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転職を繰り返す夫と向き合った話③~対話編~

こんにちわ
「転職を繰り返す夫と向き合った話」の続きです。

これまでのお話です。

自分の考えを掘り下げていくと、私は夫の転職自体に反対しているわけではなく「現実に発生する負担や不満を、夫にきちんと伝えていない」という自分にモヤモヤしていたことが分かりました。

それでは、夫と話し合ってみましょう。

話した内容は?

話し合いは基本的にLINEで行いました。口頭だと話が混乱しそうなので、文章で論理的で冷静に伝えたかったからです。

伝えた内容をまとめると以下の通り
・転職自体に反対ではないし、我慢してまで今の職場にいることはない
・転職を繰り返されると、こちらの負担が増す
・転職を選択する前に自身で改善して、現職場で対応できるところはないのか
・今後同じような問題が発生した時に、また転職という選択になってしまうのではないか
・新しい転職先の懸念点

この時点で、新しい求人に応募しており、選考が進んでいました。応募先の就労条件などが夫からLINEで送られてきたタイミングで、上記の内容を返信しました。そして、私が納得する答えを出すまでは転職してはならんと断言しました。鬼軍曹ですね。ここら辺は、今までの不満が噴出しています。私だって神様ではないので、不満が態度に出てしまいます。

妻の不満 夫の反応は?

妻からの長文LINEに夫が動揺していたのはスマホ越しにも分かりました(笑)もともと私が転職に賛同していないのは、夫も分かっていたんですよね。彼は、委縮するでも逆上するでも既読無視でもなく「今まで迷惑かけてごめん、考えてみる」と返信してくれました。

そこから何度かLINEや対面で話し合いを重ね、結果、夫の三度目の転職が決まりました。夫の出した答えを何度か差し戻した(笑)のですが、粘りに粘って最終面接直前に出した答えを、私は受け入れることにしました。

答えの内容云々ではなく「自分の転職に関してきちんと掘り下げて考えてほしかった」んですよね。

この話し合いを機に、夫のこれからのキャリアや展望も聞くことができました。さらに夫はこれまでの転職と違い、就職後のアンマッチを防ぐため、内定承諾前に先方の担当者と面談し、福利厚生についてしっかりと根掘り葉掘り聞きだしていました。
私が問題提起したことにより、彼の中で、転職に対する問題意識が芽生え、何度も同じ行動を繰り返さないように考えてくれました。

勇気を出して話し合いに持ち込んでよかったと思います。

必要なのは「やさしさ」ではなく「思いやり」

私は結婚式のスピーチで、義両親に「夫を優しい人に育ててくれてありがとうございます」と感謝の意を述べるほど、私の夫は心から優しい人です。ただ藤本美貴さん(ミキティー!)が、「”やさしさ”ではなく”思いやり”が大切」とおっしゃっていて、「さすがミキティー その通り!!」と思わず天晴れしました。

思いやり(おもいやり)とは、他人気持ち理解しその人立場状況配慮する心の持ち方を指す言葉である。

「思いやり(おもいやり)」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書

結婚して一つ屋根の下で住み始めると、最初はケンカばかりですよね。そして、徐々に相手の「ここは踏まれたくない」境界線がお互い分かってきて、夫婦といえどマナーをもって互いの領土を踏み荒らさなくなります。
しかし、それに慣れると今度は真剣な話し合いや必要なぶつかり合いが無くなってきてしまいます。

二度目の転職の際、私は夫に何も言わなかったことで(言ったら空気が悪くなるだけだと思って)、吐き出されなかった不満は長い間心の中にモヤモヤと溜まっていました。

相手の気持ちを理解し配慮しながらも、夫婦として家族を経営していくにはどうしたらよいのか 今回の転職を機に夫を向き合い話し合うことができて本当によかったです。

また、捻らず怒らず既読スルーせずに私と真剣に向き合ってくれた夫にも、本当に感謝しています。

夫婦喧嘩は犬も食わないといいますが、読んでくださり本当にありがとうございました。


今回の話し合いに至るまでに参考にした本

ごちゃまぜになっている心のモヤモヤを解きほぐし、相手のせいばかりにせず自分の問題を見つめなおすのにオススメです。

理想の自分になるために、どのような習慣を身に付けるべきか。小さな悪魔が現れた時に冷静な自分でいられるように繰り返し読んでいます。

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