ベイスターズ2020年選手名鑑 古村徹 背番号67「再入団に再起をかける。なぜ1軍昇格できないのか?」
こんばんは、なべマガジンです。
本日は、背番号67 古村徹選手を紹介します!!!
1.経歴
神奈川県出身 茅ケ崎西浜高校から2011年ドラフト8位で横浜DeNAベイスターズに入団しました。高校進学時には、強豪である桐蔭学園からも誘いを受けている。入団後は、高校3年夏に痛めた肩の影響で登板無し、シーズンオフに育成選手契約になった。そして、2年目1試合の登板、3年目は、2軍ですら登板なく、引退を余儀なくされる。その後は、打撃投手として球団に残る。しかしながら、練習の際に、左肩の怪我が癒えたと判断し、マネージャーへ転向打診をされたことも踏まえ、2015年の1年で退団し、2016年から四国アイランドリーグの愛媛マンダリンパイレーツへ入団。ストレートは、140キロ前後だが、26試合に登板し、防御率0.80と好投し、NPB合同トライアウトでも3人に対し、2奪三振1四球と好成績を残すも、獲得球団は無く、残留した。2年目にオーバースローからサイドスローに転向するも失敗。14試合防御率7.43と昨年よりも悪化してしまった。自身都合で退団すると、2018年から富山サンダーバーズへ移籍。ここで、古村投手の才能が開花。オーバースローへ再転向したところ、ストレートが150キロ以上を記録するようになり、注目を集めた。33試合防御率2.60とまずまずの結果を残し、横浜DeNAベイスターズの入団テストを受験。その結果、合格し再獲得に至った。
2.ベイスターズの獲得理由
高校卒業時は、地元枠のサウスポーという理由で指名している可能性が高い。潜在能力を期待しての指名だろう。再獲得については、独立リーグを経験し、ストレートも150キロ台を計測するようになったこともあり、手薄な中継ぎ左腕として期待されて入団している。再入団ということもあり、かなり珍しいケースだが、1回目は、そもそも左肩が完治しておらず、登板できていなかったので、即戦力の独立リーグの選手を指名したイメージに近いだろう。
3.選手のチェックポイント
★ストレート・スライダーも良いものを持っているが、とにかく制球難★
ストレートは145キロ前後、スライダーは、砂田投手に似ている横滑りするようなスライダーをもっており、1軍でも通用するようなボールを投げている様に感じる。しかしながら、とにかくの制球難なのだ。2019年も4回を投げて8四球を与えている。(後に怪我で離脱)2020年キャンプ練習試合では、好投を見せるも続かない。おそらくは、彼の場合メンタル面だろう。大事な時にどうしてもあがってしまい、自分をコントロールできなくなっているイメージを受ける。だからこそ、メンタル面を強化すれば、まだ花開く可能性もあるということだ。
4.現在の立ち位置と起用方法
2軍で中継ぎ登板になっているが登板回数は稀であり、他の選手と比べて優先順位は低くなってしまっている。おそらくは、選手層の厚さと先ほども記載した制球難の影響がある思われる。26歳という年齢だが、再入団という形ということもあり、まだ若いが契約を勝ち取るには、非常に厳しい環境にある。しかしながら、せっかく良いボールを投げている選手なので、育成再契約でも良いので後1年は、チャンスを与えて欲しい。ベイスターズも3軍構想(神奈川独立球団へ派遣して実績経験を増やす)があるので、是非とも活用して欲しい存在だ。
5.まとめ
メンタル面を強化し、自分のボールをしっかり投げ込めるようにしたい。育成再契約から独立リーグへ派遣し、きっかけを掴みたい。
今回は、古村徹選手を紹介しました。
次回は、背番号68 藤岡好明選手を紹介します!!!
次回もお楽しみに^^