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ベイスターズ2020年選手名鑑 エドウィン・エスコバー 背番号62「神様、仏様、エスコ様様。日本ハム時代活躍できなかった理由は?」

こんばんは、なべマガジンです。

本日は、背番号62 エドウィン・エスコバー選手を紹介します!!!

1.経歴

ベネズエラ出身 2008年テキサス・レンジャーズと契約。2014年にレッドソックスでメジャー初昇格。2016年には、ダイヤモンドバックス-インディアンスと渡り歩き、2017年に北海道日本ハムファイターズと契約した。先発は、1試合のみで、残りの13試合は、中継ぎ登板し、1勝2敗、防御率5.64という成績を残した。すると、2017年7月6日に、黒羽根利規との交換トレードにより横浜DeNAベイスターズへ移籍。NPBの球団と契約した外国人選手が、契約1年目のシーズン中に、交換トレードでNPBの他球団へ移籍するのは史上初の事例である。移籍後から、中継ぎとして活躍し、2017年は、41試合2勝7Hをあげて、1年契約で更新。2018年からは、ラミレス監督の信頼度も増し、セットアッパーとして活躍。外国人枠の関係で、1軍2軍を往復する時期もあったが、結果的に、53試合4勝13H防御率3.57を記録した。この年も1年契約を結び、2019年は、引き続きセットアッパーとして活躍。74試合5勝33H防御率2.51と過去最高成績を残し、最速160キロも記録。名実ともに、剛腕ぶりを発揮した。シーズンオフに2021年までの2年契約を勝ち取った。

2.ベイスターズの獲得理由

サウスポーの補強である。慢性的に、ブルペンのサウスポーが少なく、ベイスターズの補強ポイントであった。日本ハムファイターズは、捕手陣が故障などで、不足する形になり、2軍で活躍しても1軍昇格できなかった黒羽根選手に白羽の矢を立てた。当初は、金銭での予定だったが、同様に日本ハムファイターズもエスコバー投手を1軍昇格できない環境下であったため、お互いの戦力補強が合致したため、交換トレードになった。ベイスターズ史上最高のトレードになったに違いない。

3.選手のチェックポイント

★160キロ近いストレートは圧巻★

剛腕サウスポーのエスコバー投手。誰が見ても素晴らしいのは、このストレート。常時155キロ前後を記録し、右打者・左打者問わず、安定感のある投球を続けている。球種は、ツーシーム・チェンジアップ・スライダーがあるが、ほとんど、若干サイドスローから投げるスライダーである。打者からすれば、フォームでストレートかスライダーか判断できるだろうが、それでも打たれない。これは、エスコバー投手とスライダーの制球力が良いからだろう。スライダーでもカウントをとれるため、常にストライクゾーンで変化球を頭に入れておかないといけないので、速いストレートをもつエスコバー投手では、準備しておかないと対応できないと言える。

★なぜ日本ハムファイターズ時代は活躍できなかったのか?★

投球から確認できるのは、現在と比べて明らかに①腕の振りが弱いということだ。おそらくは、まだ制球力に自信が無かったため、この様に投げていたと思われる。加えて、➁ストレートも若干腕を下げて投球している。現在では、完全なスリークォーターから投げ下ろすフォームだが、当時はまだ投げ下ろすというよりは、横から投げるイメージの方が近い。結果的に、キレの感じない150キロ前後の球で、制球もアバウトであった。以上の2点が、主な要因だろう。もう1つ加えるならば、同郷であるラミレス監督の存在だろう。同いベネズエラ出身で、コミュニケーションもとれる相手がいることは、エスコバー投手にとってメンタル面でも大きく支えられたと思われる。

4.現在の立ち位置と起用方法

セットアッパーの座を確立した。1軍外国人枠の関係で、休養でブルペンを外れることもしばしば。28歳とまだ若く、投球内容によっては、長期契約の可能性もあるだろう。ブルペンのサウスポーが少ないベイスターズには、代えがきかない、ポジション・選手であり、できる限り残留して、投球を続けて欲しい。ラミレス監督の起用方法、本人が「毎日でも投げたい」という投げたがりであり、登板過多が心配されるため、身体のケアだけは、しっかりやってほしいところだ。「オトコハダマッテナゲル」なんと頼もしい言葉だが、怪我だけが心配だ、、、。

5.まとめ

怪我なく、長期的にベイスターズのセットアッパーを担って欲しい。剛腕サウスポーは、代えがきかないオンリーワンの選手である。

エスコバー投手の熱狂的なファンである。「エスおに」さんという存在がいることは、ご存知だろうか。個人的には、野球居酒屋で知り合い、インスタグラムから繋がっているが、毎日エスコバー投手に関わる熱狂的なストーリーや投稿(ベイスターズ全般を含む)をしているので、ぜひファンの方は、フォローして確認してほしい存在だ。

今回は、エドウィン・エスコバー選手を紹介しました。

次回は、背番号63 関根大気選手を紹介します!!!

次回もお楽しみに^^

20年以上ベイスターズ・プロ野球を見てきた自分だからこそ発信できることをこれからも発信し続けていきますので、良ければ、サポートをお願い致します^^