アイドルとセクシー女優の狭間
『アイドルとセクシー女優の狭間』
シオネ:17歳。小さい頃に、アイドルの経験がある。高校には、通っていない。
ミユキ:女子高生AV女優。頭がいいため、勉強を、バカバカしく思って、授業を、よくサボる。
カナエ:演劇部所属の、女子高生。頭の中、演劇のことばかり。
カズヤ:オカルト趣味の、映画命の、大学生。映画研究部に、所属している。
ソフィア:インド人とハーフの、女子高生。歌うことが、大好き。
サナエ:演劇部所属だが、好きなのは、映画である、女子高生。
フタバ:現役の女子大生で、映画研究部員。
ショウ:元映画研究部員であった、AV監督。
【シーン1】~過去のシーン~
ここは、とあるライブ会場。ここで、小学生のながら、アイドルとして、活動する、シオネのライブが、行われていた・・・・。
シオネ「皆さん♪♪いつも♪私、シオネのライブに♪お越し頂き♪ありがとうございます♪♪」
客①「おお~!!♪シオネちゃぁ~ん!♪」
客②「愛してるよぉ~!♪シオネちゃぁ~ん!!♪」
客③「シオネちゃぁ~ん!♪かわいいぃ~!♪♪」
客④「こっち向いてぇ~♪♪シオネちゃぁ~ん!♪」
シオネ「ありがとうございます♪♪・・・・実は、シオネ・・・発表しなければ、ならないことがあります・・・・」
全客達「なぁ~にぃ~♪♪?」
この後、シオネは、咳払いをする・・・・。
シオネ「・・・・実はぁ~、私、シオネはぁ~、アイドルを、卒業することに、しました♪・・・・」
この後、このライブ会場内が、騒つく・・・・。
客①「・・・・アイドル卒業・・・・?」
客②「・・・・シオネちゃんが・・・卒業・・・・?
客③「・・・・シオネちゃん・・・アイドル辞めちゃうの・・・・?」
客④「・・・・そんな・・・僕らのシオネちゃんが・・・・?」
シオネ「・・・・理由は♪♪・・・まあ、色々あるんですけど♪・・・アイドル以外に♪目標を♪見つけたからです♪♪・・・・」
全客達「ええぇぇ~!!!!」
シオネ「・・・・でも♪♪・・・みんなが♪寂しくならないように♪心に♪♪シオネが♪いつまでも、いるように♪今日のライブを♪・・・シオネのラストライブを♪楽しんでって下さい♪♪」
客①「おお~!!!シオネちゃぁ~ん!!」
客②「いなくなるのは!!寂しいけど!応援してるよぉ~!」
客③「シオネちゃんは!僕らの!天使だぁ~!!」
客④「僕らは!♪忘れないよぉ~!!♪心に!シオネちゃんを!刻むよぉ~!!」
シオネ「・・・・ありがとうございます♪♪・・・それじゃあ♪♪次の曲♪いってみよう♪♪」
全客達「おおおおぉぉぉぉ~っ!!!!」
こうして、このライブは、最高の、盛り上がりを、見せていた・・・・。
【シーン2】~現在のシーン~
ここは、とあるクラブ。17歳になった、シオネは、現在の遊び仲間の、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエ達と共に、踊り狂っていた・・・・。そして、それぞれが、目当ての男を、誘惑して誘い、お持ち帰りする・・・・。
【シーン3】
ここは、クラブ内の、トイレ。ここに、シオネは、誘惑した、イケメン男性と、キスを、繰り返しながら入り、互いが互いの服を、脱がせていき、そのまま、セックスを、始めた・・・・。
【シーン4】~後日、・・・・~
ここは、とあるファミレス。ここの、テーブルの一つに、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエの5人は、楽しく会話しながら、料理を食べていた・・・・。
シオネ「いやっ!アイドルって言ってもさぁ~、小学校時代のことだから!」
サナエ「・・・・っで!ロリコンファンが、キモくて、辞めたんだ♪」
シオネ「それぇ~!!だって!ロリコンファンに!尽くしたくないもん!!」
ミユキ「・・・・分からなくはないかも・・・・」
ソフィア「・・・・確かに・・・・」
シオネ「でしょう!?小学校の頃は!何も分からず!笑顔で!手を振ってたけど!ロリコンのファンの笑顔が!キモくなってきてさぁ~!!」
カナエ「・・・・正直、小学生に、発情するとか、キモい・・・・」
サナエ「・・・・分かるわ・・・パパ活してくる奴の方がマシ・・・・」
シオネ「ホンット!!それ!・・・・今、思い出すと、キモい・・・・」
サナエ「小学生なのにねぇ~!!?」
ミユキ「・・・・処女好きなだけよ・・・ただの美化思考・・・・」
カナエ「・・・・それっ・・・・」
ソフィア「・・・・こんな国、日本だけよ・・・・」
サナエ「・・・・同じ日本人として、恥ずかしい・・・・」
カナエ「・・・・確かに・・・・」
ミユキ「・・・・どうでもいい・・・AV男優の方がマシよ・・・・」
ソフィア「・・・・それっ・・・・」
この後、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエの5人は、ほぼ同時に、呆れたように、深く、ため息をついた・・・・。
【シーン5】
ここは、とある大学の側の、とある道。ここで、カズヤは、同じ映画研究部員の、フタバを、被写体に、自主制作映画の、撮影を行なっていた・・・・。
カズヤ「はいっ!♪カットぉ~!!♪クランクアぁ~ップ!!♪」
フタバ「お疲れ様でした♪」
カズヤ「お疲れ様♪♪今回も♪いい物になりそうだ♪」
こう言いながら、カズヤは、撮影機材を、片付けてる・・・・。
フタバ「それじゃあ♪♪部室に行ってますね♪」
カズヤ「おうっ!!♪」
こうして、フタバは、この場を、跡にした・・・・。
【シーン6】
ここは、とあるAVスタジオ。ここでは、 AV女優の、ミユキがいて、AV監督を、ショウが、務めていた・・・・。
ショウ「・・・・じゃあ・・・3P撮影・・・いってみようか・・・・」
ミユキ「・・・・分かりました・・・・」
この後、ミユキと、2人のAV男優が、スタンバイする・・・・。
ショウ「・・・・じゃあ・・・撮影・・・スタート・・・・」
こうして、ミユキと、2人のAV男優による、3P撮影が、スタートした・・・・。
【シーン7】
ここは、とある高校の、放課後の、視聴覚室。ここは、この高校の、演劇部の、活動拠点になっていて、カナエとサナエを含め、6人の部員で、活動していた・・・・。
部長「よしっ!!今日の活動は!終了!!」
全演劇部員「お疲れ様でした!!ありがとうございました!!」
こう言いながら、全演劇部員達は、お辞儀をした・・・・。
部長「解散!!!」
こうして、この日の、部活は、終了した・・・・。
サナエ「・・・・行こっか♪?・・・・」
カナエ「そうやね♪♪」
こうして、カナエとサナエは、一緒に、この視聴覚室を出た・・・・。
【シーン8】
ここは、とある高校の、通学路。大勢の生徒が、下校する中、カナエとサナエも、一緒に、下校していた・・・・。
カナエ「・・・・映画ねぇ~・・・・」
サナエ「・・・・うん・・・演劇もいいけど、やっぱ、映画かな・・・だから、大学じゃあ、映画のサークルに入るよ・・・・」
この後、カナエは、一息つく・・・・。
カナエ「・・・・そっか・・・・」
サナエ「・・・・カナエちゃんは、やっぱ、演劇続ける?・・・・」
カナエ「・・・・うん・・・うちは、演劇命やけん・・・・」
サナエ「・・・・ああっ・・・確かに、それが、カナエちゃんらしいね♪・・・・」
カナエ「やね♪♪」
サナエ「うん♪♪」
この後、カナエとサナエは、互いに、無邪気に、ケラケラと、笑い合っていた・・・・。
【シーン9】
ここは、とある都会の、街中。ここに、シオネは、ジュースを飲みながら、立っていた。すると、・・・・。
ショウ「・・・・やあっ、シオネちゃん・・・・」
こう言いながら、ショウは、シオネの方に、近付いて行く・・・・。
シオネ「・・・・あっ、・・・ショウさん・・・・」
こう言いながら、シオネは、ショウの方に、振り向く・・・・。
シオネ「・・・・また、AVへの、お誘いですか・・・・?」
ショウ「・・・・まあね♪・・・・」
こう言いながら、ショウは、苦笑する・・・・。
シオネ「・・・・出ませんよ・・・・」
ショウ「・・・・そう言わないでさぁ~♪・・・・」
ショウは、苦笑い気味に、こう言う・・・・。この後、シオネは、一息つく・・・・。
シオネ「・・・・前も、言いましたけど、今は、遊びたい気分なんです・・・・」
ショウ「遊べば、いいじゃなぁ~い♪?」
この後、シオネは、深く、ため息をつく・・・・。
シオネ「・・・・まだ、セックスを、仕事にしたくないんです・・・・」
ショウ「まだぁ~??」
シオネ「・・・・はい・・・・」
ショウ「サナエちゃんは、『高校卒業したら、お世話になります』って言ってたよ♪」
シオネ「・・・・それは、聞いてます・・・・」
ショウ「あっ、聞いてたか」
シオネ「・・・・はい・・・・」
この後、ショウは、しばらく、考え込む・・・・。
ショウ「!!あっ!サナエちゃんと!同じ時期なら!♪どう♪?」
シオネ「・・・・考えときます・・・・」
ショウ「お願ぁ~い♪♪」
この後、シオネは、ため息をつく・・・・。
シオネ「・・・・はい・・・・」
この後、ショウは、ニコニコしながら、この場を、去ろうとする・・・・。
シオネ「・・・・今は、遊びたい気分なんで、急かさないで下さい・・・・」
ショウ「はいよ♪♪」
こう言いながら、ショウは、この場を、去って行った・・・・。
シオネ「・・・・AVか・・・・」
この後、しばらくして、シオネは、深く、ため息をついた・・・・。
【シーン10】
ここは、映画研究部の、部室の中の、編集室。ここのパソコンで、カズヤは、編集をしていた。この部屋のソファーでは、フタバが、小説を、読んでいた・・・・。
カズヤ「・・・・そうか、・・・ショウさんから・・・・」
フタバ「・・・・うん・・・AV女優にならないかって・・・・」
カズヤ「・・・・そっか・・・・」
フタバ「・・・・うん・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カズヤ「・・・・っで、フタバちゃんは、どうするつもりなの?・・・・」
フタバ「私!?」
カズヤ「・・・・うん、まあ・・・・」
フタバ「私の方は、満更でもないかなって・・・・」
カズヤ「!何で!?」
フタバ「・・・・正直・・・ブラックに勤めるより、いいかもって・・・・」
カズヤ「・・・・ああね・・・・」
フタバ「・・・・うん、まあ・・・・」
この後も、しばらく、間があく・・・・。
フタバ「・・・・カズヤさんは・・・・?」
カズヤ「!んっ!?俺??」
フタバ「・・・・うん、まあ・・・・」
この後、カズヤは、しばらく、考え込む・・・・。
カズヤ「・・・・俺、先のこと、何も、考えてないんだよね・・・・」
フタバ「・・・・だったら、ショウさんと、同じ道で、いいんじゃない?・・・・」
カズヤ「・・・・そうかなぁ~・・・・?」
フタバ「・・・・うん・・・・」
カズヤ「・・・・ああ~っ・・・・」
こう言いながら、カズヤは、再び、深く、考え込む・・・・。
カズヤ「・・・・まあ、・・・先のことは、分からないけど、・・・とりあえず、映画は、撮り続けたいかな・・・・」
これを聞いて、フタバは、無邪気に笑う・・・・。
フタバ「それが、カズヤらしくて、いいと思う♪」
これを聞いて、カズヤも、無邪気な笑みを見せる・・・・。
カズヤ「だよな♪?」
フタバ「うん♪♪」
こうして、カズヤとフタバは、無邪気に、笑い合っていた・・・・。
【シーン11】
ここは、とあるファミレス。ここの、テーブルの一つに、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエの5人は、楽しく会話しながら、料理を食べていた・・・・。
ミユキ「・・・・なるほどね・・・みんなに、声かけてるんだ・・・・」
サナエ「そうみたいやねぇ~♪」
シオネ「・・・・っで、サナエちゃんは、高校卒業したら、OKなんだ?・・・・」
サナエ「まあねぇ~♪♪」
カナエ「・・・・あたしも、AV女優しようかなぁ~・・・・」
ソフィア「・・・・あたしも、考えてた・・・・」
シオネ「みんな!!そうなの!?」
カナエ「・・・・うん、まあ・・・・」
ソフィア「・・・・正直、細かいこと、苦手だし・・・・」
サナエ「楽なんよ!!体売るだけの方が!」
シオネ「・・・・そっか・・・みんな、そうなら、あたしも、そうしよっかなぁ~・・・・?」
ミユキ「・・・・うん、ブラックに勤めても、キツイだけよ。AVの方が、オススメ・・・・」
サナエ「経験者は、語るだね♪」
カナエ「ホントホント♪」
ソフィア「・・・・カメラの前で、セックスは、恥ずかしいけど、キツイよりは、いいかも・・・・」
シオネ「・・・・みんなが、行くなら・・・・」
ミユキ「そうしなよ♪正直、仲間が増えて、嬉しいし♪・・・・」
サナエ「・・・・じゃあ♪・・・みんな♪・・・卒業したら、デビューだね♪・・・・」
シオネ「だね!♪」
ソフィア「・・・・うん・・・・」
カナエ「そうやね♪♪」
この後、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエの5人は、ケラケラと、無邪気に笑っていた・・・・。
【シーン12】~2年後、・・・・~
ここは、とあるAVスタジオ。ここでは、 現在、AV女優の、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエがいて、更に、フタバを加えた、6人と、AV男優6人の、乱交セックスの撮影を、ショウ監督の元で、行なっていた・・・・。
ショウ「いいねいいねぇ~♪その調子その調子♪♪・・・・」
こうして、12Pの、乱交セックスの撮影は、順調に、進んでいった・・・・。
【シーン13】
ここは、とあるファミレス。ここの、テーブルの一つに、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエ、フタバの6人は、楽しく会話しながら、料理を食べていた・・・・。
シオネ「・・・・結局、みんな、AV女優になっちゃったね・・・・」
ミユキ「・・・・そうね・・・・」
カナエ「・・・・新しい仲間もできたし・・・・」
フタバ「・・・・いやぁ~♪・・・・」
ソフィア「・・・・でも、世間の目は、冷たいね・・・・」
サナエ「しょうがないやぁ~ん、AV女優なんやけぇ~ん・・・・」
ソフィア「・・・・まあね・・・・」
シオネ「・・・・でも、世間の目を気にして、アイドルしよっても、ちょっとね・・・アイドルファン、キモい・・・・」
サナエ「・・・・結局は、そこに、落ち着くよね?・・・実際・・・・」
ミユキ「・・・・まあね・・・・」
フタバ「・・・・カズヤさんも、ショウさんと、同じ道来れば、いいのに・・・どうせ、世間体、気にしても、思った映画、できんのに・・・・」
シオネ「?カズヤさん??」
ミユキ「・・・・例の、ショウさんの、後輩ね・・・・」
フタバ「そうです」
シオネ「ああね♪♪」
サナエ「もう♪夢なんて!♪バカバカしいよねぇ~!♪」
この後、シオネ、ミユキ、カナエ、ソフィア、サナエ、フタバの6人は、下品に、ゲラゲラと、大声で、笑っていた・・・・。
【シーン14】
ここは、とあるコンビニの、バイトの、面接室。ここでは、カズヤが、バイトの面接に、来ていたのだが、・・・・。
面接官「・・・・結果は、後日、連絡します。一週間で、電話が無ければ、落ちたと、思って下さい・・・・」
カズヤ「・・・・はい、では、失礼します・・・・」
面接官「・・・・はい・・・・」
この後、カズヤは、この面接室を出た・・・・。
【シーン15】
ここは、とある都会の、大通り。大勢の人が、行き交う、この大通りを、カズヤは、一人で、歩いていた。すると、カズヤのスマホが鳴る・・・・。
カズヤ「!!バイト先!!?」
こう思い、スマホで、相手を、確認するが、相手は、先輩の、ショウであった・・・・。
カズヤ「・・・・へっ?・・・ショウ先輩??・・・・」
この後、カズヤは、少しの間、怪訝な顔をした後、電話に出る・・・・。
カズヤ「・・・・もしもし・・・・」
ショウ「おう!♪カズヤか!♪?」
カズヤ「・・・・はい、そうです・・・・」
ショウ「最近、どうしてる?」
カズヤ「・・・・バイト探してる所です・・・・」
ショウ「そうか、なら、ウチ来ない??」
カズヤ「・・・・へっ?・・・ショウさんの所って、確か・・・・」
ショウ「AV事務所やけど」
カズヤ「・・・・ですよね・・・・?」
ショウ「まあな♪」
カズヤ「・・・・はあ・・・・」
こう言いながら、カズヤは、しばらく、考え込む・・・・。
カズヤ「・・・・さっき、バイトの面接、行って来た所で、・・・その結果次第で、伺うかも、しれません・・・・」
ショウ「そうか!!分かった!お前なら、歓迎やけん」
カズヤ「・・・・はあ・・・・」
ショウ「じゃっ!そういうことで!♪」
カズヤ「・・・・お疲れ様です・・・・」
ショウ「おう!」
この後、通話が切れた・・・・。
カズヤ「・・・・AV企業か・・・・」
この後、カズヤは、深く、ため息をつきながら、再び、歩き始めた・・・・。
カズヤ「・・・・映画監督なんて、夢のまた夢だったのかもね・・・・」
こう言いながら、カズヤは、意気消沈していた・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「いつから、日本は、こんな夢のない国に、なってしまったんだろう?AV業界に、仕方なく、身を置かなければ、生活もできない者が、ほとんどの、こんな国に。表では、アイドル業界。裏は、AV業界。女性に頼らなければ、売上も、厳しく、そのクセ、女性の権利はない。ガムシャラに、夢の追えた日々を、返して欲しい。青春の日々を、返して欲しい。明るい未来を、返して欲しい・・・・」