ベイスターズ2020年選手名鑑 藤岡好明 背番号68「投手陣最年長のベテラン。ここぞという時に頼りになるんです。来年の契約はいかに。」
おはようございます、なべマガジンです。
本日は、背番号68 藤岡好明選手を紹介します!!!
※映像は、ソフトバンク時代。
1.経歴
大阪府出身 宮崎日大-JR九州から2005年大学・社会人ドラフト3位でソフトバンクホークスに入団しました。(当時は、高校生ドラフトと分離されていました)1年目から1軍で62試合(当時のパリーグ新人投手最多登板記録)65.2回65奪三振5勝26H(31HP)防御率2.60被本塁打0と素晴らしい成績を残した選手です。2年目は、1年目の登板過多の影響から怪我で離脱し、36試合防御率4.88と大幅に成績を落としてしまう。3年目は11試合に登板、4年目には、先発も挑戦。5勝8敗防御率4.60を記録。再起を図る結果を残した。5年目は、中継ぎ再転向で32試合防御率4.50。6年目は、試合まで出場機会を減らしたが、7年目は、39試合防御率1.19と安定感のある投球が光った。8年目も32試合4勝防御率2.51と安定した成績を残したが、肝機能の低下が判明したため急遽入院。退院後も2ヶ月程度の安静を求められたため、そのままシーズンを終えてします。そのオフに、北海道日本ハムファイターズからFA宣言した、鶴岡慎也捕手を福岡ソフトバンクホークスが獲得したため、その人的補償にて北海道日本ハムファイターズへ移籍(プロテクトを外された理由は、怪我での離脱と年齢によるものだと思われる。)
北海道日本ハムファイターズへ移籍した9年目~11年目は、2014年9試合、2015年6試合、2016年に1試合登板したところで、3月30日に横浜DeNAベイスターズへ金銭トレードとなる。移籍後は、9試合に登板。防御率1.13と好リリーフをみせた。(しかしながら、右肩の故障で2軍落ち)そこから2017年6試合、2018年15試合、2019年は、32試合防御率1.86と移籍後最高の成績をみせた。成績から分かることは、1年目にピークの成績を残すも、その後は、好調不調を繰り返しているシーズンを過ごしている選手である。
2.ベイスターズの獲得理由
中継ぎ陣の補強である。即戦力投手を補強したかったので、2球団を経験し、登板数も豊富であった藤岡選手に白羽の矢が立った。日本ハムでは、登板に恵まれず、結果を残すことができなかった。しかし、2016年移籍したシーズンは、日本ハムも救援投手が豊富ではなく、栗山監督も放出を迷ったが、藤岡自身の今後の登板機会を考えると放出した方が、藤岡のためになるという親心から決めたという。
3.選手のチェックポイント
★コントロールとマウンドでの落ち着き★
ストレートは140キロ前後ながらも、スライダー、シュート、シンカー、カットボール、フォーク?など多彩な球種を操り、そのコントロールで生き残ってきた選手である。制球難から崩れることはほとんど無い選手で、球威は無いものの、常に落ち着いたマウンドさばきで、外国人選手との対戦やピンチでマウンドを託したい選手である。だからこそ、ここぞという時に登板させたい貴重なベテラン投手である。
4.現在の立ち位置と起用方法
2軍調整にはなるが、1軍投手陣が崩壊した場合は、1.2を争う昇格要員である。今年に関しては、伊勢・平田・武藤選手が安定感のある投球を見せ続けていたため、昇格機会に恵まれ無かった。これは彼にとって非常に痛いことである。それは、35歳という年齢だ。ベイスターズは、日本ハムの育成システムを持ち込み、元高田GMが浸透させた。現三原GMもその意思を受け継いでおり、基本的には若手中心メンバーで編成を組む。ベテラン選手は、冷遇される可能性が高いため。最悪の場合、契約が無いかもしれない。藤岡の様な投手は、いざという時に必要不可欠な選手であり、何とかもう1年チャンスを与えて欲しいが、何とも言えない状況だ。
5.まとめ
ここぞという時に本当に頼りになる。年齢は厳しいが、ベテラン枠として何とか契約延長を願っている。
今回は、藤岡好明選手を紹介しました。
次回は、背番号92 国吉佑樹選手を紹介します!!!
次回もお楽しみに^^