文武大戦
『文武大戦』
カズヤ:趣味で、自主制作映画を、撮っている、会社員。
セイジ:アマチュアで、舞台俳優をしている、フリーター。
ヨウイチ:音大出身の、現代音楽作曲家。
ソフィア:事務所に、所属している、ミュージカル女優。
ハルカ:事務所に、所属している、舞台女優。
メグミ:小説が好きな、OL。芸術全般が好き。
アキヒロ:カズヤと、幼馴染みの、剣道選手。ヒーローが、大好き。
マサト:プロボクサーの、男性。
ユカリ:スポーツ選手が、大好きな、女性。
ナナミ:女子バスケ選手の、女性。
ショウ:元自主制作映画監督だが、今は、AV監督を、している男性。
コウタ:何をやらせても、こなしてしまう、男性で、現在は、AV男優をしている。
サナエ:元自主制作映画監督の、女性で、現在は、AV女優をしている。
ミユキ:不真面目でも、何でも、こなしていた女性。現在は、AV女優をしている。
【シーン1】~過去のシーン~
ここは、とある小学校の、中庭。ここで、カズヤと、アキヒロは、殴り合いの、大喧嘩をしていた・・・・。
アキヒロ「何で!!正義のヒーロー!好きにならんとよ!!?」
カズヤ「そんなん!!人の勝手やん!そんなことで!!殴りかかって来んな!!!」
アキヒロ「何でよ!!?何でよ!!?何でよ!!??」
カズヤ「人には!!人の!趣味がある!!!」
こうして、カズヤとアキヒロの、殴り合いの大喧嘩は、続いていった。すると、・・・・。
ユカリ「こらっ!!」
こう言いながら、ユカリは、カズヤとアキヒロに、ゲンコツをする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ!!?・・・・」
アキヒロ「痛っ!!何するとよぉ~!?」
ユカリ「2人共!!良い加減!仲直りしなさい!!!」
カズヤ「いやっ!殴りかかって来るのは!向こうの方やし!!」
アキヒロ「だって!!正義のヒーロー!好きにならんもん!!」
カズヤ「だから!言いよろう!?俺は!アンチヒーロー派って!そんなん!人の自由やん!!」
アキヒロ「アンチヒーローの!どこがいいとよ!!?」
カズヤ「世の中の、裏も表も、知っている。それ故、真に、正義を貫ける。だからよ♪」
アキヒロ「意味分からぁ~ん!!」
カズヤ「・・・・俺・・・アンチヒーロー好きって、言っただけやし、お前の、ヒーロー否定してないし、何が悪いと?・・・・」
アキヒロ「アンチヒーローの!どこが!!いいとよ!」
カズヤ「・・・・何回言っても、分からんのやね・・・大人になったら、分かるっちゃない?・・・・」
アキヒロ「ヒーロー!バカにするな!!」
こう言いながら、アキヒロは、カズヤに、殴り掛かろうとするが、その前に、ユカリが、アキヒロに、ゲンコツする・・・・。
アキヒロ「何するとよぉ~!!?」
ユカリ「とにかく!!2人共!互いに!謝りなさい!!」
カズヤ「はあぁ~っ!!?先に!殴られたの!俺の方やし!」
アキヒロ「ヒーロー!!バカにするやん!」
ユカリ「とにかく!謝って!!2人共!」
アキヒロ「嫌ぁ~!!」
カズヤ「俺も!!」
この様子に、ユカリは、イライラする・・・・。
ユカリ「・・・・もうっ!!・・・・」
こうして、カズヤとアキヒロは、互いが互いを、睨み合っていた・・・・。
【シーン2】~過去のシーン~
ここは、とある大学の、『映画研究部』というサークルの、部室の、自主制作映画の、編集室。ここで、カズヤ、ショウ、サナエの3人は、それぞれのパソコンで、それぞれの、自主制作映画の、編集作業をしていた・・・・。
カズヤ「・・・・どんな感じですか・・・・?」
サナエ「・・・・ボチボチ・・・・」
ショウ「・・・・うん・・・・」
カズヤ「・・・・そっか・・・・」
ショウ「・・・・カズヤは・・・・?」
カズヤ「・・・・俺も、ボチボチ・・・・」
ショウ「・・・・そっか・・・・」
カズヤ「・・・・うん・・・・」
この後も、カズヤ、ショウ、サナエの、パソコンでの、自主制作映画の、編集作業は、続いていった・・・・。
【シーン3】~現在のシーン~
ここは、カズヤの自宅。ここで、カズヤは、自宅のパソコンで、とある企業の、リモートワークを、こなしていた・・・・。そのうち、カズヤは、仕事疲れで、深く、ため息をついていた・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「・・・・俺の名は、カズヤ。アンチヒーロー好きで、大学では、元『映画研究部』部員で、自主制作映画を、撮っていた・・・・」
【シーン4】
ここは、とある都会の街の、とある公園。ここに、カズヤ、セイジ、ソフィア、ハルカ、メグミの5人は、カズヤの、自主制作映画の、撮影に、臨んでいた・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「現在では、舞台俳優を、アマチュアでしている、セイジ。ミュージカル女優の、ソフィア。舞台女優の、ハルカ。小説好きのOL、メグミと共に、自主制作映画を、撮り続ける、活動をしている・・・・」
【シーン5】
ここは、ヨウイチの自宅。ここで、ヨウイチは、自らの、パソコンを使って、作曲をしていた・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「俺の映画の、作曲は、音大出身で、現代音楽作曲家の、ヨウイチが、手がけている・・・・」
【シーン6】
ここは、とある居酒屋。ここの、飲みの席で、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの6人は、それぞれ、飲みの席に、着いていた・・・・。
セイジ「それじゃあ!!映画の!完成を祝って!乾杯!!♪」
全員「乾杯!!♪♪」
こうして、カズヤの、自主制作映画の、完成を祝って、打ち上げが、始まった・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「俺の映画の完成後は、もちろん、打ち上げ。毎回そうだ・・・・」
【シーン7】
ここは、カズヤの自宅。ここの自分の部屋で、カズヤは、パソコンを通じて、サブスクを利用して、映画を見ていた・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「俺は、映画が好きで、自主制作映画を、撮っている。だから、家でも、こうして、サブスクで、映画三昧の、日々を過ごしている・・・・」
【シーン8】~とある日、・・・・~
ナレーション(カズヤの声で)「そんな、ある日・・・・」
ここは、カズヤの自宅。この日は、休日で、カズヤは、昼ぐらいに、目を覚ました・・・・。
カズヤ「・・・・いやぁ~♪やっぱ、アンチヒーロー物の映画は、最高だよなぁ~♪♪・・・・」
こうして、カズヤは、ベッドから、起き上がり、リビングの方に向かい、昼ごはんとして、インスタントラーメンを、作り始めた。やがて、そのインスタントラーメンが、出来上がる・・・・。
カズヤ「・・・・よしっ♪♪頂きまぁ~す♪・・・・」
こうして、カズヤは、インスタントラーメンを、食べ始める・・・・。
カズヤ「・・・・うん♪♪やっぱ♪ラーメンは♪うまいね♪♪」
こうして、しばらくして、カズヤは、このラーメンを、食べ終わる・・・・。
カズヤ「・・・・うん♪♪ご馳走様♪・・・・」
こうして、カズヤは、ラーメンを食べた、どんぶりを、台所に、持って行った・・・・。こうして、また、サブスクで、映画を見ようと、パソコンの方に、向かうと、・・・・。
ユカリ「・・・・カズヤ君・・・・」
急に、窓の外から、ユカリの声が、聞こえて来る・・・・。
カズヤ「!?えっ!!?」
それに反応し、カズヤは、窓の方に向かい、窓を開け、その窓から、外を見る。だが、そこには、誰も居ない・・・・。
カズヤ「・・・・気のせいかな・・・・」
ユカリ「・・・・違うよ・・・・」
カズヤ「!えっ!?」
再び、ユカリの声が、聞こえて来て、カズヤは、再び、その方向を見る。だが、やはり、そこには、誰も居ない・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・・?」
ユカリ「霊能力を、信じて!」
今度は、ユカリの声が、目の前から、聞こえて来る。だが、そこには、誰も居ない・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・・!?」
この後、カズヤは、しばらく、呆然とする・・・・。
カズヤ「・・・・えっ?・・・ユカリ??・・・霊能力??・・・えっ??・・・・」
ユカリ「そうよ!霊能力よ!カズヤ君!!」
この後、カズヤは、驚きを、隠せない・・・・。
カズヤ「!?ええ~っ!!?」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・幻聴?・・・・」
ユカリ「違うよ!霊能力よ!!」
これを聞いて、カズヤは、更に、驚く・・・・。
カズヤ「・・・・えっ?・・・霊能力って・・・・」
この後、ユカリの、深い、ため息が、聞こえて来る・・・・。
ユカリ「・・・・カズヤ君・・・今、何やってる?・・・・」
カズヤ「・・・・えっ?・・・何って??・・・・」
この後も、ユカリの、深い、ため息が、聞こえて来た・・・・。
ユカリ「・・・・カズヤ君・・・今は、サラリーマン収入で、自主制作映画を、撮ったり、サブスクで、映画見る毎日だよね?・・・・」
カズヤ「・・・・まあ・・・そうだけど・・・・」
ユカリ「・・・・それ・・・やめて欲しい・・・・」
これを聞いて、カズヤは、耳を疑う・・・・。
カズヤ「・・・・はっ!!?・・・・」
この後も、ユカリの、深い、ため息が、聞こえて来る・・・・。
ユカリ「・・・・カズヤ君・・・昔は、アキヒロと、殴り合いの喧嘩ばかり、してたよね・・・・?」
カズヤ「・・・・えっ?・・・まあ・・・ね・・・・」
ユカリ「あの頃の!!カズヤ君が好き!」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ!!?・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カズヤ「・・・・いやっ・・・何言ってのん?・・・俺・・・何も、変わってないよ・・・・」
ユカリ「・・・・変わった・・・・」
これを聞いて、カズヤは、更に、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ!!??・・・・」
ユカリ「・・・・なんか・・・今のカズヤ君・・・ただの、映画オタク・・・・」
カズヤ「・・・・いやっ・・・映画が、好きだし・・・心の底から・・・まあ、映画オタクなのは・・・認めるけど・・・・」
この後、再び、ユカリの、深い、ため息が、聞こえて来る・・・・。
ユカリ「・・・・情けない!!・・・・」
これを聞いて、カズヤは、寝耳に水って、顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ!!?・・・・」
ユカリ「何が!!アンチヒーローよ!映画の世界に篭って!情けない!」
これを聞いて、カズヤは、しばらく、呆然とする・・・・。
カズヤ「・・・・いやっ・・・普通に、サラリーマンしながら、趣味を、持って、生活してるし・・・社会人として、立派じゃない・・・・?」
ユカリ「・・・・もうすぐ、クビよ・・・・」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ・・・・!!?」
この後、カズヤの、スマホが鳴る・・・・。
カズヤ「!・・・・えっ!?・・・・」
着信相手は、会社だった・・・・。これを聞いて、カズヤは、しばらく、呆然とする・・・・。
ユカリ「・・・・出てみなさい・・・・」
カズヤ「・・・・あっ・・・ああっ・・・・」
この後、カズヤは、会社からの、着信に出る・・・・。
カズヤ「・・・・もしもし・・・・」
社長「もしもし、カズヤ君?」
カズヤ「・・・・はい・・・カズヤです・・・・」
社長「・・・・言い難いんだが・・・実は、君を、解雇しようと思ってね・・・・」
カズヤ「!?えっ!?何でですか!!?何か!まずいことしましたか!!?」
社長「・・・・まあ・・・君の仕事ぶりは、良かったんだが・・・・」
カズヤ「!なら!!いいじゃないですか!!?」
社長「・・・・まあな・・・だが、ウチの業績が、伸びなくてね・・・思い切って、リストラすることに、したんだよ・・・・」
カズヤ「!!リストラ!!?」
カズヤは、驚きを、隠せない・・・・。
社長「・・・・君の仕事は、良かったんだが、他と比較すると・・・ね・・・・」
カズヤ「!ちょっと!!待って下さい!!!そんなバカな!!?」
社長「・・・・まあ・・・そういう訳だから・・・明日から、リモートワーク、参加しなくていいから・・・・」
カズヤ「!!ちょっと!待って下さい!!」
社長「・・・・それでは・・・・」
こうして、社長との、通話が切れた・・・・。
カズヤ「・・・・そんな、バカな・・・・」
この後、ユカリの、一息つく声が、聞こえて来る・・・・。
ユカリ「・・・・カズヤ君・・・アキヒロ君・・・どうしてると思う・・・・?」
カズヤ「!えっ!?今でも、剣道やってんじゃないの??」
これを聞いて、ユカリが、深く、ため息をつくのが、聞こえて来る・・・・。
ユカリ「・・・・違う・・・・」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・えっ??・・・・」
ユカリ「・・・・アキヒロ君・・・今、・・・引き篭もってる・・・・」
これを聞いて、カズヤは、驚きを隠せない・・・・。
カズヤ「・・・・えっ?・・・・」
ユカリ「・・・・アキヒロ君・・・確かに、剣道で、頑張ってた・・・剣道の、指導者にもなった・・・でもね・・・アキヒロ君・・・仕事を、クビになって、剣道、続けられなくなった・・・・」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・ええっ??・・・・」
アキヒロ「・・・・その通りだよ・・・・」
今度は、誰も居ない所から、アキヒロの声が、聞こえて来る・・・・。
カズヤ「・・・・えっ!?・・・アキヒロ??・・・・」
アキヒロ「・・・・うん・・・・」
この後、カズヤは、しばらく、呆然とする・・・・。
アキヒロ「・・・・僕・・・剣道の特たいで、仕事に、つけてた・・・でも、剣道の実業団が、潰れて・・・それで・・・仕事のできない僕は、仕事を、クビになった・・・・」
これを聞いて、カズヤは、驚きを、隠せなかった・・・・。
カズヤ「・・・・それは・・・大変だな・・・・」
ユカリ「・・・・あたしも・・・仕事してない・・・・」
カズヤ「!えっ!?そうなの!!?」
ユカリ「・・・・うん・・・だから・・・両親の実家で、引き篭もってる・・・・」
これを聞いて、カズヤは、しばらく、呆然とする・・・・。
カズヤ「・・・・みんな・・・無職?・・・・」
ユカリ「・・・・今はね・・・というか、カズヤ君を、クビにしたのは、私達・・・・」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「?・・・・えっ??・・・・」
アキヒロ「・・・・僕達には、この霊能力がある・・・だから、霊的に、社長を、脅して、カズヤを、会社クビにして貰った・・・・」
カズヤ「!何ってこと!!すんだよ!」
アキヒロ「・・・・今の時代・・・学力が無くて・・・会社クビになってる人が多い・・・・」
これを聞いて、カズヤは、口籠る・・・・。
カズヤ「・・・・そう・・・なんだ・・・・」
アキヒロ「・・・・僕ら、肉体派は、・・・今、・・・この国に、居場所がない・・・僕も、ユカリちゃんも、AV企業にいた事もあった・・・AV男優と、AV女優として・・・・」
カズヤ「・・・・それは・・・大変だったな・・・・」
アキヒロ「・・・・惨めだったよ・・・霊能力に、目覚めるまで・・・・」
カズヤ「・・・・それは、分かったけど、何で、俺を、会社クビにした・・・・??」
アキヒロ「・・・・僕ら、肉体派の気持ち・・・分からないだろ?・・・・」
カズヤ「!!いやっ!肉体派!みんな!!クビって訳じゃないだろ!!?」
これを聞いて、アキヒロが、深く、ため息をつくのが、聞こえる・・・・。
アキヒロ「・・・・やっぱり、分かってない・・・・」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・・!?」
ユカリ「・・・・リストラばかり、叫ばれて、私達、肉体派は、クビになってばかりだよ・・・・」
カズヤ「・・・・えっ?・・・ってか、テレビじゃあ・・・スポーツニュースで、見る限り、活躍してんじゃん・・・・」
ユカリ「・・・・それは、私達の、霊的活動が、身を結んだからよ・・・・」
これを聞いて、カズヤは、更に、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・・??」
アキヒロ「・・・・僕らも、霊的に、脅して、再び、仕事できるようにするつもり・・・・」
カズヤ「・・・・それは、分かったけど、じゃあ、俺が、クビになる必要なくない・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
ユカリ「・・・・収まらないのよ・・・仕事復帰だけじゃ・・・・」
これを聞いて、カズヤは、意表を、突かれたような、顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・・?」
アキヒロ「・・・・僕らは、今、霊能力に、目覚めた、肉体派の集団にいる・・・・」
カズヤ「・・・・肉体派の集団・・・・」
ユカリ「・・・・そう・・・・」
アキヒロ「・・・・僕ら肉体派の集団は、話し合った・・・ここまで、惨めな思いをして、仕事復帰だけで、終わりたくないって・・・・」
カズヤ「!?はっ!!?」
こう言いながら、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
アキヒロ「・・・・僕らは、決めた・・・肉体派の国を、作ろうって・・・・」
ユカリ「そう!スポーツマン大国!!」
これを聞いて、カズヤは、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ・・・・!!?」
アキヒロ「・・・・そのための、僕らは、社会を、脅して、肉体派の国・・・スポーツマン大国・・・正義のヒーローの国を、作ろうと、決めたんだ・・・・」
カズヤ「・・・・まあ・・・スポーツマンの、居場所を、作ることは、良いんじゃないかな・・・・?」
ユカリ「・・・・居場所じゃ・・・収まらない・・・・」
これを聞いて、カズヤは、再び、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・はっ・・・・!?」
アキヒロ「・・・・僕らは、AV企業を、体験した・・・クビになったせいで・・・だから、僕らを、クビにした連中に、それを、味合わせたいんだ・・・・」
これを聞いて、カズヤの顔が、引き攣る・・・・。
カズヤ「・・・・おいおい・・・・」
ユカリ「私達は!!クビにした連中と!私達を!逆転させようと!決めたの!!」
これを聞いて、カズヤは、固まる・・・・。
カズヤ「・・・・それって・・・・」
ユカリ「カズヤ君!!」
カズヤ「!はい!!」
ユカリ「私!悲しい!!カズヤ君が!連中と同じで!サラリーマンやってて!」
カズヤ「!いやっ!これは!必死で勉強して!就職したんだよ!そう言われても困る!」
ユカリ「カズヤ君!!」
カズヤ「!はっ!はい!!」
ユカリ「・・・・私・・・悲しいよ・・・ホント・・・・」
この後、ユカリの、泣いてる声が、聞こえる・・・・。
カズヤ「・・・・えっ・・・・!?」
ユカリ「カズヤ君!!アキヒロ君と!殴り合いの喧嘩を!してた時を!思い出してよ!!」
これを聞いて、カズヤは、呆然とする・・・・。
カズヤ「・・・・いやっ・・・そう言われても・・・・」
ユカリ「映画捨てて!!!!」
これを聞いて、カズヤは、苦笑する・・・・。
カズヤ「・・・・いやっ・・・映画は、ちょっと・・・・」
ユカリ「映画捨てて!!肉体派になって!!昔に戻って!!!」
これを聞いて、カズヤは、困ったような顔をする・・・・。
カズヤ「・・・・いやっ・・・そう言われても・・・・」
このまま、しばらく、間があく・・・・。
ユカリ「・・・・アキヒロ君!・・・・」
アキヒロ「・・・・うん・・・・」
この後、少しして、カズヤが、苦しみだす・・・・。
カズヤ「!!おっ!おっ!おっ!・・・いやっ!ちょっと待て!・・・マジ!・・・マジ苦しい!!・・・・」
ユカリ「肉体派になる!決心がついた!?」
カズヤ「・・・・この方法で・・・社長を、脅したのか・・・・?」
ユカリ「そうよ!!」
この後、カズヤは、しばらく、苦しみ悶える・・・・。
ユカリ「さあっ!!私たちと一緒に!肉体派に!!」
カズヤは、苦しみ続けるが、苦しみながらも、ポケットから、いつも、首に、ぶら下げてる、十字架の、首飾りを、アキヒロと、ユカリの方に向ける・・・・。
ユカリ「!!?何これぇ~!?ギャアアアアァァァァ~!!!!」
アキヒロ「ギャアアアアアアアアァァァァァァァァ~!!!!」
こうして、アキヒロとユカリは、この場から、退散した・・・・。カズヤは、全身、汗ビッショリの状態で、床に、四つん這いになる・・・・。
カズヤ「・・・・ヤバい・・・・」
この後、カズヤは、大きく息を、吐いた後、立ち上がり、しばらく、考え込む・・・・。
カズヤ「・・・・肉体派の国?・・・スポーツマン大国?・・・正義のヒーローの国??・・・・」
この後、カズヤは、スマホを、取り出した・・・・。
【シーン9】
ここは、とある公園。ここに、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの、6人は、集まっていた・・・・。
セイジ「・・・・実は、僕も、会社クビになった・・・・」
ヨウイチ「・・・・俺も・・・・」
ソフィア「私も」
ハルカ「私も!」
メグミ「・・・・私も・・・・」
この後、しばらく、何とも言えない空気が漂う・・・・。
カズヤ「・・・・あのさ・・・・」
ヨウイチ「・・・・んっ・・・・?」
カズヤ「・・・・霊能力って・・・信じる・・・・?」
この後、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの5人は、互いに、顔を見合わせる・・・・。
セイジ「・・・・信じるって言うかぁ~・・・さっき、信じるようになったって言うかぁ~・・・・」
ソフィア「・・・・私も・・・・」
ハルカ「・・・・私は、霊感あったけどね・・・・」
カズヤとセイジとヨウイチとソフィア「!?そうなのぉ~!!?」
ハルカ「・・・・うん・・・それが、さっき、強くなった・・・・」
ソフィア「・・・・へぇ~・・・・」
メグミ「・・・・あたしなんて、陰陽師の末裔で、陰陽術に、詳しいし・・・・」
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとハルカ「!!?そうなのぉ~!!!?」
メグミ「・・・・うん・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カズヤ「・・・・あのさ・・・・」
ヨウイチ「!んっ!?」
カズヤ「・・・・このクビになった現象が、霊的な、圧力によるものって言ったら・・・信じる・・・・??」
この後も、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの5人は、互いに、顔を見合わせる・・・・。
セイジ「・・・・信じるって言うかぁ~・・・そうでしょ!?ぶっちゃけ!・・・・」
ヨウイチ「それっ!!」
ソフィア「・・・・うん・・・・」
ハルカ「・・・・私も、脅されたし・・・・」
メグミ「・・・・私も・・・・」
この後も、しばらく、間があく・・・・。
ハルカ「・・・・ヤバいね・・・・」
ソフィア「・・・・うん・・・・」
ヨウイチ「・・・・ホントホント・・・・」
セイジ「・・・・ってか!どうすればいいとぉ~!!?・・・・」
この後、しばらく、間があく・・・・。
カズヤ「・・・・ってか、メグミちゃんって、陰陽術に、詳しいんだよね・・・・??」
ハルカ「あっ!言ってたね!!」
ソフィア「・・・・うん・・・・」
セイジ「それで!!何とか!なるかも!」
ヨウイチ「良かったぁ~!!♪」
メグミ「・・・・とにかく、この事件について、霊的に、調べるため、ウチに、来ましょ・・・・」
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとハルカ「賛成ぃ~!!♪」
メグミ「・・・・じゃあ・・・・」
この後、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの6人は、この場から、歩き始めた・・・・。
【シーン10】~過去のシーン~
ここは、とあるAVスタジオ。ここでは、もちろん、AVの撮影が、行われていた。出演者は、コウタ、サナエ、ミユキの3人で、3Pシーンであった。監督は、ショウである・・・・。
ナレーション(ショウの声で)「俺の名は、ショウ。しがないAV企業に、勤めている・・・・」
【シーン11】~過去のシーン~
ここは、とある大学の、『映画研究部』というサークルの、部室の、自主制作映画の、編集室。ここで、カズヤ、ショウ、サナエの3人は、それぞれのパソコンで、それぞれの、自主制作映画の、編集作業をしていた・・・・。
カズヤ「・・・・どんな感じですか・・・・?」
サナエ「・・・・ボチボチ・・・・」
ショウ「・・・・うん・・・・」
カズヤ「・・・・そっか・・・・」
ショウ「・・・・カズヤは・・・・?」
カズヤ「・・・・俺も、ボチボチ・・・・」
ショウ「・・・・そっか・・・・」
カズヤ「・・・・うん・・・・」
この後も、カズヤ、ショウ、サナエの、パソコンでの、自主制作映画の、編集作業は、続いていった・・・・。
ナレーション(ショウの声で)「これでも、大学時代は、映画を、撮ってたりもした。自主制作映画だが・・・・」
【シーン12】~過去のシーン~
ここは、とあるAVスタジオ。ここでは、もちろん、AVの撮影が、行われていた。出演者は、コウタ、サナエ、ミユキの3人で、3Pシーンであった。監督は、ショウである・・・・。
ナレーション(ショウの声で)「こんな職業の俺や、この3人だが、こんな生活から、脱する方法を、見つけた。それが、・・・・」
【シーン13】~現在のシーン~
ここは、とある廃工場跡。ここに、ショウ、コウタ、サナエ、ミユキの4人がいた・・・・。
ナレーション(ショウの声で)「霊能力だ!!」
コウタ「いやぁ~♪あいつも、親切な奴だよなぁ~♪♪」
ショウ「ホントホント♪♪」
こう言いながら、ショウとコウタは、満面の笑みを、浮かべていた・・・・。
【シーン14】~過去のシーン~
ここは、とあるAVスタジオの、休憩室。ここで、アキヒロ、マサト、ショウ、コウタの4人は、話していた・・・・。
ショウ「!?霊能力!!?」
アキヒロ「そっ!霊能力♪」
コウタ「そんなもんあるとぉ~!!?」
アキヒロ「・・・・うん、僕も、つい最近、知ったんだがなぁ~・・・・」
コウタ「どうすれば!いいとぉ~!?」
アキヒロ「・・・・現状に、満足せず、不満に思い続けて、体を、鍛える事だよ・・・・」
ショウとコウタ「!?そんなことで!いいとぉ~!!?」
アキヒロ「そっ♪現状の、美人AV女優と、セックスできてる事に、満足せず、もっと、美人と、ヤりたいって、思い続ける事だよ♪」
ショウとコウタ「マジでぇ~!!?」
アキヒロ「マジ!♪」
マサト「騙されたと思って、やってみな♪絶対できるから♪そうすれば、肉体派霊能力者の、一員さ♪」
この後、ショウとコウタは、テンションが、爆上がりする・・・・。
コウタ「よぉ~し♪やってみよう♪♪」
ショウ「俺も俺も♪♪」
この後、ショウとコウタは、満面の笑みを、浮かべていた・・・・。
ナレーション(ショウの声で)「こうして、俺達は、・・・・」
【シーン15】~現在のシーン~
ここは、とある廃工場跡。ここに、ショウ、コウタ、サナエ、ミユキの4人がいた・・・・。
ナレーション(ショウの声で)「霊能力に、目覚めた・・・・」
ショウ「・・・・よぉ~し♪・・・俺達を、こんな底辺に、押し込めた奴らに、反撃するぜぇ~♪・・・・」
コウタ「だな!!♪」
サナエ「うん♪♪」
ミユキ「・・・・そうやね♪・・・・」
こうして、ショウ、コウタ、サナエ、ミユキの4人は、言われた通り、世の中への、不満な思いを、強めていった・・・・。
【シーン16】
ここは、メグミの自宅。ここには、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの6人がいて、ここの、押入れの中から、メグミは、陰陽道に関する書物を、取り出して、その書物を、読み漁っていた・・・・。
セイジ「?・・・・何か・・・分かった・・・・??」
メグミ「・・・・うん、まあ・・・・」
セイジ「・・・・そっか・・・それで・・・何って??・・・・」
メグミ「・・・・うん・・・まず、霊能力の、基本構造・・・・」
セイジ「・・・・うん・・・・」
メグミ「・・・・それはね・・・霊能力とは、人の強い思いを、武器にする能力・・・どんな思いでも、強ければ強いほど、強いエネルギーになる・・・・」
カズヤ「・・・・強い・・・思い・・・・」
メグミ「・・・・うん・・・人の思いには、正の感情と、負の感情とあって、正負は、紙一重と、言われている。それ故、『陰陽道』・・・・」
カズヤ「・・・・ああっ、映画で、よくやってるわ・・・・」
セイジ「・・・・へえ~・・・・」
メグミ「・・・・今回の場合、日本全国の、肉体派の人達の、強い思いが、引き金で、日本中を、改革しようとしている・・・つまりは、負の感情・・・『陰』の感情ね・・・・」
カズヤ「・・・・なるほど・・・・」
セイジ「・・・・っで・・・対抗するには・・・・」
メグミ「・・・・規模が、全国レベルだからねぇ~・・・・」
セイジ「・・・・そっか・・・・」
メグミ「・・・・普段から、神を、信仰してれば、神に、祈り続けるって方法も、有効だけど・・・もちろん、日本中・・・・」
カズヤ「あっ!神になら、祈ってるよ♪・・・・キリスト教だけど・・・・」
ヨウイチ「俺も俺も♪♪毎週、教会には行く♪」
メグミ「・・・・普通なら、有効・・・でも、さっきも言ったけど、日本全国中の、肉体派の、スポーツマンの、不満な思いだから・・・・」
この後、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの6人は、しばらく、深く、考え込む・・・・。
ハルカ「・・・・これ・・・従うしかない気がする・・・・」
カズヤ「・・・・俺も思った・・・・」
この後も、セイジは、1人、考え込む・・・・。
セイジ「・・・・何か・・・普段から、愛用してる物で、対抗できないかな・・・・??」
カズヤ「・・・・愛用って・・・映画で、多用している、パソコンくらいしか・・・・」
ヨウイチ「・・・・俺も、愛用品は、作曲で、使用する、パソコンやね・・・・」
ソフィア「・・・・私も、パソコンは使う・・・マイクで、歌を、録音したり、カラオケしたり・・・・」
セイジ「・・・・僕も・・・パソコンは、使う・・・まあ、サブスクで、映画見たり、舞台見たりだけど・・・・」
ハルカ「・・・・あたしも、パソコンかな・・・サブスクで、映画見たり、昭和時代の動画を、YouTubeで見たり・・・・」
この後、一瞬、間があいた後、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカの5人は、思いっ切り、苦笑いする・・・・。
カズヤ「いやぁ~!♪いくらなんでも♪パソコンじゃあねぇ~♪」
ソフィア「そうよねぇ~♪♪」
ハルカ「無理無理♪♪」
ヨウイチ「所詮!♪パソコンだよぉ~♪」
セイジ「だよねぇ~♪♪」
この後も、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカの5人は、無理矢理、思いっ切り、苦笑いしていた・・・・。こうしてる間も、メグミは、深く、考え込んでいた・・・・。
メグミ「・・・・いや、・・・・」
これを聞いて、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカの5人の、苦笑いが止む・・・・。
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとハルカ「・・・・えっ・・・・!?」
メグミ「・・・・陰陽術に、使用される、式神も、札・・・つまりは、紙切れから、出現させる・・・・」
セイジ「!えっ!?それは、陰陽師だからでしょ??」
メグミ「・・・・陰陽術と言っても、それは、思いを込めて、式の名前を、思いを込めて、書いてるだけ・・・その依り代を、パソコンにって考えれば・・・・」
セイジ「!えっ!?できんの!?そんなこと??」
メグミ「基本は!!一緒!思いよ!!愛用品ってことで!思いは!!積み重なってる!日本を!救うことは!できないけど!聖域を!!作る事くらいは!」
これを聞いて、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカの5人は、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとハルカ「?聖域ぃ~??」
メグミ「そうよ!!聖域よ!!!みんなのパソコンを!ソフィアちゃん家に集めて!ひたすら!儀式をするのよ!」
これを聞いて、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカの5人は、再び、怪訝な顔をする・・・・。
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとハルカ「?儀式ぃ~??」
メグミ「そう!!陰陽術って!物に!思いを込めたり!舞で!儀式をしたりするの!サブスクで!映画鑑賞は!舞台鑑賞!つまりは!舞だし!カラオケは!儀式よ!繰り返せば!!邪な邪気に!支配されない!聖域ができる!」
ヨウイチ「そうとう!!?」
ハルカ「・・・・そういえば、自分の愛用している、パソコンって、霊気が見える・・・・」
セイジ「!そうなの!?」
ハルカ「うん♪」
セイジ「そうなんだぁ~♪」
こうして、会話してる間、カズヤは、深く、考え込んでいた・・・・。
カズヤ「・・・・いけるかも・・・・」
メグミ「でしょ!!?」
ハルカ「確かに♪♪」
メグミ「ほらっ♪♪」
ソフィア「・・・・まあ・・・カラオケで、済むなら・・・・」
メグミ「うん♪♪」
セイジ「ヨウイチぃ~♪♪助かるぞぉ~♪」
ヨウイチ「良かったよぉ~♪良かったよぉ~♪♪」
カズヤ「・・・・じゃあ、これから、みんな、家に戻り、パソコンを持って、ソフィアの家に、集合ね・・・・」
セイジとヨウイチとソフィアとハルカとメグミ「おお~っ!!♪」
こうして、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの6人は、このメグミの家を、跡にした・・・・。
【シーン17】
ここは、とある都会の公園。ここで、アキヒロ、マサト、ユカリ、ナナミの4人は、ベンチで、ハンバーガーを、食べていた・・・・。しばらくして、4人は、それぞれの、ハンバーガーを、食べ終わる・・・・。
マサト「・・・・さて・・・やるか・・・・」
アキヒロ「・・・・うん・・・・」
ユカリ「・・・・会社を、クビにされた恨みよ・・・・」
ナナミ「・・・・AV女優なんか、やりたくなかった・・・・」
この後、少しして、アキヒロ、マサト、ユカリ、ナナミの4人は、自分の不満を、邪気として、解放した・・・・。
【シーン18】
ここは、ソフィアの自宅の、ソフィアの部屋。この部屋は、録音にも、使用している部屋で、防音になっている。もちろん、大声で、カラオケを、することもできる。ここに、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ハルカは、それぞれパソコンと、それぞれの、付属品グッズを、持って来ていた・・・・。メグミは、陰陽術用の道具を、持ち込んだ。床には、陰陽術のマーク、『ドーマンセーマン』を、黒ペンキで、描いたりしていた・・・・。
ソフィア「・・・・みんな・・・パソコン設置、完了ね・・・・」
セイジ「・・・・そうやね・・・・」
カズヤ「・・・・ところで、みんな、ヘッドホンある・・・・?」
ヨウイチ「!えっ!?・・・・まあ、作曲のためやけん、一応あるけど・・・・」
セイジ「・・・・僕・・・持って来てない・・・・」
ハルカ「・・・・私も・・・・」
ソフィア「心配しないで、ヘッドホンなら、いくらでもある・・・・」
セイジ「!そっかぁ~!!良かったぁ~!♪」
ハルカ「うん♪♪・・・・でも、何で??・・・・」
カズヤ「・・・・同じ部屋で、同時に、パソコン使うなら、やっぱ、ヘッドホンかなって・・・『映研』時代なら、常識だったから、言うの忘れてた・・・・」
ハルカ「!!そうか!確かに!!」
セイジ「なるほどねぇ~♪」
ソフィア「・・・・カラオケもするしね・・・・」
ハルカ「それっ!!♪」
セイジ「確かに♪」
メグミ「・・・・これで、準備は、整いました。今から、みんなには、サブスクで、映画を見たり、作曲したり、カラオケしたり、いろいろなことを、同時にし、床の、『ドーマンセーマン』で、映画の、登場人物達を、守護霊として、召喚します・・・・」
カズヤとセイジとヨウイチとハルカ「おお~っ!!」
ソフィア「・・・・なるほどね・・・・」
メグミ「・・・・私は、床の『ドーマンセーマン』に、気を、送り続けます・・・守護霊の、召喚速度が、早くなるはずです・・・・」
セイジ「なるほどねぇ~♪メグミちゃん♪さまさま♪♪」
ヨウイチ「・・・・俺は、作曲しよけば、良いわけね♪・・・・」
メグミ「はい♪♪」
カズヤ「・・・・よぉ~し・・・・」
ヨウイチ「やるか!!」
セイジ「うん!!」
ハルカ「・・・・よぉ~し♪・・・・」
ソフィア「・・・・よしっ・・・・」
メグミ「・・・・では・・・始めましょう・・・・」
この後、カズヤ、セイジ、ハルカは、パソコンを、起動し、それぞれの、パソコンを使い、サブスクで、好きな映画を、見始めた・・・・。ヨウイチは、作曲を始め、ソフィアは、カラオケで、歌い始めた・・・・。メグミは、床の、『ドーマンセーマン』に、気を送っている・・・・。
【シーン19】
ここは、とある都会の中。この都会には、アキヒロ、マサト、ユカリ、ナナミ、ショウ、コウタ、サナエ、ミユキを始めとする、肉体派の、社会への、不満の邪気で、充満していた・・・・。社会生活を、普通に、送っていた人々は、肉体派の、不満の声に、発狂したり、ストレスが、溜まったり、怯えたり、泣きじゃくったり、叫んだり、暴れたりと、とにかく、普通に、社会生活が、送り難くなってしまっていた・・・・。この邪気は、当然、ソフィアの、自宅の方にも、向かっていた・・・・。
【シーン20】
ここは、ソフィアの自宅の、ソフィアの部屋。ここでは、ソフィアの、カラオケが、行われていて、カズヤ、セイジ、ハルカは、それぞれ、映画を、見ていて、ヨウイチは、作曲をし、メグミは、陰陽術を、使用し、自分の気で、結界を張りつつ、映画の、登場人物を、守護霊として、召喚していた・・・・。ここに、肉体派達の、邪気が、向かって来る・・・・。
メグミ「!来た!!」
これらの邪気を、メグミは、結界で、防いでいる。
メグミ「ググググググッ!!!!」
その結界を、ソフィアの、歌による、浄化力が、サポートする。最初は、少し、邪気が、流れ込んでいたが、ヨウイチの、作曲による浄化力と、ソフィアの、歌による、浄化力が、時間が経つごとに、強くなっていき、徐々に、邪気を、防いで行くことに、成功していく・・・・。
メグミ「・・・・よし・・・このまま、いけば、ここは、聖域化する・・・・」
こうして、歌と作曲による、浄化力が、強くなっていき、それに、映画の、登場人物達の、守護霊の、召喚が、加わり、この聖域を、守護していく・・・・。
メグミ「・・・・よしっ!・・・いける!・・・いける!!・・・・」
こうして、時間と共に、このソフィアの、部屋だけとは言え、聖域ができ、邪気を、防ぎ切った・・・・。メグミは、一息つく・・・・。
メグミ「・・・・ふう~・・・・」
こう言いながら、メグミは、床に、座り込んだ・・・・。
メグミ「・・・・とりあえず、ここは、安全だとは、思いますが、皆さんは、それぞれのことを、続けて下さい・・・私は、水を飲んだ後、再び、気を、『ドーマンセーマン』に、送っていきます・・・・」
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとハルカ「はい♪♪」
こうして、メグミは、自宅から、持って来た、大量の、水のペットボトルから、一本取り出し、その水を、飲み切ると、再び、床に、手を置き、『ドーマンセーマン』に、気を送り始めた・・・・。
【シーン21】
ここは、とある都会の公園。ここで、アキヒロ、マサト、ユカリ、ナナミの4人は、邪気を、放出しながら、会話していた・・・・。
アキヒロ「・・・・カズヤの奴ぅ~・・・・」
ユカリ「・・・・あいつら、陰陽師と、手を組んで、結界を張った・・・・」
マサト「・・・・知り合いか・・・・?」
アキヒロ「・・・・うん・・・昔の知り合い・・・正義のヒーローを、バカにする、ムカつく奴・・・・」
マサト「・・・・そうか・・・・」
ナナミ「・・・・うわぁ~・・・・」
アキヒロ「・・・・どうする・・・・?」
ユカリ「・・・・どうするって・・・あれだけの邪気を、防がれたのよ・・・あそこのためだけに、エネルギーを、消耗するのも、勿体無い・・・・」
マサト「・・・・一理ある・・・俺達は、権力者達と、逆転できればいい・・・・」
ナナミ「・・・・そうね・・・あそこ・・・ただのオタク集団っぽいし、攻める意味ないね・・・・」
アキヒロ「・・・・そっか・・・それは、残念だな・・・仕方ない・・・・」
こうして、4人は、カズヤ達を、攻めるのを、諦めた・・・・。
【シーン22】
ここは、ソフィアの自宅の、ソフィアの部屋。ここでは、ソフィアの、カラオケが、行われていて、カズヤ、セイジ、ハルカは、それぞれ、映画を、見ていて、ヨウイチは、作曲をし、メグミは、陰陽術を、使用し、自分の気で、結界を張りつつ、映画の、登場人物を、守護霊として、召喚していた・・・・。
ソフィア「・・・・危機は、・・・去った??・・・・」
メグミ「・・・・もう、ここは、安全かも・・・・」
カズヤ「・・・・でも、俺達・・・仕事もしてないし・・・どうやって、暮らす・・・・??」
セイジ「・・・・それは、あるね・・・・」
ハルカ「・・・・当面は、それぞれ、貯金は、あるし、それで、光熱費とか、通信量は、払っていこ♪・・・それで、映画は、見れる・・・・」
ソフィア「・・・・食べ物は?・・・・」
カズヤ「・・・・コンビニから、捨てられた、コンビニ弁当じゃない?・・・・」
ハルカ「ああっ!ホームレスと、同じ手を、使うのね♪」
カズヤ「・・・・まあね・・・・」
ヨウイチ「・・・・でもさぁ~・・・この生活、いつ終わると?・・・・」
メグミ「・・・・肉体派達の、不満が、解消されれば、終わるはず・・・・」
ヨウイチ「・・・・ああね・・・・」
ハルカ「・・・・よしっ!・・・頑張ろう!・・・・」
カズヤとセイジとヨウイチとソフィアとメグミ「おお~っ!!」
こうして、カズヤ、セイジ、ヨウイチ、ソフィア、ハルカ、メグミの6人は、再び、それぞれの作業に、向かっていった・・・・。
ナレーション(カズヤの声で)「こうして、僕らは、聖域で、安全に、暮らしていった。しばらくして、本当に、世界が、逆転し、今まで、AV業界の者が、まともな就職口に就き、まともな職業の者が、AV業界、就職した。そうして、邪気は、無くなった。僕らは、その世界でも、普通に、就職し、みんなで、ソフィアの家で、暮らした。もちろん、僕は、映画を見てるし、他も、気が向いたら、カラオケしたり、ヨウイチなんかは、ゆっくり、作曲している。日々の、この活動が、聖域の力を、強めた。一種の、宗教だ。一見すると、平和だが、実際には、そうじゃない。世界が、逆転しただけ。今度は、今の、AV業界の者が、虎視眈々と、逆転を、狙っている。そう、結局そうなのだ。正の感情であろうと、負の感情であろうと、思いが強ければ、強い霊気になる。AVの者が、再び、逆転を狙って、攻めて来る日が、来るであろう。強い不満が、強い邪気となるのだ。それが、時代の流れというものだ・・・・」