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『Dear Prince〜テニスの王子様達へ〜』マリンバで弾いてみた


こんにちは、ナベタです_(:3 」∠)_

昨年末、とあるきかっかけで『テニスの王子様』の原作を初めて読みました。
原作もアニメもしっかり追えたはずの年齢なのですが、私が持っていたテニプリ知識は「バンダナ付けた人がブーメランスネイクとかいうネット脇をギュインとカーブさせる球を打つ」ということだけでした。一度チラッとアニメで観た知識です。

いざ読み始めると、スタイリッシュなスピード感に圧倒されながらも、絵の美しさ、一人一人のキャラの濃さ、試合の臨場感に魅了され、ページを捲る手が止まらなくなりました。テニプリって楽しいじゃん…!

最終話まで読み進めていくと、突然曲の歌詞が出てきました。それが今回演奏させていただいた『Dear Prince〜テニスの王子様達へ〜』です。
突然出てきた歌詞にも驚きましたが、これを作詞したのは許斐剛先生自身で、しかも実際に曲として存在するということを知ったときは度肝を抜かれました。

調べていくと、どうやらテニプリにはアニソンが1000曲近くあるそうです。1000曲…?
声優さんが歌うのがアニソンの基本でしょうが、許斐剛先生が作詞と作曲をし、更には歌っていらっしゃる曲があることも判明。…ん?漫画家が歌う…?(先生は集英社で唯一の専属アーティスト契約をされている方だそうです。「ハッピーメディアクリエイター時々漫画家」という響きが素敵ですね)。

そんな掘れば掘るほど出てくる驚きの事実はさておき、この曲の「一生で最高のチャンス 逃したとしても 世界が終わるわけじゃないし yeah 前に進もう」という歌詞にはハッとさせられました。
私自身は、そもそもチャンスをチャンスとして認識する感覚が鈍く、後々「あれはチャンスだったんだ…」と気付いたときは時既に遅し、後悔の念で心が押し潰されそうになってしまうので、この歌詞は目から鱗でした。

テニプリを読み進めていくと、ハッピーメディアクリエイターの名前の通り、作品全体からも、単行本の作者コメントからも、あらゆるイベント企画からも、先生は読者にハッピーを届け続ける人だと感じました。こんなにも作品や読者に愛を伝える漫画家さんは他にいたかなと思ってしまうくらいエンターテイメント性に溢れていて、漫画を読んでいる間は先生の前向きな言葉に元気をもらい続けましたが、この歌詞はきっと前向きなだけでは生まれないのではないかと思います。
沢山の経験に裏付けられた言葉なんだろうな…と想像しそうになったのですが、ここで1巻の作者コメントには海をバックにガッパリ開いた胸元を見せつける先生の写真が付いていたことを思い出し、私のような愚民が想像なんて出来るはずがないんだと思い直して考えることを止めました(1巻の中で一番衝撃を受けたことです)。

他の楽曲も、さすがに約1000曲を全て聴くまでには至っていませんが、聴く曲全てが物凄く良曲ばかりでこちらも大変驚きました。声優さん方のお声も聞き惚れてしまうものばかりで、誰もが持っている声を多彩に操る声優さんを改めて凄いと感じました。

もっと聴きたくてテニラビをインストールし、ちょうど『Dear Prince~テニスの王子様達へ~』が期間限定で配信されていたので気が狂ったように遊び倒しました。反映されているかは微妙なところですが、テニラビのリズム感は編曲作業に影響を与えてくれたように感じます。
テニラビの良いところはあんなに素晴らしい楽曲を無料で聴けること、悪いところは難易度が上げると叩くのに夢中になって曲を聴くどころではなくなるということです。音ゲーなんて太鼓の達人以外でやったことありませんでしたが(的めがけて叩くのがどうしても苦手で)、楽曲を聴きたいがために必死でプレイしています。楽しいです。

漫画では楽しい気持ちにさせていただいたり、青春を思い出させていただいたりと存分に感動させていただき、その上、音楽やゲームというコンテンツでも心を潤していただき…。漫画を読み終わった後、テニプリという作品に出逢えて本当に良かったと感じて、この感謝の気持ちを形に残したいと思い、演奏させていただきました。
素晴らしい作品を生み出していただいてありがとうございます!ありがとテニプリ!!

今回使用したマレットは、YAMAHAのMR-2040(低音のみ)とMR-2030(その他)です。
今回はとにかく編曲が大変でした。コードがシンプルな進行且つ本来一番大切な要素は歌詞なので、特に伴奏付けが難しかったです。一応楽譜を見ながら叩きましたが、練習の段階でどんどん楽譜から変化していき、最終的にはほとんど楽譜が楽譜の意味を成さなくなっている始末。ちゃんと作り直さねば…。

以上、動画紹介(テニプリ愛を語っただけ)でした!

こちらの動画投稿に併せて期間限定でリクエストを募集しておりましたが、大変有り難いことに募集予定の3曲応募いただきましたので、今回は締め切らせていただきました。

またひょっこり募集するかもしれませんので、その時はどうぞよろしくお願いします!

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