ベイスターズ選手名鑑 背番号49 ブルックス・クリスキー 「ストッパー候補の一人、活躍の鍵はスプリットと捕手」
こんにちは、なべマガジンです。
ついに、ベイスターズにも新型コロナウイルスの感染者が出てしまいました。正直言ってどの球団も避けられるものではないので、チーム全体に感染が広がらず、全体練習ができない日々が続かなければ、良しとしましょう。無事キャンプを完走して欲しいですね。
本日は、新外国人 ブルックス・クリスキー選手を紹介します!!!
1.経歴
アメリカ アリゾナ州出身
2016年MLBドラフトでニューヨーク・ヤンキースから6巡目(全体188位)で指名を受けるもシーズン中にトミー・ジョン手術を行い、2017年は全休。その後、マイナーで実践を積み、2020年にメジャーデビュー。4試合登板ながら3回2/3で奪三振8を奪った(四死球7)2021年は、開幕をAAAで迎えるも、6月、7月にメジャー昇格。初勝利を記録したが、MLB最多タイの1イニング4暴投を記録するなど制球難を露呈し、AAAに降格。その後DFA(戦力外)になり、オリオールズが獲得し、メジャーでは4試合に登板した。シーズンオフにFAとなり、12月8日に横浜DeNAベイスターズが獲得を発表した。
2.ベイスターズの獲得理由
☆三振を奪えるクローザー候補の獲得☆
昨年は、三嶋投手がメインでクローザーを担ったが、2020年ほどの安定感は無く、配置転換もあり、山﨑選手や伊勢選手も一時クローザーを担った。2022年シーズンも三者での争いが繰り広げられることが予想されるが、クローザー候補の新外国人の獲得することで、更なるブルペン陣の底上げを図った。シャッケルフォード選手の退団が決定し、ピープルズ・エスコバー選手は残留しているが、ピープルズ選手はバックアップ候補で、エスコバー選手は、セットアッパーとして7回・8回の重要な局面で起用したい選手だ。そこで、三嶋・山﨑・伊勢に加え、クローザーとして奪三振能力の高い選手を探していたのではないだろうか。特に山﨑選手は年々奪三振能力が落ちており、伝家の宝刀ツーシームの落ちは悪くなっている。やはり、三振を奪いたい場面でしっかり奪える投手が是が非でも欲しかったのではないだろうか。
3.選手のチェックポイント
★脅威の空振り率50%を記録したストンと落ちるスプリット★
ストレートは平均153.4キロ、最速157.7キロを誇り、制球力はそれほど悪くないように見える。スライダーも持っているが、見せ球に近い変化球であり、クリスキー選手の伝家の宝刀はスプリットである。130キロ後半の落ちる球で、動画でもあるように全盛期の山﨑選手のツーシーム、大魔神と呼ばれた佐々木選手のフォークの様な落差があり、2021年メジャーで空振り率50%を奪うほど、切れ味抜群だ。しかしながら制球力については未知数。落差が大きいあまり、捕手がうまく止めることができずに、暴投に繋がっている。もちろん、クリスキー自身が日本のボールにマッチするのか、マウンドに合うのか、日本の打者にボール球を見極められるのか、クイックモーションの速さの改善、生活環境に慣れることができるのかなど、日本で活躍できる要素をクリアできるのか課題になるが、捕手との相性も大きな要素になりそうだ。ベイスターズの捕手でブロッキングがうまい!という選手は、挙げられないのが現状であり、強いていえば髙城選手だが、現在はベンチ入りできるかどうかも分からない位置にいる。伊藤光、戸柱、山本選手がメインとなるが、果たして誰が正捕手の掴むのか、クリスキーと相性はどうなのか、活躍の鍵を握っている。
4.現在の立ち位置と起用方法
外国人枠は今年も5人、順当ならばオースティン・ソト・エスコバー・ロメロの4人は確定。残りの1人の枠をピープルズと争う形になる。ピープルズ選手は昨年先発から中継ぎへ転向し、救援防御率1.13と適用しており、日本球界3年目ということもあり、中継ぎの一角として活躍の可能性もある。そのため、クリスキーに求められるのは、ピープルズより好成績を残すこと、期待される場面でしっかりと三振を奪えることだろう。クローザーとしての実践登板をみながら、1軍の抑え陣の状態次第で、1軍でクローザーとして登板、それともセットアッパーに回るのかは流動的だろう。現在、入国時期が確定しておりませんので、いつ入国できるかも不明の状況ですが、1日でも早く入国して、実践での登板を確認したいです。
5.まとめ
とにかく三振を奪うことができるのか、クローザー候補の1人として、プルペンの底上げに貢献してほしい
本日は新外国人 ブルックス・クリスキー選手を紹介しました。
次回の選手名鑑シリーズは、育成新外国人の マルセリーノ選手を紹介する予定ですが、登板動画がないため、確認でき次第、投稿予定になります。それまでは、別の話題を投稿できればと思います。
次回もお楽しみに。