ベイスターズ選手名鑑 京田陽太 背番号98 「ドラゴンズをコテンパンにする。正遊撃手争いに加わった刺客」
おはようございます。なべマガジンです。
そして、皆様大変遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます!
(それにしても遅すぎるでしょう)
本年もよろしくお願いいたします。
今年も大変恐縮ではございますが、執筆の依頼を頂き
1ヶ月以上、そちらに奔走しておりましたので、
更新が遅くなり、申し訳ございません。
ようやく落ち着きましたので、
2023年選手名鑑シリーズの更新を再開致します!!
新年1発目はこの選手。
背番号98 京田陽太選手です!!!
1.経歴
石川県能美市出身。小学2年から軟式野球を始め、中学時代は白山能美ボーイズ所属し、全国ベスト8を経験している。青森山田高校へ進学すると、1年春からショートのレギュラーを獲得するも、甲子園出場は無かった。それは八戸学院光星(ロッテの田村選手や阪神の北條選手)の存在があったからだ。日本大に進学し1年からベンチ入りすると、3年時にはベストナインを獲得。4年時には25年ぶりの一部優勝に貢献するなど、大学時代に大きく飛躍した。そして2016年ドラフト2位で中日ドラゴンズから指名された。
入団後は、新人ながら7番・遊撃手で開幕スタメンを勝ち取ると143試合中141試合に出場し、打率は.264だったものの、149安打・23盗塁を記録し、新人王を獲得している。2018年(2年目)は全試合に出場。打撃成績は落としたものの、安定感のある守備で守備率.991をマーク、セ・リーグ1位の指標だった。2019年(3年目)には監督推薦でオールスター出場、2020年(4年目)にも全試合出場も果たしているが、リーグワースト13失策と守備面で綻びもみせた。2021年(5年目)は下降線だった打撃面の不調が続き、5月にプロ入り初の2軍降格も経験。結果的には113試合に出場し打率.257に終わった。再起を図った2022年(6年目)は引き続き打撃不振も新監督に就任した立浪監督に守備を買われたが、5月4日の横浜戦(ハマスタ)に拙守があり、「戦う顔をしていない」と試合中に二軍を告げられ名古屋へ強制送還と大きな波紋を呼んだ。その後2軍でも打撃不振が続き、1軍のショートのレギュラーを土田龍空に奪われる形となり、ほとんど2軍暮らしとなった。
そしてオフに砂田毅樹投手とのトレードが発表された。
2.ベイスターズの獲得理由
詳細は別記事で記載しておりますので、ご覧ください。
3.選手のチェックポイント
★テイクバックはまるで吉田正尚?自分自身を信じたバッティングを貫く★
春季キャンプがスタート、筆者も1.2日と打撃チェックをしておりますが、中日時代から大幅なフォーム変更はしていない模様。中日時代、立浪監督から打撃指導はされていたようですが、自分の打撃スタイルを崩していないようだ。理由は本人も語っていたが、自分が決めたことで結果が出なければ仕方ないと納得できるからだという。信念の強い選手だ。しかしながら、吉田正尚のようにホームランアーチストのようなスイング軌道ではなく、キャリアハイも5本塁打、レベルスイングでライナー性の打球が多い。中日時代からレギュラー出場しておりましたので、よく見ておりますが、引っ掛けるセカンドゴロが多く、犠打はできるが得意な方ではない。そして粘りについても外の変化球において見極めが弱い印象がある(率直な印象で申し訳ございません)逆に言えば、この部分が改善できれば打率.250以上は固いと思いますし、出塁率も伸びてくるであろう。守備については、トップクラスの守備範囲をもつ選手ですので、こちらは全く問題ないと思います。記者投票出なければ、確実にゴールデングラブ賞を取得できた選手です。チームも変わり、同世代の佐野選手がキャプテンでまとめており、すんなりと溶け込んでいる印象でした。伸び伸びやれる環境で本当の再起が図れるのではないかと思います。
4.現在の立ち位置と起用方法
新加入ではありますが、ショートレギュラー候補の一人でしょう。ライバルは成長著しく、期待も高い森選手が筆頭です。ベテランの大和選手・守備職人の柴田選手も控え、ルーキーの林選手もキャンプから存在感を発揮しており、争いは最後の最後まで激化すると思われます。まず、守備は問題無し、盗塁もできることから一歩リードしておりますので、やはり課題の打撃。そのため、練習試合・オープン戦で京田選手は打ち勝つしかないと思います。目指すところは、7・8番の開幕スタメンになるだろう。森選手も昨年は絶好調でしたが、オープン戦で両足を負傷し、悔しい思いをしておりますので、今年にかける思いは強いでしょう。走攻守3拍子揃った、ベイスターズのスター候補生ですので、首脳陣も起用したいと思う気持ちは高い。この状況で、どちらを起用していくのかはまだ誰も分からないだろう。例えバックアップになったとしても、内野手の選手層がぐっと厚みを増すことになり、ベイスターズにとって良い補強になっていることは間違いない。
5.まとめ
守備の安定感を見せつけ、打撃面ではスタイルの確立を。優勝の1ピースになれるように、とにかく結果を求めていきたい。
中学時代、立浪監督から干されるようにはじき出されたが、立浪監督の温情にも思える。チームは過渡期で、若手選手への切り替えもスパッと行った。
数年前からトレード説が何かとあった選手ですが、個人的には早く出してあげた方が良いと思っておりましたし、それがベイスターズで本当に良かったと思います。適材適所の補強で、チームの雰囲気も抜群。そして現役ドラフトでドラフト同期入団の笠原投手も加入。チームメンバーも文句なし。
背番号4?と思いきや故・木下投手の背番号98を背負うあたり、本当に良い人なんだなと思った。強制送還を経験した悔しい場所で、思う存分に暴れて、古巣をコテンパンにしてください!!!
次回は背番号47 笠原 祥太郎投手を紹介します!
次回もお楽しみに^^