好きな人の「本音」を自然に引き出すトーク術
仕事にせよ恋愛にせよ「相手の本音を知りたい!」と思う機会は多いでしょう。
しかし気心が知れている間柄ではない相手に、いきなり核心を突くような質問をするのは気が引けてしまうもの。
デリカシーのない質問をした結果、相手を不快にさせたり、警戒されて身構えられたりしてしまうと、本音を聞き出すのがますます難しくなってしまいます。
ナチュラルに相手の本音を聞き出すためには、どうすればいいのでしょうか。
今回は、私が意識的に実践している「外堀から埋めるトーク術」を紹介します。
このテクニックを身につけると、初対面でも相手の本音を聞き出しやすくなるため、一回目のデートから一気に距離を縮めることができます。
初回のデートにして「昔からの友達のように話せる」とか「話しやすいから一緒にいて安心できる、落ち着く」といった評価が得られると、次のデートも簡単に取り付けられるし、恋愛的な好感をもってもらえる可能性もグッと高くなります。
一般的に初デートの相手との会話は緊張してしまうものであり、回を重ねることで緊張が解け、距離が縮まっていくものです。
だからこそ、初回からしっかりと打ち解けられれば、それだけで好感をもってもらいやすいのです。
非イケメンの場合、美女とのデートというのはそう何度もチャンスをもらえるわけではありません。初回で(相手にとって特別に感じてもらえるほど)打ち解けられなければ、次のデートはないと考えた方がいいでしょう。
「特別」というのは、何もお金をかけてロマンチックな演出やサプライズを用意するということではありません。「これまでの人とは打ち解け具合が違う」という意味での「特別」さを感じてもらうことが重要です。
そうすれば相手の女性から「どうでもいいモブキャラ」ではなく、「今後も親しくしていきたい間柄」と思ってもらうことができます。(そこから恋愛関係に駒を進められるかどうかは、また別の話ですが)
「外堀から埋めるトーク術」とは、簡潔にいえば聞きたい質問(核心)から派生する質問(外堀トーク)を繰り返して、違和感なく核心へと結びつけていくトーク術です。
ポイントは3つあります。
「外堀から埋めるトーク術」のポイント
①核心に結びつく「一般的な話」から始める。
本人の体験談ではなく一般的な会話から始めると、相手は身構えることなく答えることができます。
たとえば本人の恋愛話についていきなり質問しても答えてくれないかもしれませんが、第三者の恋愛話や、ドラマや映画の恋愛シーンについて意見する分には、抵抗なく話してくれるでしょう。
「最初の一問をいかに答えやすい質問にするか」、そして「しっかりと核心に結びつくテーマについて質問をする」というのが、外堀から埋めるトーク術の非常に重要なポイントです。
恋愛に関する質問がしたいのに、お笑い番組やアクション映画の感想から入っても、核心までもっていくのに時間がかかってしまいます。恋愛の質問がしたいのであれば、恋愛の質問に結びつけやすい一般的な話題から入るのが基本です。
しかし相手によっては(映画の話とはいえ)いきなり恋愛テーマの話題を振りづらいという場合もあるでしょう。その場合は、後述する「3. 相手に合わせて質問の距離感を調整する」が重要となってきます。
②絶対に答えられる質問をする。
曖昧な問いかけや答えづらい質問ではなく、相手が抵抗なく答えられて、かつ会話の方向性をハンドリングできるような「具体的な」質問をするようにしましょう。
たとえば恋愛映画について話を振るときに、「○○って観た? どうだった?」のようなざっくりとした質問では、相手の回答が予想できないため、自分で会話の方向性をハンドリングすることができません。
「○○って映画のあの告白シーン、女の子としてはアリ?」のように具体的に聞けば、「告白」に関する相手の考え方を聞くことができるので、そこから本人の告白された経験談に話を誘導していくことができます。
③相手に合わせて質問の距離感を調整する。
初対面の相手に対する警戒度合いは人によって異なります。質問してもなかなか口を開いてくれない人もいれば、1聞けば3答えてくれるような話好きな人もいます。
たとえば「今日何してたの?」という質問に対して、今日やったことを時系列で細かく話してくれる人もいれば、「(え、なんでそんなこと答えなきゃいけないの?)いや、特になにも...」のようにほとんど情報を与えてくれない人もいます。
警戒心の強い相手の場合は、相手が抵抗感を抱かないくらい答えやすい質問まで外堀を広げる必要があります。
先に「恋愛に関する質問がしたいのに、お笑い番組やアクション映画の感想から入っても、核心までもっていくのに時間がかかってしまう」という話をしましたが、警戒心の強い相手に対しては、むしろ核心にもっていくまでに何重にも外堀を広げて、「恋愛トークになるなんて気づかなかった」と思われるくらいの場所から質問していかなければなりません。
例えば下記のようなイメージです。
Aちゃんってお笑い好きなんだよね! こないだの○○って番組観た?(恋愛トークにつながるとは思えない、お笑い番組の話からスタート)
↓そういえば○○に出てた(芸人の)△△ってめっちゃモテるらしいね! Aちゃんからしてもいいなって思う?(お笑い芸人の恋愛ネタから、恋愛トークにもっていく)
↓(お笑い好きの)Aちゃんとしては、好みのタイプにはやっぱり「一緒にいて面白い人」っていうのが入る?(Aちゃん個人の恋愛体験に話を広げていく)
このように、いきなり恋愛トークに入りづらい相手であっても、外堀を広げて(ここではお笑い番組の話から)スタートして、会話の流れの中で少しずつ核心に近づけていくことで、抵抗感なく聞きだせるようになります。
初対面の女性から、彼氏の有無を聞き出すには?
それでは最後に、初対面の女性から違和感なく彼氏の有無を聞き出すためのトーク例を紹介します。
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