忙しい日の夕食は〇〇の力に頼る。

毎日定時で帰れて、買い物に行きゆっくりと夕食の支度ができたら…。
そんな暮らしが理想ではあるけど、
疲れて帰宅して、正直もう何もしたくないのが本音。

ですが、毎日外食やお惣菜には頼ってられません。
食いしん坊の私は、夕飯は美味しく愉しく食べたい。
そんな私を救ってくれたのが「器」です。
そう、私は食事の支度が面倒な時は、器の力に頼ります。
（ほぼ毎日ですが…笑）

私は作家さんの器が好きですが、別にそうでなくても
気に入った器を使うのがポイントです。

以前、人間の舌はそんなに優れていないと聞いたことがあります。
繊細な味の違いを見極められる人はほとんどおらず、
舌で感じる味よりも、その場のシュチュエーションが大きく左右するそうです。
どこで、誰と、どんな会話をしたのか？
それらも合わさって美味しさが口の中に広がるそうです。

いい器はどんな料理でも食事の時間を素敵に演出してくれます。
極端な話ですが、野菜を切って乗せるだけでも、一品完成！

どうですか？美味しそうに見えるでしょ？

器に頼るようになったのは、一人暮らしをしていた頃。
1人で食べる食事は味気なく、お腹はいっぱいだけど、なんだか心が（脳が？）満たされず、まだ何か食べたい…。毎日そんな感じでした。

ですが、ある日手作り市で見つけたお気に入りの器で食事をとる様になってから、
自然と「まだ何か食べたい…」と思わなくなっていました。
食事ってただお腹を満たすだけではないんだなぁ〜と思った瞬間でした。

それに気がついてからは、手の込んだ料理は外食にお任せして…笑
我が家での普段の食事は、短時間で作り器の力に頼る。
それが定番になりました。

きっと頑張り屋さんのお料理当番の皆さんは、
毎日、自分の為に家族の為に時間をかけてお料理されていると思います。
たまには力を抜いて、器の力に頼る。
大切なのは食事を愉しくとることだと思います。

そして、お気に入りの器を探す時間もきっと楽しいですよ。