令和の日常

                   『令和の日常』


カズヤ:映画が好きな、男子高校生。将来は、映画監督を、目指している。


ヨシテル:ケンカっ早い、男子高校生。将来は、俳優を、目指している。


コウタ:女好きで、ナンパばかりする、男子高校生。将来は、考えていない。


アキヒロ:ヒーロー好きな、男子高校生。将来は、考えていない。


メグミ:アキヒロに、恋している、女子高校生。才色兼備な、優等生。


ミユキ:男遊びの激しい、女子高校生。授業は、サボりがちだが、成績優秀。


ミヤビ:カズヤに、恋している、女子高校生。アイドルだが、事務所には、所属していない。


カスミ:ヒーロー好きな、女子高校生。アキヒロに、恋している。


ナナミ:女子バスケ部に、所属している、女子高校生。ヨシテルに、恋している。


ソフィア:演劇部に、所属している、インド人とハーフの、女子高校生。


マサル:カズヤが、小学生の頃、カツマサを、イジめていた、いじめっ子。


テツヤ:アイドルオタクの、男子高校生。ミヤビを、追っかけている。


カツマサ:萌えオタの、男子高校生。将来は、小説家を、目指している。


【シーン1】~過去のシーン~

 ここは、とある小学校の、校舎内の廊下。カツマサは、マサルに、ランドセルを取られ、中身を、廊下に、ぶちまけられていた・・・・。


マサル「はぁ~い♪♪難しい本ばかりですねぇ~♪」


カツマサ「何するんだ!!酷いじゃないか!」


マサル「はいはい♪小説家目指してるって♪?キモぉ~い♪」


カツマサ「キモいって何だ!!キモいって!」


マサル「何、文学少年、気取ってんの♪?キモぉ~い♪」


カツマサ「いい加減にしろよ!!」


マサル「嫌ぁ~♪」


 こう言いながら、マサルは、カツマサの小説を、何度も、踏み付ける・・・・。


カツマサ「やめろよ!!」


マサル「嫌やし♪」


カツマサ「・・・・この!!・・・・」


 こう言いながら、カツマサは、マサルの体を、トンッと押す・・・・。


マサル「ああ~!♪叩かれたぁ~♪」


カツマサ「・・・・はっ!?何言ってんだよ?・・・・」


マサル「暴力反対♪」


カツマサ「何言ってんだ!押しただけだろ!?」


マサル「はい!!ウザぁ~い♪」


カツマサ「・・・・ホント!・・・いい加減にしろ!!・・・・」


マサル「はいはい♪」


カツマサ「・・・・この!・・・・」


 こう言いながら、カツマサは、悔しそうに、マサルを、睨んでいた・・・・。こんなカツマサを、マサルは、優越感たっぷりに、見下していた・・・・。


マサル「いやぁ~♪インテリ君♪♪ウザぁ~い♪」


 こう言いながら、マサルは、ゲラゲラ笑っていた。しばらく、マサルが、ゲラゲラ笑っていると、こんなマサルに、当時、小学生の、カズヤが、歩いて、近付いていく・・・・。こんなカズヤを見て、マサルは、笑いを止める・・・・。


マサル「・・・・なっ何だよ、お前・・・・」


 この後、カズヤは、こんなマサルを、本気で、殴り倒す・・・・。


マサル「なっ!何すんだよ!!」


カズヤ「・・・・殴られるって、こういうことだから・・・・」


 これを聞いて、マサルは、固まる・・・・。


マサル「・・・・へっ!?・・・・」


 この後、カズヤは、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・もう一発、殴ってやろうか・・・・?」


マサル「・・・・いやっ・・・結構です・・・・」


カズヤ「・・・・そうか・・・・」


 この後、マサルは、苦笑し、カズヤは、再び、ため息をつく・・・・。そして、マサルを、もう一発、殴る・・・・。


マサル「何すんだよ!!」


 この後も、カズヤは、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・繰り返すけど、殴られるって、こういうことだから・・・軽々しく、暴力反対なんて、言うなよ・・・・」


マサル「・・・・はい・・・・」


カズヤ「・・・・よし・・・・」


 この後、カズヤは、この場を、跡にした・・・・。こんなカズヤを、カツマサは、呆然と、見つめていた・・・・。


【シーン2】~現在のシーン~

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤと、アキヒロは、殴り合いの、大喧嘩をしていた・・・・。


カズヤ「・・・・やろっ!!・・・・」


アキヒロ「・・・・このっ!!・・・・」


 この後も、カズヤと、アキヒロの、殴り合いの喧嘩は、続いていった・・・・。


【シーン3】~ケンカの後、・・・・~

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤと、アキヒロは、ゼイゼイ、息を切らしながら、並んで、地面に、大の字に、横になっていた・・・・。


カズヤ「・・・・流石やな・・・・」


アキヒロ「・・・・お前こそ・・・・」


 この後も、カズヤと、アキヒロは、ゼイゼイ、息を切らしていた・・・・。


【シーン4】

 ここは、とある高校の、敷地の、正門の裏側。ここで、コウタと、ヨシテルは、うんこ座りで、並んで座り、2人して、タバコを吸っていた・・・・。


ヨシテル「・・・・お前!ホント!!よくヤるよな!♪?」


コウタ「お前も、俺の紹介する女と、ヤってんだろ♪?」


ヨシテル「まあなぁ~♪♪」


 この後、コウタと、ヨシテルは、顔を合わせて、同時に、ゲラゲラと、笑い合った・・・・。


コウタ「・・・・ところでさ・・・・♪」


ヨシテル「!んっ!?」


コウタ「・・・・お前・・・ナナミって、知ってるか・・・・?」


ヨシテル「・・・・ナナミ?・・・ああ~っ!♪知っとう!♪バスケ部のやろ!♪?」


コウタ「そっ!♪・・・・あいつ、絶対、お前に、気があるぜ♪・・・・」


ヨシテル「!!そうとう!!?」


コウタ「マジマジ!!絶対!」


ヨシテル「うわぁ~♪確かに、可愛いんやけどなぁ~♪♪」


 この後、コウタは、エロそうに、ニヤぁ~っとする・・・・。


コウタ「・・・・もう♪ヤっちまえよ♪♪・・・・」


ヨシテル「いやぁ~♪そうなら♪マジ!♪ヤりてぇ~♪♪」


コウタ「やろ!!♪」


ヨシテル「やね!!♪」


 この後、コウタと、ヨシテルは、顔を見合わせた後、いたずら好きそうな笑みで、ニンマリし、ゲラゲラと、笑い合っていた・・・・。


【シーン5】

 ここは、朝の、とある高校の、とある教室の中。大勢のクラスメイトが、楽しく、おしゃべりしてる中、メグミと、ミヤビと、カスミも、楽しく、おしゃべりしていた・・・・。


カスミ「ミヤビちゃん、やっぱり、カズヤが好きとぉ~?」


ミヤビ「まあね!」


カスミ「?何でぇ~??」


ミヤビ「・・・・うん・・・まあ・・・礼儀とか、注意されないし・・・・」


カスミ「?礼儀??」


ミヤビ「・・・・うん・・・なんかさぁ~・・・厳しいんだよねぇ~♪いろんな事務所も、ファンも・・・礼儀に・・・・」


カスミ「!ファンも!?」


ミヤビ「・・・・うん・・・・」


メグミ「・・・・あっ!でも、分かるかも・・・何か・・・男子って・・・礼儀に、厳しいよね・・・・?」


ミヤビ「!それっ!!」


カスミ「・・・・言われてみれば・・・男子って・・・・」


メグミ「!でしょ!?」


カスミ「・・・・うん・・・・」


ミヤビ「・・・・そうなんだよねぇ~・・・その点♪♪カズヤさんは♪・・・・」


カスミ「・・・・分からなくないかも・・・あいつ・・・礼儀って言うより・・・『心』『心』言うから・・・・」


メグミ「・・・・確かに、アキヒロも、結構、その点、うるさい・・・・」


ミヤビ「!でしょ!?」


メグミ「・・・・うん・・・・」


カスミ「・・・・あたしは、平気だけどね・・・・」


メグミ「・・・・あたしも・・・・」


ミヤビ「!ええ~!?何でぇ~!!?」


カスミ「・・・・あたしは・・・カッコいい男のためなら、尽くせる・・・・」


メグミ「・・・・それは、一緒・・・・」


ミヤビ「!ええ~!?ヤダぁ~!!」


メグミ「・・・・アイドルやってるから、ウンザリしてるんだよね・・・・?」


ミヤビ「うん!!」


メグミ「・・・・やっぱりかぁ~・・・・」


カスミ「・・・・まあ・・・ウザいのは、分かる・・・・」


ミヤビ「!でしょ!?」


カスミ「・・・・うん・・・・」


 この後、メグミは、深く、ため息をつく・・・・。


メグミ「・・・・私は、弱い方が、嫌かな・・・・?」


カスミ「あたしもぉ~!♪」


ミヤビ「ええ~っ!!?」


 この後、カスミ、メグミ、ミヤビの3人は、ほぼ同時に、深く、ため息をついた・・・・。


ミヤビ「・・・・いずれにしろ、他の男子は無い・・・・」


メグミ「・・・・うん・・・・」


カスミ「・・・・確かに・・・・」


 この後も、カスミ、メグミ、ミヤビの3人は、再び、ほぼ同時に、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン6】

 ここは、とある高校の、昼休みの屋上。ここで、ミユキと、ナナミは、弁当食べながら、会話していた・・・・。


ナナミ「・・・・また、遊び歩いてんだね・・・・?」


ミユキ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらくして、ナナミは、深く、ため息をつく・・・・。


ナナミ「・・・・分かるけどさ・・・・」


ミユキ「・・・・でしょ・・・・?」


ナナミ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、静かな時が、流れていった・・・・。


【シーン7】

 ここは、放課後の、この高校の、通学路。ここを、カズヤと、カツマサは、会話しながら、下校していた・・・・。


カズヤ「・・・・萌え系アニメね・・・・」


カツマサ「そうっ!!萌え系アニメ!♪・・・・いやぁ~♪ハマってんだよねぇ~♪・・・・」


カズヤ「・・・・そっか・・・まあ、俺は、萌え文化には、詳しくはないけど・・・・」


カツマサ「いやぁ~♪いいよぉ~♪♪萌え文化!♪ライトノベルなんか読んでも!面白い!♪キャラが♪立っていて♪」


カズヤ「・・・・なるほどね・・・・」


カツマサ「カズヤ君も!触れてみるといいよ♪」


カズヤ「!萌え文化に!?」


カツマサ「そうだよぉ~♪♪萌え文化だよぉ~♪」


カズヤ「・・・・確かに、映画を見てても、萌え文化は、避けては、通れないようになってるね・・・・」


カツマサ「そうっ!!そこっ!今や、萌え文化は、世界に誇れる、立派な文化だよ♪」


 これを聞いて、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・いや、・・・萌え以外にも、いっぱい、芸術ってあると思うんだけど・・・・」


カツマサ「いやっ!!日本の文化の!基本は!萌え文化だよ!今も昔も!」


 これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤ「?・・・・今も・・・昔も・・・・??」


カツマサ「そうっ!!今も昔もだよ!平安時代から♪」


 これを聞いて、カズヤは、更に、怪訝な顔をする・・・・。


カズヤ「・・・・えっ!?・・・嘘!!?・・・・」


 これを聞いて、カツマサは、得意気な笑みを見せる・・・・。


カツマサ「そうさ♪♪あの有名な♪『枕草子』や、『源氏物語』も♪♪よく分析すれば♪『萌え』なんだよ♪」


カズヤ「!そうなのぉ~!?」


カツマサ「そうなんだよぉ~♪かの有名な、『ロミオとジュリエット』もね♪」


カズヤ「・・・・ええ~?・・・そうなんだぉ~・・・・」


カツマサ「そうっ♪カズヤ君も、映画監督目指すなら、萌え文化に、触れた方が、いいよ♪」


カズヤ「・・・・なるほどねぇ~・・・でも・・・どこから、触れたら??・・・・」


カツマサ「・・・・ああ~・・・やっぱ・・・『エヴァンゲリオン』から・・・かな?・・・・」


カズヤ「やっぱ!それが!有名だよねぇ~!?」


カツマサ「うん♪『エヴァ』は!♪欠かせない♪『エヴァ』は♪僕なんかは!『スレイヤーズ』から!入ってるけどね!♪」


 これを聞いて、カズヤは、呆然としている・・・・。


カズヤ「・・・・はあ・・・・」


 カズヤは、こう生返事をした・・・・。この後、しばらく、間があく・・・・。


カズヤ「・・・・とりあえず、その2つから、入るかな・・・・」


カツマサ「ほほう♪『スレイヤーズ』もですか♪」


カズヤ「まあね♪表現者たる者♪いろんな文化に♪触れないと♪」


カツマサ「その意気♪その意気♪♪」


 こう言いながら、カツマサは、得意気に、高笑いしていた・・・・。こんな、2人の会話を、後ろから、ソフィアが、付いて行きながら、聞いていた・・・・。


【シーン8】

 ここは、次の日の朝の、とある高校の、とある教室の中。大勢のクラスメイトが、楽しく、おしゃべりしてる中、メグミと、ミヤビと、カスミも、楽しく、おしゃべりしていた・・・・。


ミヤビ「・・・・そっかぁ~・・・2人でかぁ~・・・・」


メグミ「・・・・うん・・・・」


カスミ「・・・・何か・・・どっちかが、他の人とって、どう考えても、片方が、不幸になりそうで・・・・」


ミヤビ「ああ~っ、でも、分からなくないかも・・・・」


カスミ「!でしょ!?」


ミヤビ「・・・・うん・・・正直・・・・」


メグミ「・・・・他の人は、考えられないもん・・・・」


カスミ「・・・・私も、正直さぁ~・・・・♪」


ミヤビ「・・・・私も、2人には、幸せになって欲しいさぁ~・・・・」


カスミ「・・・・そうなんよねぇ~・・・私も、メグミちゃんに、不幸になって欲しくないしなぁ~・・・・」


メグミ「・・・・私も・・・カスミちゃんにも、幸せでいて欲しい・・・・」


ミヤビ「・・・・正直、他に、いい人、見つかるよって、言えない・・・・」


カスミ「それっ!!」


メグミ「・・・・ホント!!それっ!・・・・」


 この後、カスミとメグミは、ほぼ同時に、深く、ため息をついた・・・・。


メグミ「・・・・後は、アキヒロが、受け入れるかどうかよね・・・・?」


カスミ「・・・・うん・・・・」


ミヤビ「・・・・確かに・・・・」


 この後、しばらくして、カスミ、メグミ、ミヤビの3人は、ほぼ同時に、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン9】

 ここは、とある高校の、昼休みの屋上。ここで、ミユキと、ナナミは、弁当食べながら、会話していた・・・・。


ミユキ「・・・・ヨシテルねぇ~・・・・」


ナナミ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらく、間があく・・・・。


ミユキ「・・・・多分、一途に、恋できないよ・・・あいつ・・・・」


ナナミ「・・・・一途じゃなくていい・・・あいつなら・・・・」


 この後、ミユキは、視線を、ナナミに移す・・・・。


ミユキ「・・・・そっ・・・・?」


ナナミ「・・・・うん・・・・」


 この後、ミユキは、軽く、一息つく・・・・。


ミユキ「・・・・楽しむ分には、いいと思うけど、付き合うのは、ごめんよ・・・・」


ナナミ「・・・・ミユキちゃんの場合、誰に対してもでしょ・・・・?」


ミユキ「・・・・悪い・・・・?」


ナナミ「・・・・別に・・・・」


 この後、しばらくして、ナナミは、深く、ため息をつく・・・・。


ナナミ「・・・・とりあえず、ヤりたい・・・・」


ミユキ「・・・・ヨシテルと・・・・?」


ナナミ「・・・・うん・・・・」


 この後、しばらくして、ミユキも、深く、ため息をつく・・・・。


ミユキ「・・・・好きにすれば?どうせ、日本は、ロマンの、全くない時代になる・・・・」


 この後も、しばらくして、ナナミは、深く、ため息をつく・・・・。


ナナミ「・・・・分かる・・・・」


ミユキ「・・・・うん・・・・」


 この後、この場では、しばらく、静かな時が、流れていった・・・・。


【シーン10】

 ここは、ソフィアの自宅の、ソフィアの寝室。このソフィアの、部屋の壁には、カズヤの写真が、山ほど貼ってあった。それを、ソフィアは、眺めている・・・・。


ソフィア「・・・・カズヤさん・・・・」


 その写真のカズヤに、ソフィアは、すっかり見惚れていて、思わず笑みが、こぼれていた・・・・。


【シーン11】

 ここは、テツヤの自宅。この自宅の、テツヤの部屋で、テツヤは、パソコンで、ミヤビの画像ばかり、見ていた・・・・。


テツヤ「・・・・ミヤビちゃぁ~ん♪・・・君のことは、誰にも渡さないよ♪・・・絶対!♪僕だけの物に、するからね♪♪・・・・」


 こう言いながら、テツヤは、気持ち悪い笑みを、見せていた・・・・。


【シーン12】

 ここは、コウタの自宅。ここの寝室の、ベッドの上で、コウタとミユキは、互いに、一矢纏わぬ姿で、セックスを、楽しんでいた・・・・。


【シーン13】~セックス後、・・・・~

 ここは、コウタの自宅。ここの寝室の、ベッドの上で、コウタとミユキは、互いに、一矢纏わぬ姿で、並んで、横になっていた・・・・。


ミユキ「・・・・なるほどね・・・ヨシテルの方は、ヤる気、満々なんだ?・・・・」


コウタ「まあね♪♪そりゃあ♪相手が♪ナナミちゃんじゃあね♪♪」


ミユキ「・・・・そっ・・・・」


 こう言いながら、ミユキは、ため息をつく・・・・。


ミユキ「・・・・ナナミも、もっと、楽しめばいいのに・・・どうせ、好きな男と、楽しめるのは、後、大学くらいなもんだし・・・・」


コウタ「確かに♪♪」


ミユキ「・・・・うん・・・大学行った後なんて、ブラックに勤めるか、AV業界行きかでしょ?・・・・」


コウタ「AV女優、美人ばっかだから♪男にも♪人気だしね!♪」


ミユキ「・・・・業界行ったら、相手も選べない・・・セックスも、気持ちいセックスってわけじゃないし・・・・」


コウタ「それな!♪好きにセックスできるってわけじゃ!ねえもんな!!♪」


ミユキ「・・・・それ・・・・」


 この後、コウタは、ニヤニヤしていて、ミユキは、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン14】

 ここは、カズヤの自宅。ここのカズヤの部屋で、カズヤは、ノートパソコンで、サブスクの、『劇場版エヴァンゲリオン』を、見ていて、ちょうど、見終えた所であった・・・・。


カズヤ「・・・・すごい世界観だなぁ~・・・『エヴァンゲリオン』って・・・・」


 カズヤは、衝撃のあまり、呆然としていた・・・・。


【シーン15】

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤと、アキヒロは、ダルそうに、座り込んでいた・・・・。


カズヤ「・・・・今日は、殴り掛かって来ねえのな・・・・?」


 これを聞いても、アキヒロは、仏頂面であった。そのまま、しばらく、間があく・・・・。


アキヒロ「・・・・なあ・・・・?」


カズヤ「?んっ??」


 この後、アキヒロは、一息つく・・・・。


アキヒロ「・・・・今の時代・・・どう思う・・・・?」


カズヤ「!・・・・へっ・・・・!?」


アキヒロ「・・・・いやっ・・・何って言うかさぁ~・・・う~ん・・・・」


 この後、アキヒロは、深く、考え込む・・・・。


アキヒロ「・・・・何か・・・楽しくないと・・・思わん・・・・??」


 これを聞いて、カズヤは、意外そうな顔をする・・・・。


カズヤ「・・・・まあ・・・生きてっても、余程、勉強できんと、ブラック行きやけんね・・・将来に、希望を持てないのは、事実かな・・・・?」


アキヒロ「そうやろ!!?楽しくなかろう!??」


カズヤ「・・・・そう・・・やね・・・・」


 この後、アキヒロは、一息つく・・・・。


アキヒロ「・・・・何か・・・アニメは・・・萌えばかりやし、・・・音楽は・・・アイドルばかりやし、・・・映画も・・・萌えっぽいし、・・・アイドル崩れが・・・AV女優やし、・・・・」


カズヤ「・・・・分かるよ・・・うん・・・・」


 この後も、アキヒロは、仏頂面である・・・・。


アキヒロ「・・・・何か・・・楽しくない・・・・」


 この後、しばらくして、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・俺・・・映画監督になるのが・・・夢なんだ・・・・」


 この後、少し、間があく・・・・。


アキヒロ「?・・・・んっ・・・・??」


 この後、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・映画監督になって・・・アイドルばかりの、映画シーンを、変えたい・・・・」


 これを聞いて、アキヒロは、キョトンッ!としてしまう・・・・。


アキヒロ「・・・・そっか・・・・」


カズヤ「・・・・うん・・・だから、俺は、いろいろ勉強中だ・・・・」


 これを聞いて、アキヒロは、安心したように、一息つく・・・・。


アキヒロ「・・・・そっか・・・・♪」


カズヤ「・・・・うん・・・・♪」


 この後、アキヒロは、空を見上げる・・・・。


アキヒロ「・・・・うわぁ~!!♪俺♪何しよっかなぁ~!♪?・・・・」


カズヤ「・・・・何か・・・夢無いと・・・・?」


アキヒロ「夢ねえ♪?」


 この後、アキヒロは、しばらく、深く、考え込む・・・・。


アキヒロ「よく分かんねえや!!♪」


 これを聞いて、カズヤは、深く、ため息をつく・・・・。


カズヤ「・・・・そっか・・・・」


アキヒロ「・・・・とりあえず!俺は!楽しく生きたい!♪・・・・」


カズヤ「それが、一番さ♪」


アキヒロ「だな!!♪」


カズヤ「・・・・ああっ・・・・♪」


 この後、カズヤとアキヒロは、ケラケラと、笑い合っていた・・・・。


【シーン16】

 ここは、とある高校の、体育館倉庫。ここでは、ヨシテルが、1人で、待っていた。やがて、この体育館倉庫に、ヨシテルの待っていた、ナナミが、入って来る・・・・。


ヨシテル「・・・・よっ!よう!♪・・・・」


ナナミ「・・・・よう・・・・」


 顔を合わせた、ヨシテルとナナミだが、2人共、何となく、緊張している・・・・。


ナナミ「・・・・何か・・・よう・・・・?」


ヨシテル「・・・・おっ!・・・おう!♪・・・・」


 ヨシテルとナナミは、やはり、緊張している・・・・。


ヨシテル「・・・・あのさ!♪・・・・」


ナナミ「!んっ!?・・・・」


 この後、ヨシテルは、何だか、照れ臭そうにしている・・・・。


ヨシテル「・・・・俺ら・・・付き合う?・・・・」


 これを聞いて、ナナミは、心中は、ドキッ!とするが、それを、うまく隠している・・・・。このまま、しばらく、間があく・・・・。


ナナミ「・・・・いいよ・・・別に・・・・」


 これを聞いて、ヨシテルは、満面の笑みを、浮かべる・・・・。


ヨシテル「・・・・マジッ!!?・・・・」


 これを聞いて、ナナミは、コクンッ!と頷く・・・・。


ヨシテル「よっしゃぁ~!!♪じゃあ!♪早速♪♪」


 この後、ヨシテルとナナミは、キスを交わし、そのまま、セックスを、始めた・・・・。


【シーン17】

 ここは、とある高校の、校舎内の廊下。大勢の生徒が、行き交う中、カスミとメグミは、前方を、1人歩く、アキヒロの、後ろから、付いて行っていた。カスミとメグミは、ヒソヒソ話で、会話している・・・・。


メグミ「・・・・どう切り出す・・・・?」


カスミ「・・・・どう・・・だろう・・・・?」


 こんな会話をしながら、カスミとメグミは、かなり悩んでいた・・・・。


カスミ「・・・・まず・・・2人の女性と、付き合うってことが、理解できないかもしれない・・・・」


メグミ「・・・・そうよねぇ~・・・・」


カスミ「・・・・うん・・・そこからだな・・・・」


 この後、カスミとメグミは、深く、考え込む・・・・。


カスミ「・・・・とにかく・・・あなたみたいな人・・・私達、2人、どっちにとっても、居ないことを、強調?・・・・」


メグミ「・・・・それで、納得するかなぁ~??・・・・」


カスミ「・・・・しない気がする・・・・」


メグミ「・・・・でしょう??・・・・」


カスミ「・・・・だねぇ~・・・・」


 この後、カスミとメグミは、肩を、ガックリ落とす・・・・。


メグミ「・・・・どうしよう・・・・??」


カスミ「・・・・そうだなぁ~・・・じゃあ♪・・・あえて、真剣じゃ無いふり♪・・・・」


メグミ「・・・・それじゃあ、返って、拒絶しそう・・・・」


カスミ「・・・・だよねぇ~・・・・」


メグミ「・・・・うん・・・・」


 この後も、カスミとメグミは、このことで、真剣に、悩んでいた・・・・。


【シーン18】

 ここは、とある高校の、昼休みの、とある教室の中。ここで、カズヤとカツマサは、大勢の生徒が、おしゃべりしてる中、会話していた・・・・。


カズヤ「・・・・いやぁ~、すごい世界観だったよ・・・『エヴァンゲリオン』・・・・」


 これを聞いて、カツマサは、得意気な笑みを見せる・・・・。


カツマサ「そうですよね?いやぁ~、あれは、イカれてるとしか・・・・」


カズヤ「そうですよ!!・・・・他に、オススメの、萌え系作品は!?・・・・」


カツマサ「他に関しましては、エロゲーを、プレイすることを、オススメします」


 これを聞いて、カズヤは、キョトンッ!としてしまう・・・・。


カズヤ「・・・・エロゲー・・・ですか・・・・?」


カツマサ「はい、萌え文化は、恋愛シミュレーションゲームが、基本ですから・・・・」


カズヤ「・・・・っで・・・エロゲーが、恋愛シミュレーションゲームであると?・・・・」


カツマサ「大半そうですね。違うのもありますが、萌えには、違いありません・・・・」


カズヤ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」


 この後、カズヤは、しばらく、深く、考え込む・・・・。


カズヤ「・・・・っで、エロゲーって、どうやって、手に入れるんですか??・・・・」


カツマサ「PCゲーム専門店にもありますが、一番早い方法は、ネットで、ダウンロードして、手に入れることですね。スマホの、アプリゲームにもありますよ・・・・」


カズヤ「・・・・はあ・・・・」


カツマサ「・・・・まあ、『美少女ゲーム』とか、『ギャルゲー』とかで、検索してみて下さい。見つかりますよ・・・・」


カズヤ「・・・・なるほど・・・やってみます!!・・・・」


カツマサ「うん♪」


 この後、カズヤは、『LINE』の『keepメモ』で、『美少女ゲーム』、『ギャルゲー』の2つの単語を、メモした・・・・。こんなカズヤの様子を、ミヤビが、遠くから、見つめていた・・・・。


ミヤビ「・・・・『萌え文化』とか、嫌い・・・・」


 こんなミヤビの様子を、テツヤが、少し離れた所から、見ていた・・・・。こんなカズヤと、ミヤビの様子を、少し離れた所から、ソフィアが、見ていた・・・・。


ソフィア「・・・・こんな国、日本だけよ・・・・」


 この後、ソフィアとミヤビは、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン19】~この日の放課後、・・・・~

 ここは、ミヤビの通学路。ここを、ミヤビは、カスミとメグミと共に、下校していた。途中で、十字路にかかり、3人それぞれの方向に、分かれて行った・・・・。


ミヤビ「じゃあ!♪また、明日♪」


メグミ「・・・・うん♪・・・・」


カスミ「また明日ぁ~♪♪」


 こうして、ミヤビは、1人で、下校し始めた。こんなミヤビの様子を、テツヤが、ニヤニヤしながら、見ていた。手には、バタフライナイフが、・・・・。


テツヤ「・・・・ミヤビちゃん♪・・・待っててね♪・・・こんな汚れた世の中から、解放してあげるからね♪・・・・」


 この後、テツヤは、ミヤビの跡を、付けて行った。そして、・・・・。


テツヤ「ミヤビちゃぁ~ん!!!♪♪」


 こう言われ、ミヤビは、テツヤの存在に気付く・・・・。


ミヤビ「!!?えっ!!!?何!!?あんたぁ~!?」


テツヤ「・・・・待っててねぇ~♪解放してあげるよぉ~♪♪・・・・」


 ミヤビは、テツヤの、キモい様子に、ゾッ!としてしまう・・・・。


テツヤ「ミヤビちゃぁ~ん♪♪愛してるぅ~♪」


 こう言いながら、テツヤは、バタフライナイフを手に、ミヤビに、襲い掛かる・・・・。


ミヤビ「いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」


 こう言いながら、ミヤビは、ダッシュで、ここから、逃げる・・・・。


テツヤ「待ってええええぇぇぇぇ~♪♪ミヤビちゃぁ~ん♪」


ミヤビ「いやああああぁぁぁぁ~!!!!マジ!!!キモいいいいいぃぃぃぃ~!!」


テツヤ「待ってええええぇぇぇぇ~♪♪」


 こんな、テツヤの前に、ソフィアが現れ、テツヤの、バタフライナイフを、手刀で、叩き落とす・・・・。


テツヤ「・・・・なっ!何だよ!!お前ええぇぇ~!!?」


 この後、ソフィアは、テツヤの、鳩尾を、グーで、殴った・・・・。


テツヤ「・・・・ガハッ!!・・・・」


 テツヤは、このまま、気絶した・・・・。あまりの出来事に、ミヤビは、腰を抜かす・・・・。この後、ソフィアは、ミヤビの方に、近付いて行き、そのまま、ミヤビに、手を差し伸べる・・・・。


ソフィア「・・・・大丈夫・・・・?」


ミヤビ「・・・・えっ・・・・?」


 ミヤビは、まだ、呆然としている・・・・。


ソフィア「・・・・もう、大丈夫だから・・・・」


ミヤビ「・・・・えっ?・・・あっ・・・はい・・・・」


 こう言いながら、ミヤビは、ソフィアの手を掴み、そのまま、立ち上がった・・・・。


ソフィア「・・・・ミヤビちゃんだよね?・・・・」


ミヤビ「!えっ!?・・・・はい・・・そうですけど・・・どうして、私の名を?・・・・」


ソフィア「そりゃあ♪♪アイドルとして、有名だしね♪」


ミヤビ「・・・・ああっ・・・言われてみれば・・・・」


 この後、ソフィアは、咳払いをする・・・・。


ソフィア「・・・・ちょっと、相談したいことが、あるんだけどさ♪・・・・」


ミヤビ「!えっ!?そりゃあ!!助けて貰ったし!相談なら!いくらでも!乗りますよ!」


ソフィア「そっ♪?」


ミヤビ「はい!!もちろん!」


 これを聞いて、ソフィアは、ミヤビに、微笑む・・・・。


ソフィア「・・・・実はね♪ミヤビちゃんと、私で・・・・・」


【シーン20】~次の日、・・・・~

 ここは、とある高校の屋上。ここには、ミヤビと、ソフィアがいて、誰かと、待ち合わせをしていた・・・・。


ミヤビ「いやぁ~♪♪こんな日が、来るなんて♪」


ソフィア「・・・・そりゃ♪良かった♪・・・・」


 ミヤビは、嬉しそうに、無邪気に、ニコニコしていて、ソフィアの方は、人形のように、微笑んでいた・・・・。しばらくして、下の階から、この屋上に、カズヤが、上がって来た・・・・。


カズヤ「・・・・えっと・・・ミヤビちゃんと、ソフィアちゃん・・・だよね♪?・・・・」


ミヤビ「はい♪♪」


ソフィア「・・・・はい・・・・♪」


 この後、カズヤは、咳払いをする・・・・。


カズヤ「?・・・・それで・・・話っていうのは・・・・??」


ミヤビ「はい♪♪それはですねぇ~♪・・・・」


 こう言いながら、ミヤビは、顔を赤くしている・・・・。


カズヤ「・・・・はっはあ・・・・」


 この後、しばらく、静かな時が、流れていく・・・・。


ミヤビ「・・・・わっ私達と♪付き合って下さい♪♪・・・・」


 これを聞いて、カズヤは、あまりの予想外のセリフに、一瞬、耳を疑う・・・・。


カズヤ「?・・・・えっ・・・・??」


 この後、ミヤビは、何だか、恥ずかしそうにしていた・・・・。


カズヤ「・・・・あの・・・今・・・何て・・・・??」


 これを聞いて、ミヤビは、更に、恥ずかしそうにする・・・・。


ミヤビ「・・・・あっ・・・あの♪・・・えっと♪・・・私達2人とぉ~♪♪・・・付き合って欲しいです♪♪・・・・」


 これを聞いて、しばらくして、カズヤは、やっと、状況を、飲み込む・・・・。


カズヤ「・・・・えっと・・・本気??それ・・・・」


ミヤビ「はい!♪本気です♪2人で♪話し合って♪決めましたぁ~♪♪」


 これを聞いて、カズヤは、しばらく、呆然としている・・・・。


カズヤ「・・・・あっ・・・いやっ・・・そりゃあ~♪・・・2人共、美人だし♪・・・気持ちは!♪・・・嬉しいけど♪・・・・」


 これを聞いて、ミヤビは、肩を、ガックリ落とす・・・・。


ミヤビ「・・・・ダメ・・・ですよね・・・・?」


カズヤ「!いやっ!!ダメじゃないよ!」


 これを聞いて、ミヤビは、意外そうな顔をする・・・・。


ミヤビ「・・・・へっ?・・・・」


カズヤ「!あっ!いやっ!気持ちは、嬉しいけど・・・ホントに・・・いいのかなって・・・むしろ、こっちの方が・・・思っちゃって・・・・」


 これを聞いて、ミヤビは、目を、パ~っと、輝かせる・・・・。


ミヤビ「じゃあ!!♪」


カズヤ「いやっ!2人が!!ホントに!それでいいなら!もちろん!!OKだよ!・・・・普通に!・・・・」


 これを聞いて、ミヤビは、目を、更に、輝かせる・・・・。


ミヤビ「やったぁ~!!♪わ~い!♪わ~い!♪」


 こう言いながら、ミヤビは、ピョンピョン、ジャンプしながら、喜んでいた・・・・。カズヤは、何だか、照れ臭くなっていた・・・・。


【シーン21】~次の日、・・・・~

 ここは、次の日の朝の、とある高校の、とある教室の中。大勢のクラスメイトが、楽しく、おしゃべりしてる中、メグミと、ミヤビと、カスミも、楽しく、おしゃべりしていた・・・・。


メグミ「・・・・そっか・・・ソフィアちゃんと、ミヤビちゃんが、カズヤ君と、付き合うことに、なったんだ?・・・・」


ミヤビ「そうなのぉ~♪夢みたぁ~い♪♪」


カスミ「いいなぁ~♪・・・・私達も、アキヒロ君と、そうなりたい・・・・」


ミヤビ「うん!♪分かる!♪・・・・アキヒロ君も、カズヤさんみたいに、理解があれば、いいんだけどね・・・・」


カスミ「・・・・そうなんだよねぇ~・・・ホント・・・・」


メグミ「・・・・うん・・・・」


 この後、メグミ、ミヤビ、カスミの3人は、ほぼ同時に、深く、ため息をついた・・・・。


【シーン22】

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤと、アキヒロは、ダルそうに、座り込んでいた・・・・。


アキヒロ「?・・・・2人と、付き合うことになった・・・・??」


カズヤ「・・・・ああっ・・・それも、ヤリ友とかじゃなくて、恋愛って感じで・・・・♪」


アキヒロ「・・・・ええっ!?・・・・」


 この後、カズヤは、不敵な笑みを、浮かべる・・・・。


カズヤ「・・・・何かさ♪・・・女の子2人も、喧嘩すること無く、仲もいいし。こういう関係なら、2人同時も、いいかもって思ってね♪・・・・」


アキヒロ「・・・・喧嘩することも無く・・・か・・・・」


カズヤ「・・・・うん♪・・・・」


アキヒロ「・・・・ふ~ん・・・・」


カズヤ「真剣は♪真剣なんだぞぉ~♪♪」


アキヒロ「・・・・真剣かぁ~・・・・」


カズヤ「そっ♪♪真剣♪」


アキヒロ「・・・・ふ~ん・・・・」


 こう言いながら、アキヒロも、少し、価値観が、変わったような、表情を見せていた・・・・。


【シーン23】~この日の放課後、・・・・~

 ここは、とある高校の正門。ここで、カスミとメグミは、ドキドキしながら、アキヒロが、来るのを、待っていた・・・・。


メグミ「ミヤビちゃんと!ソフィアちゃんに!できたんだ!!私達だって!」


カスミ「うん!!できる!きっと!!できる!」


 この後も、メグミとカスミは、ドキドキしながら、アキヒロを、待っていた。すると、・・・・。


メグミ「!来た!!」


カスミ「!おっ!!」


 ふと見ると、校舎から、アキヒロが、正門に向かって、歩いて来ているのが、見えた・・・・。


カスミ「・・・・いくよ、メグミちゃん・・・・」


メグミ「・・・・うん・・・・」


 こうして、アキヒロが、正門の方に、差し掛かると、・・・・。


カスミとメグミ「あのっ!!」


アキヒロ「!はっはい!?」


メグミ「・・・・あの・・・えっと・・・そのぉ~・・・・」


 この後、アキヒロは、しばらく、カスミとメグミを、不思議そうに、見つめている・・・・。


カスミ「あのっ!!」


アキヒロ「!はっはい!?」


カスミ「・・・・私達と・・・私達と!付き合ってくれませんか!?」


 これを聞いて、アキヒロに、衝撃が走り、驚きを、隠せない・・・・。


アキヒロ「・・・・えっ・・・・!?」


メグミ「お願いします!!あなたしか!いないんです!」


 これを聞いて、アキヒロは、タジタジになる・・・・。


アキヒロ「・・・・それはぁ~・・・・」


 この後、アキヒロは、カズヤとの、対話を、思い出す・・・・。


【シーン24】~過去のシーン~

 ここは、とある高校の、体育館裏。ここで、カズヤと、アキヒロは、ダルそうに、座り込んでいた・・・・。


アキヒロ「?・・・・2人と、付き合うことになった・・・・??」


カズヤ「・・・・ああっ・・・それも、ヤリ友とかじゃなくて、恋愛って感じで・・・・♪」


アキヒロ「・・・・ええっ!?・・・・」


 この後、カズヤは、不敵な笑みを、浮かべる・・・・。


カズヤ「・・・・何かさ♪・・・女の子2人も、喧嘩すること無く、仲もいいし。こういう関係なら、2人同時も、いいかもって思ってね♪・・・・」


アキヒロ「・・・・喧嘩することも無く・・・か・・・・」


カズヤ「・・・・うん♪・・・・」


アキヒロ「・・・・ふ~ん・・・・」


カズヤ「真剣は♪真剣なんだぞぉ~♪♪」


アキヒロ「・・・・真剣かぁ~・・・・」


カズヤ「そっ♪♪真剣♪」


アキヒロ「・・・・ふ~ん・・・・」


 こう言いながら、アキヒロも、少し、価値観が、変わったような、表情を見せていた・・・・。


【シーン25】~現在のシーン~

 ここは、とある高校の正門。ここで、カスミとメグミは、アキヒロと、向かい合って、立っていた・・・・。


メグミ「・・・・ダメ・・・ですか・・・・?」


 この後、アキヒロは、右手の人差し指で、頬を、ポリポリとかく・・・・。


アキヒロ「・・・・いい・・・よ・・・・」


 これを聞いて、カスミとメグミは、耳を疑う・・・・。


カスミ「・・・・えっ・・・・?」


アキヒロ「・・・・うん・・・何か・・・いいよ・・・うん・・・普通に・・・・」


 これを聞いて、カスミとメグミは、目を輝かせた・・・・。


カスミ「ホントですかぁ~!♪?」


アキヒロ「・・・・うん・・・・」


カスミとメグミ「やったぁ~!!♪」


 こう言いながら、カスミとメグミは、飛び跳ねながら、喜び、アキヒロは、何だか、照れ臭そうに、していた・・・・。

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