#3 米子松蔭高校の事例を元に考えてみる
今、夏の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)への出場を目指し、全国各地で予選大会が行われています。すでに出場権を獲得した高校もありますが、コロナ禍での各地区の予選で異変が起きています。
先日、神奈川県大会予選で2校が棄権しました。学校関係者のコロナ感染により、大会ガイドラインに従い、試合ができなかったようです。
この状況は神奈川だけではありません。
先日の島根県の予選。優勝候補の米子松蔭高校の学校関係者がコロナ感染により、出場辞退という状況となりました。野球部員やその関係者の感染ではなかったようです。
しかし、米子松蔭高校の野球部主将のTwitterがきっかけとなり、また著名人のコメントにより、島根県高野連も動き、辞退から一転、2回戦の試合を行うことができました。
米子松蔭高校の主将の熱い気持ちもそうですが、境高校ナインの試合承諾という決断もとても素晴らしかったと思います。
ただ、文部科学省や全国高等学校野球連盟が事前にルール(ガイドライン)をどう決めていたか、また各都道府県の高野連がどこまで考えていたのか。そして、米子松蔭高校の事例をもとに、他の都道府県の高野連ではどうとらえていたか・・気になります。
一方、昨日(7/21)は夏の甲子園は無観客(学校関係者のみの観戦)での開催が決定されました。これは止むなしかとは思いますが、各地での予選は有観客開催も多く、別な観点ではプロ野球は有観客です。
ちなみにオールスターゲームの前のセ・リーグ 阪神 対 巨人戦が甲子園で行われましたが、その時の観客数は皆さんご存知でしょうか?
7月 9日(金) 17,088 人
7月10日(土) 18,202 人
7月11日(日) 17,755 人
結構な観客数ですし、色々考えると矛盾だらけですね。。。
五輪のバッハ会長も「何故五輪は無観客なのか?」という素朴な疑問も私自身理解できます。
結局、何が良くて、何が悪いのかの軸がブレていますね。
飲食店だけ責められていますが、路上飲酒の取締はゆるいですよね。
そして、先日の菅首相のコメント。
「五輪をやめることは一番簡単なこと、楽なことだ」
五輪開催を責めるわけではないですが、やめることが簡単でなかったから開催に踏み切ったんですよね。
言葉を切って報道されているので、その前後の内容は定かではありませんが、この言葉だけを見ると「責任って何でしょう?」「安心とはなんでしょうか?」というそもそもの起源は何なのか、と思ってしまいます。
そして、子どもたちはこういうリーダの発言を見ています。「なんかおかしいな」と思う子どもたちは多いと思いますが、米子松蔭高校学校の今回の事例はまさに、日本が間違っている方向に動いていることへの一つの意見だったと、私は思います。
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