来ているだろうか。自分が制作したものは、クライアントとお客さまをつなげることができてるだろうか。手を離れたあともずっと気になります。

こちらからはなかなか聞けないことなので、クライアントの方からのメールや年賀状に「ホームページのデザイン好評です」などと書き添えてあるととてもうれしいです。
そして、それ以上に今回の職人さんからは直接お仕事の受注につながったというお話が聞けたので、デザインをする者としてこれほどうれしいことはないです。そして職人さんがこのことをわたしたちに伝えてくださったこともありがたいなと思います。

今回のことであらためてデザインというお仕事は、人の気持ちを動かしたり、何かと何かをつなげる「きっかけ」を作ることに意義があり「役に立ってこそナンボ」だと思いました。

余談ですが、アインシュタインに若い学生がこんな質問をしたそうです。
「人は何のために生きているのですか」
アインシュタインはこう答えたそうです。
「そんなこともわからないのですか。人を喜ばせるために生きているのですよ」

これは仕事などの社会貢献ということだけでなく、家族や身近な人に対してとる言動、すべてに通じることだと思いました。


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