ミラー・パークの楽しみ方
「ミラー・パークってどこやねん」
ミラー・パークはミルウォーキー・ブリュワーズの本拠地。
青木が入団するまで、ブリュワーズなんて聞いたことない人多いと思うし、
そもそもミルウォーキーてどこ?
ってレベルで日本ではマイナーな球場
もちろん日本人ファンはひとりも見なくて、
「直美もROLAも一般人もみんなLA、NY、SFだのインスタ映えする名前はワタシ飽きたわ」
ってエリートMLBファンにとってはイケてます。
ミルウォーキーは実はシカゴからすごく近くて、AMTRAKのHiawatha Serviceで1時間半。(なんて発音するの?)
ボクはシカゴに宿をとって日帰りでした。
ミルウォーキー駅についたら大通りに出て、バスで30分くらい。
ホームゲームがある日は、球場直通のバスが特別に運行しているみたい。
ちなみにミルウォーキーはすごく小さな街です。
しかも、バスで移動していると気づくことが、
人がいない、、、
ミラー・パークの収容人数は42,400人ですが、そんなに市民います?
って感じ。
バスにも全然乗ってこない。
どうもみなさん車で来るみたい。
そして駐車場でBBQしていて、煙でもくもく。平日だけどね。
MLBの球場ってデイゲームでも平気で満員になるし
ナイトゲームでもスーツで来る人いないし
アッメーリカンって仕事しているのかしら。
さて、ミラー・パークで有名なものというと
ソーセージ・レースです。
ソーセージはあのソーセージのソーセージで、wikiによるとドイツ系移民が多いことで始まった企画みたい。
やっぱり平日ってことで人は少なめで、それもまた運動会って感じ。
子供向けにグラウンド一周イベントもやっています。
ちなみに球場の隣にはミニミラー・パークがあって、親子、友達と野球ができます。
地方のMLB球団で感心するのは、このグラウンド一周とか、イニング間のベースランニングとか、球場でのホームルームとか本当にキッズを大切にしているところ。
アメリカってマジで、でかい。
なので州内での自治意識がすごく高くて、基本的にその州で生まれて、その州で育って、その州で働いてって人が多いみたい。
そのため、球団はキッズに愛情を注いで、
ロイヤルファンとして育ってもらい、
また大人になって子供を球場に連れて来る
って工夫をしているのかな。
これよくないですか?
このモデルはスポーツで地方活性するには絶対に必要なアイディア。
それと、ミラー・パークの良さはとにかく球場の美しさとグラウンドへの近さ。
開閉式の球場でオープンな設計ではないけど、屋根が邪魔にならなずに太陽の陽がよく入って、整備され、青々とした芝生が気持ちい。
こんな球場でプレーできたら本当に幸せだと思う。
チケットも安くて、今回はベンチ裏で観戦。
SFへ行ってしまったマカッチェンもこんな近くに。
最終回に代打で出てきたブラウンにはこの日いちばんの大歓声。
結果は忘れた笑
ミラー・パークは特別個性的ってわけではないけど、クオリティは高く、地域密着をしっかりとやっている球場です。
常勝球団ではないけど、ミルウォーキー市民はブリュワーズファンであることを誇りに思っているんじゃないかなと思う。
プレイオフになんか出られたら、多分一家全員で熱狂するんでしょう。
フォトジェニックな球場ってこともあり、今回は写真多め。