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パンチが効いたイントロがこれからの幕開けを祝福♪<Bye For Now>

今年の年賀状に嬉しい報告を受け取りました。
笑顔のウェディング姿の写真に「福島県に引っ越しをして元気に過ごしています」と手書きが添えてありました。

もう15年ほど前になるでしょうか。

たまたま同じサイトのブログに投稿していて、同年代だとわかり、コメントのやりとりを通して連絡を取るようになったSさん。仙台で学校の先生をしていましたが、ここ数年は「しんどい」「先生って子供好きだけではやってられない」という言葉が目立つようになりました。

ニュースでも取り上げられている教職員の長い拘束時間や保護者対応、教育のデジタル化など次から次へと問題が降りかかっているとのこと。

「最近は好きなスキーをしていないの?」
「うーん、スキーに行く元気もないよ」
そして、いつしか「先生をやめようかなぁ」という悲痛な叫びも飛び出して、これはかなり深刻だと感じ、「仙台に行こうかなと思っているけれど、いい?」と連絡しました。

すると、その直後に「ありがとう。実はもう実家に逃げ込んだ(笑)」と返事。
「それは先生をやめたということ?」
「うん、休職。でも、いずれリタイア👍」
絵文字が入った短い文にはすでに心を決めたSさんの思いが凝縮されているよう。

決断したSさんに私の出番はないと感じながらも、次に進むエールとなるように背中をそっと押したくて、「ねぇ、この曲イントロが好きなんだ。
聴いてみてよ!」とメッセージを送りました。

その曲が、T-BOLAN「Bye For Now」

パンチが効いたイントロがこれからの幕開けを祝福しているようにも聴こえます。
イントロと曲調は完璧!
しかしながら、「素敵な別れさ~♪」と冒頭から始まる歌詞からもわかるように、夢に向かって進む恋人を送り出す応援歌ですが別れの悲哀も伝わってきます。

「ねぇ、わたしたちって恋人だったっけ?!」とワハハと笑うメッセージとともに、「気合が入ったよ、ありがとう。そして、これからは好きな山の仕事をするんだ」と次のステージに上がるSさんがまぶしく感じました。

その後Sさんは山の世界で今のパートナーと出会ったようです。
歌詞の一部にある「出会いの未来があるから」に励まされた人はSさんだけでなく、たくさんの人の応援歌になったことでしょう。

もちろん、わたしも。


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なべとも
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