『エイリアンズ』マリンバで弾いてみた

こんにちは、ナベタです_(:3 」∠)_

メリークリスマス！
本日はイヴですね。と言ってももう終わってしまいますが…。
何故か朝からずっと土曜日だと勘違いしていました。何度か「あ、今日は金曜日だ」と思い直したにも関わらず、18時にテレビの前でコナン君のアニメを待っていました。なかなか始まらないことに業を煮やして番組表を開いたところで「そうだ金曜日だった…」と再認識しました。久々に観れる！とウキウキだったこの気持ちをどうしたら良いのか。

危うくそんなアホなことをしただけでイヴが終わるところでしたが、約2か月ぶりに！YouTubeに動画を投稿しました！！2か月ぶりって！

エイリアンズ (Aliens) - キリンジ (KIRINJI) / marimba cover

キリンジ『エイリアンズ』をマリンバで弾いてみました！
あまりにも有名な曲なので、何となく「本当にやっていいのかな…」と尻込みしていましたがやってしまいました。

何故か急に頭の中でこの曲が流れ出して、その後もずっと頭から離れない…という日があり、そのまま流れるように編曲を開始しました。何だか中毒性のある曲ですよね。
元々好きな曲ですし、以前から演奏曲候補の中に入ってはいたのですが、至る所で「難しい曲」という話を見たり聞いたりしていたのと、実際、コード表を見ながらメロディと合わせて弾いてみても詰まる所が沢山あって、「これは一筋縄ではいかないかもしれない…」と怖気づきそうになったりしました。
今回の編曲は過去一番で難しかったなと思います。例えば、いつもならメロディとコードが同時に鳴る瞬間（拍頭など）だとメロディはコードの構成音のどれかから始まることが多いのにそうではないことが結構あり、これにはかなり頭を抱えました。実は『エイリアンズ』の他にも同じくキリンジさんの『千年紀末に降る雪は』を編曲していたのですが、こちらは早々にお手上げ状態になりました…。マリンバは同時に４つの音しか鳴らせない楽器（厳密には違うのですが）なので、セブンスコードなら音を削らずに弾くことが可能ですが、それよりも音が多くなると少し音を削らせていただくことになります。それによって絶妙なサウンドが損なわれる場合もありますが、必要最低限の音を組み込んでいれば案外違和感を少なく収めることが出来るので、いつもはそのように編曲させていただいています。ところが、どうしてかキリンジさんの曲は一つ減らしたり転回なんかさせたりしたら、もうその瞬間に美しい音色のバランスが悪くなってしまって全然違う曲になってしまうんですよね。逆に、ベストな音を出せたときは「これだぁぁぁ！！！」とピッタリ嵌るので、何となく数学を解いてるときの気分に近いものを感じました。図形の証明とか、連立方程式とか、関数とか。分かると楽しいですよね。
あの繊細さがとても魅力的なのですが、本当に難しかったです。きっと、それこそ数学のようにもっとちゃんと理論とかを勉強すれば、今回解き明かせなかったあらゆる謎の答えを一つの道筋として導き出せるのかなと思います。よく「キリンジの楽曲解説」みたいなサイトを見かけるのも納得です。何れ『千年紀末に降る雪は』も弾いてみたいですね。凄く素敵な曲で大好きです(*^^*)

今回も例に漏れずイラストを描いてみました。歌詞に「月の裏を夢みて」とあるので、月を掴めたらなぁと思いながら描きました。安直ですね。
昔は好きな漫画の絵を真似して人を描いたりしていましたが、最近は気持ち悪い顔の緩い絵ばっかり描いているので、人の指や手を真剣に描いたのは10数年ぶりだったと思います。小学校の卒業間近の図工の授業で「自分の手を描こう」みたいなことがあったのを思い出しました。あの時も思いましたが、人間とか生き物を描くって本当に難しいですよね。たかだか指3本と手の甲半分くらいしか描いていないのに1時間くらいずっと描き直していました。でも楽しかったです。

今回使用したマレットは、Innovative Percussionから発売されているLudwig AlbertさんモデルのIP3106R（上3本）とIP3104R（下1本）です。柄も程良い太さで頭の部分もある程度重量感があり、無駄な力を入れなくとも豊かな音の響きを作れてとても叩きやすいです。プロの奏者でも使用していらっしゃる方は多いように思います。

ということで、久しぶりの動画紹介でした！
ダラダラ書いていたら、クリスマスまであと5分。
皆様、良い一日をお過ごしください＼(^o^)／

ナベタハル