イーロン・マスクに学ぶ ITの時代
こんにちわ。
今回は「イーロン・マスクに学ぶ ITの時代」という記事です。
先日、転職した友人が非常に興味深い話をしていました。
友人はメーカーのシステム開発部門SE→システムアウトソーシング会社に転職したのですが、転職先の景気の良さに驚愕したとのこと。
転職先の会社は、取引先の一つに自動車メーカーを抱えており、そのプロジェクトのためにメーカー近辺に自社ビルを建設(そのプロジェクトは10年単位ではあるが終わりがあるので、プロジェクト完了後は自社ビルは必要無くなる…)また、そのプロジェクトのために100人規模で採用募集をかけているとの話。
メーカーの小さなシステム部門で社内調整に四苦八苦していた友人はそのギャップに面食らったそうです。
自動車業界の興味は、今や「自動運転」に向けられています。
つい最近まで、燃費の良さ・運転のしやすさなどの技術向上を追求していた日本の自動車メーカーを震撼させたのは、電気自動車「テスラ」の登場です。
それまで「自動運転」は、絵空事に過ぎないと思っていた日本のメーカーでしたが、それを実装したテスラの登場で、大きく方向転換し、自動車にIT技術を搭載させる方へシフトしました。
その転換期を作ったテスラ設立者、イーロン・マスクとはどんな人物なのでしょうか?
イーロン・マスクとは?
偉業① 自動運転の実現
テスラの自動運転技術
Autopilot(オートパイロット):
テスラの自動運転システムの基本機能
高速道路での運転支援が中心で、以下の機能を有する:車線維持(ステアリング操作)自動車間距離の維持、車線変更の支援
FSD(Full Self-Driving)完全自動運転:
オプションで、より高度な自動運転機能を追加
都市部や住宅地でも運転を支援できる
信号や一時停止標識を認識し、対応できる
自動駐車
※完全な自動運転レベルには達していないため、運転者の監視が必要となります
テスラ自動運転技術の特徴
カメラ中心のシステム:車載カメラを使用して周囲の状況を認識(レーダーや超音波センサーも一部使用)
リアルタイムデータ収集と解析:世界中のテスラからリアルタイムでデータを収集し、自社開発のスーパーコンピュータを使って解析、システムの改良を継続的に行う
自動アップデート:車両ソフトウェアをインターネット経由で更新可能。改良や新機能が自動的に追加できる
テスラの登場、一般へ普及したことにより、車にもIT技術が大きく貢献し、またその需要も高まりました。車はもはや、運転するものではなく、目的地へ運んでくれる小さな部屋として、人々の移動手段のメインとなっていくことでしょう。
偉業② 再利用可能ロケットの開発
イーロン・マスクが出資した民間宇宙開発企業SpaceXでは、2つの「史上初」を成し遂げています。
民間企業初、国際宇宙ステーションにドッキング
それまでアメリカの宇宙開発は、もともと政府主導でしたが、技術の停滞で成果を残せていませんでした。そこに参入したSpaceXは、自社で開発したロケットを打ち上げ、商業宇宙船として初めて国際宇宙ステーションにドッキングしました。
再利用できるロケットの実現
ロケットは打ち上げてしまうと廃棄するしかありませんでした。SpaceXは、スター・ウォーズに出てくるような「再利用可能な」宇宙船の実現を目指し、打ち上げ後のロケットが再び基地に戻ってくるようプログラミング。2015年に人工衛星打ち上げ後のロケットを、再着陸させることに成功しました。これにより、ロケット開発のコストは10分の1に抑えることができました。
1969年 人類初の月面探査を行ったアポロ計画にも、IT技術は使われていました。しかしその性能は、今の自動車のキーよりも簡易なものだったそうです。
SpaceXが数々の偉業を成し遂げた宇宙開発にも、IT技術が大きくかかわっています。ロケット製作、宇宙開発にもIT技術が利用され、高度なプログラミングによって、民間人が宇宙に進出する時代も、もうすぐそこまできています。
IT技術は現代の魔法
小さいころ、絵本に魔法使いが出てきて、ほうきで空を飛んだり、いろいろな魔法をかける姿にワクワクしました。現実に魔法は存在しませんが、IT技術が魔法の替わりとなって、自動車を空に飛ばし、再生可能エネルギーを使って私たちを宇宙へ連れて行ってくれます。
冒頭で、システム開発のアウトソーシング会社に転職した友人の話を書きましたが、自動車業界だけではなく、ITのもたらす可能性は広く、その需要はますます高まるばかりです。
また、それを利用する私たちにも基本的な「ITスキル」が必要となってきます。
人類が健全に進化していくために、イーロン・マスクから「IT技術の重要性」について、学ぶことができました。
読んでいただきありがとうございました。
ITパスポートは、ITの基礎資格になりますので、機会があったら取得しておきましょう。
OpenAI も上手に利用してみましょう。会話しているとおもしろいですよ。