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メキシコ戦の久保選手の先制ゴールについていろいろ思い出したこと
試合立ち上がり早々の久保選手の先制シュートは狙っていたそうですね。
テレビ「グッドモーニング」で解説の福田さんが、久保選手のシュートは利き足の左足アウトサイドと言っていました。
あれだけの距離をあれだけのスピードでメキシコ選手ともつれ合いながらコースを狙うシュートが打てるって、やっぱりシュート技術は計り知れないですね。
久保選手のシュートを見て、思い出したことがあります。
シュートはダイレクトじゃないとね
それはもと帝京高校サッカー部の監督である古沼貞雄氏の本だったか、サッカーマガジンでのコラムだったか忘れましたが、次のようなものです。
ペナルティエリア(またはその付近)ではトラップする時間なんてない。
シュートはダイレクト(ワンタッチ)で打て。
ダイレクトで入るように練習しろ。
というようなものです。
高校サッカーは1発勝負。小沼さんらしいコメントです。
前足でプレーすること
そして、もうひとつ、出どころは誰かわかりませんが、これも雑誌で読んだのですが
前足キック、前足シュート
というスキルです。
日本人は軸足を置いてからキックするが、南米や欧米の優れたプレーヤーは前足でボールを触る、前足でキック、前足でシュートする。
こうすることで相手より先にボールに触ることができる。
という理由があり、前足でボールを蹴ることは力が入りにくいので難しいとのことでした。
久保選手のシュートは、ボールと出会う前にすでに軸足を踏み切っていて、振り上げた足(アウトフロント?)とボールがちょうど出会うというものでした。
マイナスのパス
堂安選手と久保選手があのスペースのイメージを共有できたことがすごいと思います。
堂安選手は相手と競り合いながら縦に抜けてすぐに中にボールをいれたのでおそらく久保選手がいるだろうというプレーに見えました。
久保選手も堂安選手がドリブルしてから相手ディフェンダーの視野に入らないように遅れてスタートしています。
久保選手のシュートを阻止しようという選手はひとりだけ、立ち上がり早々ということもありファウルしても止めようというスライディングではなかったように見えます。
鈴木隆行選手のつま先ゴール
これが前足シュートかどうかわかりませんが、ピンポイントでボールに合わせてゴールを決めるっていうシーンで思い出すのは2002年ワールドカップの鈴木隆行選手のつま先ゴールです。歴史が変わった一瞬でした。
久保選手のこのゴールも日本サッカーのシュートスキルを見直す意味で歴史を変えて欲しいゴールになるかも知れませんね。
少年サッカーを頑張る皆さんへ
少年サッカーを頑張る皆さんは次の2つを意識して練習してみてください。
・トラップしてからのシュート
しっかりトラップしてGKがとれないコースを狙うことは基本です。
胸トラップからのシュートなど浮き球からのシュートは練習しないとでき るようにならない。
時間をかけないことが大事です。
・ダイレクトシュート
こぼれ球、横からのパス、クロス、ゴロ、浮き玉。どんなボールでもダイレクトでシュートする練習にトライ。
なんと言ってもGKが反応できないので、クリーンヒットでなくても枠の中に飛ばすことが大事。
レッツトライ