シュウ〜愛の戦争〜Ⅴ
『シュウ~愛の戦争~Ⅴ』
シュウ:アキヒロと、幼馴染の普通の、高校生。趣味で、ファンタジー小説を、書いている。『獣人カズヤ』も、その一つだ。
カズヤ:シュウの書いた小説、『獣人カズヤ』の主人公。鎧型の獣人で、闇属性の、気功術の使い手。悪魔に、変身することもできる。
アキヒロ:シュウの幼馴染。勇者が好きで、小さい頃、アンチヒーロー好きの、カズヤと、よく喧嘩になっていた。小さい頃、古いレトロゲーム、『勇者の冒険』で、遊んでいた。
ユウシャ:古いレトロゲーム、『勇者の冒険』の、主人公。勇者の剣、『エクスカリバー』を、所持している。魔法にも、長けている。
コウタ:女とヤることしか、考えてない、不良高校生。よくゲーセンに行き、格闘ゲーム、『デビルファイト』を、していた。愛用キャラは、『アクマ』。
カツマサ:成績優秀な、高校の、優等生。推理物の、小説が好きで、よく『推理探偵物語』を読んでいる。
コゴロウ:『推理探偵物語』の主人公。探偵兼刑事で、交番勤務ながら、様々な事件を、銃の腕前と、鋭い推理力で、解決していく。
アクマ:格闘ゲーム、『デビルファイト』の、登場キャラ。コウタの、愛用キャラで、悪魔独特の力を、使う。羽もあって、空も飛べる。
ミユキ:よくクラブに、遊び歩く、女子高生。女性の、奔放な性生活を、赤裸々に、歌い上げるアーティスト、エリザのファンで、そのアルバムを、よく聞いている。
エリザ:ミユキの、持ってるアルバムから、出て来た守護霊。ミユキの、理想のエリザ像が、具現化されている。戦うことも、できる。
ユカリ:太った体型が、原因で、モテなかった、女子高生。この世の、モテる女の子や、自分を振った、男達を、恨んでいる。
アマゾネス:太った女の子達の、モテなかった、怨念が、集まって、生まれた、守護霊。日本では、男に、モテない太った、女の子だらけだと、生まれる。
ハルカ:勉強のできる、真面目な優等生。レズビアンでもある。映画が好きで、『レズビアンの女神』という映画が、お気に入り。
スズ:『レズビアンの女神』に、登場する、戦うレズビアン。この映画は、ファンタジーで、神の力を、用いて、レズビアンを、助けるという、設定。
マユミ:オタク少女の、女子高生。漫画、『海賊レズビアン・ナミ』が、お気に入り。モテなかった、ユカリに、同情してる。
ナミ:『海賊レズビアン・ナミ』という漫画の、主人公。荒削りながら、剣の達人という、設定だが、その技は、全て、ファンタジック。やはり、漫画。
エリカ:高校の頃、男遊びの、激しかった、女子大生。今は、AV女優をしている。コウタとも、よくセックスしている。
【シーン1】~過去のシーン~
ここは、都会の、とある道。大勢が、行き交う、この道を、ユカリは、1人で、歩いていた・・・・。しばらくして、ユカリは、深く、ため息をつく・・・・。
ユカリ「・・・・誰も、付き合ってくれない・・・・」
こう言いながら、ユカリは、トボトボ、歩いていた・・・・。しばらく、トボトボ、歩いていると、・・・・。
コウタ「そうなんよぉ~!!あのデブ!俺に!告りやがったけんね!!」
聞き覚えのある、この声を聞き、ユカリは、その方向に、振り向く。すると、そこには、エリカと、並んで歩く、コウタがいた・・・・。
エリカ「それ!ヤバいね!?」
コウタ「ヤバいやろ!!?デブのくせに!ぶりっ子で!マジ!!キモかったけんね!」
エリカ「キモぉ~い!!!!」
コウタ「いやっ!痩せろやし!!キメぇ~♪・・・・」
こうして、コウタとエリカは、ゲラゲラと、笑っていた・・・・。これを聞き、ユカリは、泣きながら、この場を、走り去って行った・・・・。
【シーン2】~過去のシーン~
ここは、とある神社の中。ここに、ユカリが、走って、入って来る・・・・。
ユカリ「ちくしょうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅ~っ!!!!」
ユカリは、泣きながら、こう絶叫した・・・・。この後、ユカリは、しばらく、泣き続ける・・・・。
ユカリ「悔しい!!!!」
この後も、ユカリは、しばらく、涙を、ポロポロ、流し続ける・・・・。
ユカリ「・・・・何で・・・何で、私が、・・・振られるの?・・・何で、私を、見てくれないの?・・・私・・・こんなに・・・・」
この後も、ユカリは、涙を、流し続ける・・・・。
ユカリ「うわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ユカリが、悔しさのあまり、こう絶叫する。すると、その悔しい思いから、発せられ、体から、邪気が、放たれる。すると、その邪気が、この神社の、神聖なエネルギーと、混じり合い、一箇所に、集まってくる・・・・。
ユカリ「・・・・えっ・・・・!?」
その集まった邪気が、人の形を、型取り、そこから、ユカリの、怨念の、集まりによる、守護霊、アマゾネスが、生まれる・・・・。
ユカリ「?・・・・あなたは・・・・??」
この後、少し、間があく・・・・。
アマゾネス「・・・・私は、アマゾネス・・・女性の味方・・・・」
これを聞いて、ユカリは、パッ!と、目を輝かせる・・・・。
ユカリ「女性の味方ぁ~♪♪?」
アマゾネス「・・・・そうです・・・・」
これを聞いて、ユカリは、ルンルンな、気分になった・・・・。
【シーン3】~過去のシーン~
ここは、とある高校の、正門前。この正門から、カツマサは、愛読書の、『推理探偵物語』を、読みながら、一人で、下校していた・・・・。
ハルカ「じゃあねぇ~♪♪カツマサさん♪」
カツマサ「はい、さよなら、ハルカさん」
マユミ「じゃあ!♪カツマサさん♪」
カツマサ「はい、さよなら、マユミさん」
こうして、カツマサは、正門から出た・・・・。
カツマサ「・・・・うむ・・・やはり、『推理探偵物語』は、面白いな・・・・」
こうして、カツマサが、『推理探偵物語』を、読みながら、下校していると、・・・・。
カツマサ「!んっ!?」
カツマサが、ふと、目の前を見ると、そこには、ユカリがいた・・・・。
カツマサ「・・・・おやっ、これは、ユカリさん・・・・」
ユカリ「・・・・どうも♪・・・・」
こう言いながら、ユカリは、ニンマリとした、不敵な笑みを、浮かべていた・・・・。
カツマサ「・・・・お付き合いのことでしたら、お断りしたはずですが・・・・?」
これを聞いて、ユカリは、ニヤリと笑う・・・・。
ユカリ「・・・・だから、こうなるの♪・・・・」
カツマサ「!?へっ!??」
カツマサが、怪訝な表情で、こう言うと、こんなユカリの隣に、ユカリの守護霊である、アマゾネスが、現れる・・・・。
カツマサ「?へっ?へっ??」
この後、カツマサの周りが、黒い霧で、覆われる・・・・。
カツマサ「?へっ!?へっ!??」
この後、カツマサは、アマゾネスの発する、黒い霧の、エネルギーに、押さえつけられ、動けなくなり、気絶せず、死なない程度に、ダメージを、与えられる・・・・。
カツマサ「ぎゃああああぁぁぁぁ~っ!!!!」
こう絶叫しながら、カツマサは、倒れる・・・・。こんな、カツマサに、ユカリは、歩いて、近付いていく・・・・。
カツマサ「・・・・まっ・・・待ってくれ・・・ぼっ・・・僕が、・・・何したって・・・言うんだ・・・・?」
ユカリ「・・・・私を振った・・・・」
カツマサ「・・・・振った?・・・いっ・・・いや待て・・・たっ・・・高々失恋だろ?・・・ほっ・・・他に、いい人・・・いると思うよ・・・ねっ♪・・・だから、落ち着いて・・・・」
ユカリ「・・・・他の人も、私を振った・・・・」
カツマサ「・・・・まっ待て・・・おっ落ち着こ・・・ねっ♪・・・・」
ユカリ「・・・・どうでもいい・・・・」
これを聞いて、カツマサは、苦笑する・・・・。
カツマサ「?・・・・へっ・・・・??」
この後、ユカリは、エロそうな目になる・・・・。
ユカリ「・・・・もう♪ヤれればいい♪♪・・・・」
このユカリの、セリフを聞いて、カツマサは、寒気がしてしまう・・・・。
カツマサ「いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」
この後、アマゾネスの、エネルギーによる、黒い霧によって、カツマサの、服は、ビリビリになり、全裸にされ、ユカリの方も、自らの制服を脱ぎ、全裸になる・・・・。
カツマサ「いやっ!!やめて!!頼む!!僕は!!他に!好きな人がああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」
この後、ユカリは、こんなカツマサを、逆レイプした・・・・。
【シーン4】~現在のシーン~
ここは、カツマサの自宅の、カツマサの部屋。ここで、カツマサは、ユカリの事件の、記事の載った新聞を、読んでいた。周囲には、ユカリ関連の、新聞だらけ・・・・。こうして、新聞を、読み終えると、カツマサは、ため息を吐きながら、新聞を、今、座っている、ベッドの上に、置いた・・・・。こうして、カツマサは、自分が、逆レイプされた時のことを、思い出す・・・・。
【シーン5】~過去のシーン~
ここは、とある高校の、正門前。この正門から、カツマサは、愛読書の、『推理探偵物語』を、読みながら、一人で、下校していた・・・・。
ハルカ「じゃあねぇ~♪♪カツマサさん♪」
カツマサ「はい、さよなら、ハルカさん」
マユミ「じゃあ!♪カツマサさん♪」
カツマサ「はい、さよなら、マユミさん」
こうして、カツマサは、正門から出た・・・・。
カツマサ「・・・・うむ・・・やはり、『推理探偵物語』は、面白いな・・・・」
こうして、カツマサが、『推理探偵物語』を、読みながら、下校していると、・・・・。
カツマサ「!んっ!?」
カツマサが、ふと、目の前を見ると、そこには、ユカリがいた・・・・。
カツマサ「・・・・おやっ、これは、ユカリさん・・・・」
ユカリ「・・・・どうも♪・・・・」
こう言いながら、ユカリは、ニンマリとした、不敵な笑みを、浮かべていた・・・・。
カツマサ「・・・・お付き合いのことでしたら、お断りしたはずですが・・・・?」
これを聞いて、ユカリは、ニヤリと笑う・・・・。
ユカリ「・・・・だから、こうなるの♪・・・・」
カツマサ「!?へっ!??」
カツマサが、怪訝な表情で、こう言うと、こんなユカリの隣に、ユカリの守護霊である、アマゾネスが、現れる・・・・。
カツマサ「?へっ?へっ??」
この後、カツマサの周りが、黒い霧で、覆われる・・・・。
カツマサ「?へっ!?へっ!??」
この後、カツマサは、アマゾネスの発する、黒い霧の、エネルギーに、押さえつけられ、動けなくなり、気絶せず、死なない程度に、ダメージを、与えられる・・・・。
カツマサ「ぎゃああああぁぁぁぁ~っ!!!!」
こう絶叫しながら、カツマサは、倒れる・・・・。こんな、カツマサに、ユカリは、歩いて、近付いていく・・・・。
カツマサ「・・・・まっ・・・待ってくれ・・・ぼっ・・・僕が、・・・何したって・・・言うんだ・・・・?」
ユカリ「・・・・私を振った・・・・」
カツマサ「・・・・振った?・・・いっ・・・いや待て・・・たっ・・・高々失恋だろ?・・・ほっ・・・他に、いい人・・・いると思うよ・・・ねっ♪・・・だから、落ち着いて・・・・」
ユカリ「・・・・他の人も、私を振った・・・・」
カツマサ「・・・・まっ待て・・・おっ落ち着こ・・・ねっ♪・・・・」
ユカリ「・・・・どうでもいい・・・・」
これを聞いて、カツマサは、苦笑する・・・・。
カツマサ「?・・・・へっ・・・・??」
この後、ユカリは、エロそうな目になる・・・・。
ユカリ「・・・・もう♪ヤれればいい♪♪・・・・」
このユカリの、セリフを聞いて、カツマサは、寒気がしてしまう・・・・。
カツマサ「いやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」
この後、アマゾネスの、エネルギーによる、黒い霧によって、カツマサの、服は、ビリビリになり、全裸にされ、ユカリの方も、自らの制服を脱ぎ、全裸になる・・・・。
カツマサ「いやっ!!やめて!!頼む!!僕は!!他に!好きな人がああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!!!」
この後、ユカリは、こんなカツマサを、逆レイプした・・・・。
【シーン6】~現在のシーン~
ここは、カツマサの自宅の、カツマサの部屋。ここで、カツマサは、ベッドの上で、考え事を、していた・・・・。
カツマサ「・・・・あのユカリさんの、連れた女は、一体・・・・」
この後も、カツマサは、深く、考え事を、していた。すると、カツマサの、愛読している小説、『推理探偵物語』が、光り出す・・・・。
カツマサ「!?何だ!!?」
この後、この『推理探偵物語』から、コゴロウが、出て来る・・・・。これを見て、カツマサは、固まる・・・・。
カツマサ「・・・・あれっ?・・・あの・・・えっと・・・・」
カツマサは、戸惑いを、隠せない・・・・。
コゴロウ「初めまして、コゴロウです」
カツマサ「!!やっぱり!!!『推理探偵物語』の!!」
コゴロウ「ええっ、そのコゴロウです」
これを聞いて、カツマサは、目を輝かせる・・・・。
カツマサ「ホントに!コゴロウだ!!・・・・信じられない!・・・・」
これを聞いて、コゴロウは、微笑む・・・・。この後、カツマサは、少し、考え込んだ後、コゴロウに、ユカリ関連の、新聞記事を、見せる・・・・。
カツマサ「・・・・実は、分からないことがあって・・・コゴロウ・・・この現象、どう思う・・・・?」
コゴロウ「!んっ!?」
この後、コゴロウは、じっくりと、新聞記事を、読み始める・・・・。しばらく、こうして、読んだ後、コゴロウは、一息つく・・・・。
コゴロウ「・・・・このユカリが、連れている、この守護霊は、アマゾネスだな・・・・」
これを聞いて、カツマサは、怪訝な顔をする・・・・。
カツマサ「・・・・守護霊?・・・アマゾネス??・・・・」
コゴロウ「・・・・そうだ・・・アマゾネスだ・・・ここの伝承にも、なっている・・・・」
これを聞いて、カツマサは、驚きを、隠せない・・・・。
カツマサ「・・・・えっ・・・・!?」
この後、コゴロウは、一息つく・・・・。
コゴロウ「・・・・パソコンは、ネットに、繋がってるだろ・・・・?」
これを聞いて、カツマサは、ハッ!とする・・・・。
カツマサ「そうだ!!ネットで調べれば!!!」
この後、カツマサは、パソコンを、起動し、ネットを、開く・・・・。
カツマサ「・・・・えっと・・・確か・・・『アマゾネス』・・・だったな・・・・?」
コゴロウ「・・・・そうだ・・・・」
こうして、カツマサが、『アマゾネス』で、検索すると、ヒットする・・・・。
カツマサ「!おっ!!出た!!!・・・・『アマゾネス』・・・女性の不満を、晴らすための神・・・女性のために、男性を、懲らしめることもある・・・女性の不満を、晴らす神・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カツマサ「・・・・なるほど・・・僕は、確かに、彼女を振った・・・そのせいか・・・・」
コゴロウ「・・・・恐らく・・・・」
この後、カツマサは、しばらく、深く、考え込む・・・・。
カツマサ「・・・・僕は、彼女は、太ってるし、他に好きな人も、いたから、振った・・・僕に、非があるかもしれない・・・でも、彼女の、起こしてる事件って・・・・」
この後、コゴロウは、深く、ため息をつく・・・・。
コゴロウ「・・・・キッカケは、そうだったかもしれないが、彼女のやってることは、許されることじゃない・・・・」
カツマサ「・・・・その通りだ・・・彼女の暴走を、止めないと・・・・」
こう言いながら、カツマサは、ネットで、調べ物を、続ける・・・・。
カツマサ「・・・・何とか、あの『アマゾネス』を、封印する手段を・・・!あった!!・・・・」
この後、カツマサは、ネットの文章を、読み始める・・・・。
カツマサ「・・・・なになに?・・・『女神神社』の中にある、アマゾネスの銅像に、心の底から、女への懺悔を、示せば、守護霊は、消える・・・か・・・・」
この後、カツマサは、しばらく、深く、考え込む・・・・。
【シーン7】~過去のシーン~
ここは、とある高校の、体育館裏。ここに、ユカリは居て、ここで、誰かを、待っている・・・・。
ユカリ「・・・・まだかな・・・・」
この後、しばらくして、この体育館裏に、カツマサが、姿を現す・・・・。
カツマサ「・・・・!おやっ?随分、待たせたみたいですね・・・・」
これを聞いて、ユカリは、少女のように、照れながら、ニッコリとする・・・・。
ユカリ「・・・・いえっ♪・・・そんな♪・・・・」
この後、カツマサは、一息ついた後、咳払いをする・・・・。
カツマサ「・・・・それで・・・話って・・・・?」
これを聞いて、ユカリは、照れ臭そうにする・・・・。
ユカリ「・・・・実はぁ~♪♪あたしぃ~♪カツマサさんのことぉ~♪・・・・」
これを聞いて、カツマサは、怪訝な顔をする・・・・。
カツマサ「・・・・はい?・・・・」
この後、ユカリは、咳払いをする・・・・。
ユカリ「・・・・カツマサさんのことが♪好きなんです♪♪・・・・」
これを聞いて、カツマサは、意表を、突かれたかのような、表情になる・・・・。このまま、しばらく、間があく・・・・。
カツマサ「・・・・はっ・・・はあ・・・・」
カツマサの方は、こう、気のない返事をする・・・・。この後、ユカリは、恥ずかしそうな、表情になる・・・・。
ユカリ「・・・・付き合って・・・くれませんか・・・・♪?」
これを聞いて、カツマサは、困ったように、呆然としている・・・・。
カツマサ「・・・・まあ・・・僕を好きな気持ちは、・・・率直に言って!・・・嬉しいです。嬉しいのですが!・・・・」
これを聞いて、ユカリは、泣きそうな、表情になる・・・・。
カツマサ「・・・・お断り・・・致します・・・・」
これを聞いて、ユカリは、一粒の涙を流す・・・・。
カツマサ「・・・・他に、好きな人が、いますので、・・・では、・・・・」
こう言いながら、カツマサは、さっさと、この場を、跡にした・・・・。この事で、ユカリは、涙を、ポロポロと、溢れ出た・・・・。
【シーン8】~現在のシーン~
ここは、カツマサの自宅の、カツマサの部屋。ここで、カツマサは、ベッドの上で、深く、考え込んでいた・・・・。そして、カツマサは、一息付き、意を決する・・・・。
カツマサ「・・・・あの時、振ったのが、原因で、こうなったなら、懺悔でも、何でもしよう・・・・」
コゴロウ「・・・・そうですね・・・・」
この後、カツマサは、外へ出かけるため、着替え始めた・・・・。
【シーン9】
ここは、とある住宅街。ここで、ユカリのアマゾネスと、シュウのカズヤは、上空で、激しい剣撃戦を、繰り広げていた・・・・。
シュウ「もうやめるんだ!!!ユカリぃ~!!」
ユカリ「絶対!やめないもん!!」
この後、アマゾネスとカズヤは、鍔迫り合いの状態に、なっていた・・・・。
【シーン10】
ここは、とある神社の中。ここに、カツマサは、ゆっくり、歩いて入って来た・・・・。そして、アマゾネス像の前で、立ち止まる・・・・。
カツマサ「・・・・ここか・・・・」
コゴロウ「・・・・そうですね・・・・」
この後、カツマサは、このアマゾネス像を、しばらく、見つめ続ける・・・・。そして、大きく、一息つく・・・・。
カツマサ「・・・・よしっ!始めるか!!・・・・」
この後、カツマサは、瞳を閉じて、懺悔の念を、このアマゾネス像に、送り始めた・・・・。しばらくして、カツマサは、目を開ける・・・・。
カツマサ「・・・・これで・・・いいのかな・・・・?」
コゴロウ「・・・・ダメみたいです・・・・」
カツマサ「!ダメ!?何でぇ~!!?」
コゴロウ「・・・・私が、消えていない・・・・」
これを聞いて、カツマサは、驚きを隠せず、怪訝な顔をする・・・・。
カツマサ「・・・・えっ!?・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
コゴロウ「・・・・私は、シュウや、アキヒロや、コウタの、守護霊と同じく、アマゾネスとは、反作用の存在・・・もし、ホントに、アマゾネスが、消えたなら、私も、消えてるはず・・・・」
これには、カツマサは、更に、驚く・・・・。
カツマサ「・・・・そんな・・・・」
この後、カツマサは、しばらく、呆然とする・・・・。
カツマサ「・・・・それじゃあ・・・懺悔以外に!何が!?・・・・」
コゴロウ「・・・・お待ち下さい・・・・」
カツマサ「・・・・えっ?・・・あっ・・・ああっ・・・・」
この後、コゴロウは、このアマゾネス像を、見つめ続ける・・・・。
コゴロウ「・・・・分かりました・・・・」
カツマサ「!えっ!?何が??」
コゴロウ「・・・・原因です・・・・」
カツマサ「!えっ!?何が!!原因なの!?」
コゴロウ「・・・・私は、守護霊である、特性を、使って、アマゾネス像に、念で、尋ねました・・・・」
カツマサ「!?そんなことできんのぉ~!!?」
コゴロウ「・・・・守護霊ですので・・・・」
カツマサ「・・・・まあ・・・いいとして、・・・原因は・・・・??」
この後、コゴロウは、ため息をつく・・・・。
コゴロウ「・・・・原因は、どうやら、人数のようです・・・・」
カツマサ「?人数??そんなこと、書いてなかった・・・・」
コゴロウ「・・・・今回の、場合はです・・・・」
これを聞いて、カツマサは、怪訝な顔をする・・・・。
カツマサ「?・・・・今回の・・・場合は・・・・??」
コゴロウ「・・・・ええっ・・・今回の場合は、ユカリさんの、恨みは、あなただけでなく、シュウ君、アキヒロ君、コウタ君にもあるようで・・・・」
カツマサ「!!その3人も!懺悔する必要が!」
コゴロウ「・・・・そういうことです・・・・」
これを聞いて、カツマサは、絶望する・・・・。
カツマサ「・・・・そんな・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カツマサ「・・・・だって・・・アキヒロとコウタは!刑務所だよ!!どうすんの!!?」
コゴロウ「・・・・ふむ・・・・」
この後、コゴロウは、しばらく、考え込む・・・・。
コゴロウ「・・・・ユカリさんって・・・警察にも、止められないんでしたよね?・・・・」
カツマサ「!えっ!?・・・・いやぁ~、そうだけど・・・・」
コゴロウ「・・・・だったら、警察に、ユカリさんを、止める為だとでも言えば・・・・」
カツマサ「!警察も!協力する!!」
コゴロウ「その通り♪」
カツマサ「よしっ!その線で行こ!!」
コゴロウ「ですね♪」
カツマサ「よしっ!早速行くぞ!!」
コゴロウ「はい」
こうして、カツマサとコゴロウは、この神社を、跡にした・・・・。
【シーン11】
ここは、とある住宅街。ここで、アマゾネスとカズヤは、互いが互いに、剣での、突きを繰り出し、相打ちとなり、互いに、消えた・・・・。
ユカリ「くそっ!覚えてなさいよ!!」
シュウ「止めてやる!!何度でもな!」
こうして、ユカリは、この場から、走って逃げ去った・・・・。
シュウ「・・・・全く・・・・」
カツマサ「・・・・シュウ君!!・・・・」
こう言われ、シュウは、声の聞こえて来た方に、振り向くと、そこには、走って来てる、カツマサの、姿があった・・・・。
シュウ「カツマサさん・・・・」
カツマサ「丁度よかった!シュウ君!一緒に来てくれ!!」
シュウ「!えっ!?」
カツマサ「事情は!走りながら!!話す!」
シュウ「!えっ!?あっ!はい!」
こうして、カツマサとシュウは、走って、刑務所に、向かった・・・・。
【シーン12】
ここは、とある刑務所。ここの入り口に、シュウとカツマサは、走って来た・・・・。
カツマサ「・・・・入るぞ・・・・」
シュウ「・・・・はい・・・・」
この後、カツマサとシュウは、この刑務所に、入った・・・・。
【シーン13】
ここは、とある刑務所の中。ここに、シュウとカツマサは居て、看守に、事情を、説明していた・・・・。
シュウ「信じて下さい!!ユカリを!無力化できるかも!!しれないんです!」
この後、この看守は、しばらく、考え込む・・・・。
看守「・・・・いいでしょう・・・何度も、ユカリを止めた、ヒーローの言うことだ・・・信じましょう・・・・」
これを聞いて、シュウとカツマサは、満面の笑みを、浮かべる・・・・。
シュウとカツマサ「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
こうして、シュウとカツマサは、この看守と共に、更に、奥の方に、入って行った・・・・。
【シーン14】~数時間後、・・・・~
ここは、とある神社の中。ここに、シュウ、アキヒロ、コウタ、カツマサの4人は、ゆっくり、歩いて来た・・・・。
コウタ「・・・・懺悔か・・・・」
アキヒロ「・・・・何か・・・俺達の、やったことが、とんでもないことを、招いてしまったな・・・・」
シュウ「・・・・俺も、正直、デブって、理由で、振ったし・・・・」
アキヒロ「・・・・それっ・・・・」
コウタ「・・・・俺も・・・・」
この後、シュウ、アキヒロ、コウタ、カツマサの4人は、横に並んで、アマゾネス像の、前に立った・・・・。
カツマサ「・・・・始めましょう・・・・」
シュウ「・・・・ああっ・・・・」
アキヒロ「・・・・そうやね・・・・」
コウタ「・・・・だなっ・・・・」
この後、シュウ、アキヒロ、コウタ、カツマサの4人は、瞳を閉じて、懺悔の念を、このアマゾネス像に、送り始めた・・・・。そして、・・・・。
コゴロウ「・・・・お別れのようだな・・・・」
カズヤ「・・・・ああっ・・・・」
ユウシャ「・・・・そうだな・・・・」
アクマ「・・・・だな・・・・」
このセリフと共に、コゴロウ、カズヤ、ユウシャ、アクマの姿が、薄くなっていく・・・・。
カズヤ「・・・・じゃあな・・・・」
シュウ「・・・・じゃあ・・・・」
ユウシャ「・・・・さよなら・・・アキヒロ君・・・・」
アキヒロ「・・・・さよなら・・・・」
アクマ「・・・・じゃあ・・・・」
コウタ「・・・・じゃあ・・・・」
コゴロウ「・・・・さよなら・・・カツマサ君・・・・」
カツマサ「・・・・さよなら・・・・」
こうして、コゴロウ、カズヤ、ユウシャ、アクマは、姿を消した・・・・。
シュウ「・・・・俺・・・体型で、人を、判断するのを、やめるよ・・・・」
アキヒロ「・・・・俺も・・・・」
コウタ「・・・・俺も・・・・」
カツマサ「・・・・僕も・・・・」
こうして、シュウ、アキヒロ、コウタ、カツマサは、スッキリした気持ちで、このアマゾネス像を、眺めていた・・・・。
【シーン15】~同時刻、・・・・~
ここは、ユカリの自宅の、ユカリの部屋。ここでも、ユカリの守護霊である、アマゾネスは、すっかり、消えてしまった・・・・。
ユカリ「・・・・消えちゃった・・・・」
この後、ユカリは、涙を流した・・・・。
ユカリ「・・・・さよなら・・・アマゾネス・・・今まで・・・ありがとう・・・・」
こうして、ユカリは、涙を、拭った・・・・。