【子育て本2冊】それは、聖書とか論語のたぐい
こんにちわ。
今回は「子育て本 2冊」紹介していきます。
2023年はなんだかひどく疲れていました。やる気をもらうために、同じように子育てや仕事に奮闘されているyoutuberの動画をみているのですが、動画内で子育て本を読まれている方が多いので「私も読んでみようか」と何冊か手に取りました。
今回はその中の2冊を紹介していきます。
子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本 フィリッパ・ペリー著 高山真由美訳
親から受けた教育やしつけが、自分のこどもにも引き継がれていくという話です。その教育がこどもにとって「適切なもの」ではなかった場合、その負の連鎖をどう断ち切り、自分のこどもと良い関係を築くにはどうすればよいか。妊娠出産から思春期の子への対応まで書いてあります。
こどもと向き合っていると、自分の幼少期を思い出し「ああ、こんなに疲れているから母は仕事帰りはずっと機嫌が悪かったのか」とか「父は自分の時間が欲しかったんだな」と、親の気持ちを理解することがあります。
一方で「こどものころに感じた記憶」というのが、どんどん消えて行ってします。こどもの意見を聞かず、一方的に押し付けてしまおうとしているとき、この本を思い出して冷静になることができます。
愛と祈りで子どもは育つ 渡辺和子著
冒頭の「親の祈り」で涙を流さない親がいるでしょうか。
子どもに厳しく当たってしまったあとで「もっといい親になろう」と決意する。決意したはずなのにまた怒っている・・・。そんなことをなんども繰り返してしまう自分たちに対して、作者は優しい言葉で語りかけてくれます。
「いい親になる」のではなく、親も子どもと一緒に成長しなければならない。そのことを気付かせてくれます。
子育て本は、論語とか聖書のたぐい
私は、高校時代に論語を、大学時代に聖書を必修で学びました。当時は「つまらん」と思って聞いていたのですが、今考えると「もう少しちゃんと聞いていればよかった」と後悔しています。
論語や聖書って、今より生きるのに必死で利己的になりそうな時代に、はじめて倫理観や道徳を明文化したうえ、現代でも通用する内容が詰まっているんですよね。
仕事や子育てに追われていると、忙しすぎて何がなんだかよく分からなくなります。絶対休めない日にこどもの発熱とか、放っておくとぼんぼん入ってくる新しい仕事とか、食事中に次男が茶碗を落として片付けていると、長男が後ろで歩き回ってお茶をこぼす(食事中に歩き回るなっていつも言ってるでしょ!) とか。毎日必至で訳が分からなくなってくるとき、論語や聖書の語りは沸騰しそうになった頭に水をかけてくれます。
子育て本を読んでいると「いやいや、そんな冷静に対処できないよ」とか「想像上の母親の話でしょ」と思うことが多々あります。しかし、読んでいると冷静になれる自分がいるのも、また事実。
忙しくて、利己的で意地悪になりそうになる自分を、子育て本が水を差してくれるんですよね。
今回紹介した子育て本2冊は、子どもの育て方とかコツとか、ライフハック的なことは書いてありません。しかし、多忙で自分を見失いそうになったとき、行き先の灯りとなってくれるような、心強い本を紹介させていただきました。
何かのヒントになれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。