ベイスターズ選手名鑑 トレバー・バウアー 背番号96 「縁が結んだ横浜入団。メジャー屈指の問題児の理由は?」
おはようございます。なべマガジンです。
そして、ご無沙汰しております。
WBCも大盛り上がりですね。そんな中、日本球界に
衝撃を与えるニュースが飛び込んできました。
2020年サイ・ヤング賞のトレアー・バウアー投手が
横浜DeNAベイスターズへ入団へ!!!
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現在メジャーで活躍するグリエル選手の入団以上の
衝撃が走りました。それでは、トレアー・バウアー投手を
紹介していきます。
1.経歴
アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身。
プロ入り前はヤンキースで活躍するゲリット・コールとカリフォルニア大学ロサンゼルス校で2枚看板として活躍し、2011年のMLBドラフトで全体1位はコール・3位(ダイヤモンドバックスから指名)にバウアーと、同一大学からドラフト上位3位以内に2人が指名を受けたのは33年ぶりの快挙だった。
1年目からメジャーデビューを果たすも、制球難で4試合の登板でマイナーへ降格した。この頃から、捕手のリード批判やコーチの意見に聞く耳をもたないなど、問題児と騒がれるように。
2013年(2年目)に9選手が絡む三角トレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍。この年も4試合に先発も成績不振。オフに、科学的トレーニングを取り入れる。2014年(3年目)で先発ローテーションに入り、規定投球回はクリアできなかったが、5勝8敗、奪三振率8.0超えと飛躍のシーズンとなった。2015年(4年目)は昨年に引き続き、先発ローテーションに入り、初めて規定投球回を達成。リーグ最多79四球、防御率も4.55だったが、自身初の11勝を挙げた。2016年(5年目)も主戦投手として活躍。12勝を挙げ、アメリカンリーグチャンピョンシップの第3戦に先発も、趣味のドローンをいじっていた際に負傷した小指からの再出血で、1回途中降板。ワールドシリーズでも第2戦・5戦に登板もいずれも4回で降板し、敗戦投手となった。2017年(6年目)はリーグ4位の17勝を挙げた。2018年(7年目)は、自身初のオールスター出場を果たすも8月に右足首に打球を受け、疲労子骨折で、約1か月の離脱も、12勝を挙げて、防御率2.21、奪三振221の好成績を残した。2019年(8年目)は三角トレードで、シンシナティ・レッズへ移籍、2球団で11勝13敗の成績を残した。この年8敗目を喫した際に、交代を告げられ、自身の投球への怒りから持っていたボールをバックスクリーンに投げ込み物議をかもした。
このオフに横浜DeNAベイスターズ練習姿勢DOCKを訪れ、今永・京山などと交流し、日本球界入りを熱望していることが発覚。
2020年(9年目)はコロナウイルスの影響から60試合のみのシーズンとなったが、11先発で5勝4敗ながら防御率1.73で最優秀防御率を獲得、100奪三振はリーグ2位、WHIP0.79はリーグ1位だった。オフにFAとなり、球団からのオファーを断り、2021年(10年目)、ロサンゼルス・ドジャースと契約。契約額はオファーがあった1890万ドルから2800万ドルとかなり上がっている。この年、ある女性がバウアーから暴行受けたとして、警察沙汰となり、7月2日から制限リストに入れられ、結果、ポストシーズン終了まで休職期間となった。2022年(11年目)は登板することなく、2022年4月29日から2シーズン相当の324試合出場停止処分を受けたが、後に194試合に軽減されている。そんな中、横浜DeNAベイスターズが1年契約 年俸4億円で獲得を発表した。
2.ベイスターズの獲得理由
目指すは優勝&日本一、本気の補強がその表れ。
先発ローテーションについては、開幕前に頭数は毎年揃っている状況続いているが、実際に1年間ローテーションを守っている投手はほとんどおらず、怪我や不調で離脱することはお決まりになってしまっている。今年も今永、大貫、濱口・石田・ガゼルマンなど主戦投手があがるものの、計算については今永以外は未知数である。バウアーについては、上記でも挙げたように、暴行事件による出場停止処分からフリーの状態が続いており、メジャーでの登板はできない状況にあったこと、本人が日本球界を以前から希望していたこともあり、編成トップの荻原球団本部長は契約まで3カ月かかったと、2023年シーズン前から獲得に乗り出していることが発覚。たまたまではなく、ベイスターズも本気の補強と位置付けて契約を締結した経緯がある。
3.選手のチェックポイント
★誰が見ても良い投手と分かるレベル。直球・変化球ともに抜群の制球力を誇る★
持ち球は、4シーム(平均球速150キロ前後)、カッター・ナックルカーブ・スライダー・チェンジアップ・シンカーとなっている。どの球種でもカウントがとれ、そのキレも抜群である。
小さなテイクバックからの制球力は抜群で、多彩な球種と力強い4シームの組み立てで、三振もとれる投手である。
日本での活躍が100%という保証は無いものの、期待せずにはいられない大投手であることは間違いない。
本当に問題児なのか??
1.の経歴でも挙げたように、数々の問題児ぶりはあったものの、熱くなったらエキサイトする選手は、少なからずいると思います。そして、一番の問題である、暴行問題も、証拠不十分で不起訴となり、球団も手に入れられる情報は全部入手した上で、潔白を証明。アメリカでは厳しい目でみられるため、重い処罰となっていたものの、犯罪者ではない。もちろん、自己主張が多いことは日本でも同様で、騒がれる可能性が無いとは言い切れないが、やるべきことはプレーでしっかりやってくれる選手だろう。
4.現在の立ち位置と起用方法
GW前後あたりから先発ローテーションとして期待されるだろう。契約が発表されたものの、来日はまだで実践登板に向けての準備もあり、開幕ローテーションは無いと思われます。そのため、4月は2軍で数試合調整登板し、満を持して1軍登板になるでしょう。問題なのが、外国人枠。現状では先発ローテーション候補のガゼルマン、セットアッパー候補のエスコバー、ファーストでソトの3選手は決定的。急性腰痛で離脱中のウェンデルケンもセットアッパー候補として今後合流の可能性はあるものの新加入のアンバギーが苦戦中。選球眼はあるものの、コンタクト率が低く、打球も上がっていないため、2軍調整ス
タートでもよさそうだ。オースティンは後半戦からとみており、バウアーが加入となれば、ウェンデルケン復帰を想定し、投手4・野手1でいくのではないかと思われます。
5.まとめ
アメリカで問題児扱いも、プレーには問題無し。メジャーの実績を引っさげて、史上初のサイ・ヤング賞&沢村賞獲得を狙う。
今永が「事件」と表現するほど、今回の入団劇は選手もビックサプライズ。今年は、チームの成績ももちろんのこと、バウアーの加入により、ベイスターズの選手がどのような変化をみせるのか、交流をみせるのか、そこも注目していきたいですね。
本日は、背番号96 トレバー・バウアー投手を紹介しました!
次回から予定通り、ルーキーシリーズ編となります。
次回もお楽しみに^^