【#子どもに伝える私のしごと】エイさん、ぼくたち見ているよ
今回、メディアパルさんの企画「#子どもに伝える私のしごと」に投稿します。💕🏳🌈
お題の「私のしごと」からちょっとずれるかもしれませんが、ある人の仕事を別の観点から見た内容を会話形式の物語で綴ってみました。
さて、お読みいただく前にクイズのお知らせです!
物語に登場するかあさんと子どもが話しているエイさんは何をしている人でしょうか?
この場所はどこでしょう?
そして、このかあさんと子ども一体何?
想像しながらお読みいただけると嬉しいです。答えは画面の一番下に記します。
メディアパルさま、このようなイレギュラーでもいいですよね???(笑)
タイトル:エイさん、ぼくたち見ているよ 🤗
「ねぇかあさん。ぼくたち、いつここから出られるの?」
「そうねぇ、明日の朝にエイさんが出してくれると思うわ」
「あぁ、早く出たいななぁ。だっていろんなにおいがしてたまったものじゃないよ。せめて古新聞や古本の横に置いてくれればいいのになぁ」
「紙のにおいが好きなのね」
「うん、でも紙はぼくのことが好きではないみたい。こぼすとしみができて汚れるから」
「紙と私たちは明日一緒に出る仲間なのに残念ね。ところで、エイさんは毎日何かしらここから外に運び出していて大変だわ。今日終わってもすぐまたここに運ばれてくるし、玄関前との往復でクタクタでしょうね」
「エイさんはここに長くいるの?」
「さぁ、私たちは数日しかいないからよくわからないけれど、“あぁ、しんどい”と言いながら汗をかいてがんばっている。この前は四角いケースの外に放り投げ出された私を戻しながら、“さぁ、ここに入るよ”と言ってくれたわ」
「ぼくたちだけでなく、いろんな人によく話しかけているよ。おはよう。行ってらっしゃいって」
「エイさんの明るい声を聞くと元気になるわ。あっ、うわさをしていたらなんとやら」
バーン。(扉を開く音)
「なんか声が聞こえたようだけど、気のせいかな。さぁ、午後も暑いがいっちょやるかー」
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(おわり)
<クイズの答え>☕
かあさんと子どもが話しているエイさんは何をしている人でしょうか?
>マンションの管理人さん
今回は管理人さんの業務の中で、ごみ出しについてクローズアップしました。ごみ出しは、”におい”と”暑さ”と”重さと量”で大変な労力だと思います。世の中の管理人さん、いつもお疲れ様です。
この場所はどこでしょう?
>マンション内のごみ収集所(室)
そして、このかあさんと子どもは一体何?
>空き缶です!
ちなみに今はあまり見かけないオレンジジュースの缶を想定しました。
私が住んでいる地域は、ビールやジュースなどの空き缶は所定のケースにひとまとめにして1週間に1回、資源ごみとして回収しています。