自己満メキシコ旅行記⑧メリダ🇲🇽
今回は、8回目の旅行としてメキシコのユカタン半島メリダへ行きました。
•移動手段と値段✈️💰
メキシコシティ→メリダ✈️
片道2時間
料金:往復2万5千円くらい
•旅行期間🗓️
6泊7日
•主な旅先🚶➡️
•メリダの中心街
•チチェンイッツァ
•ウシュマル遺跡
•セノーテ
•ティシュココブ(ハンモック村)
前回の旅行記はこちらから👇
•日記📔
1日目
メリダへ着いたのは朝の9:30。
メリダ市内は基本的に歩いて行動できる為、街散策。🚶♂️➡️
ソカロの前にはシンプルな内装の教会⛪️
その反対側にはモンテホの家という博物館があり、かつてユカタン半島を統治していた一族の邸宅をそのまま博物館にしている。
常設展は当時の生活の展示が。
企画展にはメキシコの女性の写真展が開催。
クーラーが効いているので、メリダの暑さを凌げるスポット。
その後、中心部から北へ8kmほど離れた場所にマヤの博物館「El Gran Museo de Maya/大マヤ族博物館」へ。
展示内容としては、
マヤの基本情報。
マヤの起源と文化。
現代を生きるマヤとマヤ語の保護。
スペインに侵略された後のマヤ文化。(宗教融合等)
古代マヤ文明の遺跡等の人類学の展示。
があり、マヤに特化した展示である。
特に、古代マヤ文明の遺物や世界観の展示がメインで見どころがあった。
博物館の裏に、スーパーとコストコがあったのでそこで買い出しして宿に戻り初日は終了。
コストコの駐車場には、セノーテがありユカタン半島を感じさせられた。
2日目
7月は雨季で、午後には雨が降り始めるので朝イチでマヤの遺跡チチェンイッツァへ。
ADOというバス会社から直行のバスが出ている。🚌
入場料の外国人価格は約5000円以上するが、メキシコ国内の学生証を持っている為なんと無料に!
入ると、すぐに最も有名なククルカンのピラミッド(実際の定義としては、寺院だが、)。
平日の朝早く来たので、ほとんど人がいなく写真撮り放題!📷
その後、チチェンイッツァの広大な敷地内を回るのに約3時間かかったのだが見所しかない。最高😆
敷地内では露天商が様々なお土産を売っており、露天商の中には日本語で商品が「しまむらプライス」と声掛けしている人もいた。
実際には普通の値段なので、欲しいものがあれば値段交渉して買えば良いかと思う。
チチェンイッツァからメリダへの帰りの直行便のバスは無いので、「Valladolid/バジャドリド」という街を経由して帰る必要がある。
バジャドリドという街も2時間くらいあれば見て回れる観光地なので、帰り道に降りて散策する価値はあり。
街の中心部に大きなセノーテがあり、400円程度で入れるので行く価値あり。
午前中だったら、光が水に入ってもっと綺麗らしい。
そして、お土産もメリダの中心街より安いのでユカタン名物の刺繍入りシャツを買っても良い!安いので、3000円くらいで買える。
メリダより、1000円以上安い。
その後、メリダの中心街へバスで戻り🚌
夜は、ユカタン料理が有名なレストランで食事。
頼んだのは、「Los Tres Mosqueteros Yucatecos/ユカタンの三銃士」と
という料理。
柔らかく調理された鶏胸肉にクリームベースのソース、モレベースのソース、果物ベースのソースがかかっていてそれなりに美味しかった。
そして、「Queso Relleno/詰められたチーズ」。
オランダチーズの中に味付けされたソボロが入ってる料理。
味はクリームソースがかけられたお上品なつくねチーズの味。こちらは、普通に美味しかった。😋
3日目
ユカタン半島は、地質上水が浸透しやすく長い年月をかけて地面の層が削られて地中に空洞ができるそう。
それが、セノーテでマヤでは井戸や地中世界(インフラ•ムンド)への入り口(神様と交信したり、神様への生贄をセノーテを通して供養していた)として用いられてきた。
3日目は、メリダ発のツアーを使わずにセノーテを巡る日に。(ツアーで行くと1万円越えなので、)
友人に事前に教えてもらったセノーテが沢山ある地域へは基本ツアーかローカルバスでしか行けない。
バスで行くとしても、始発が11時からなので今回は行きはUberで行くことに。値段は4000円弱。(割り勘)
一つ目は、「Mucuyche/ムクイチェ」という名のセノーテ。
かつてエネケンという植物を栽培し、繊維に加工していた一族の土地を買い取って改修した施設。
10年くらい前にセノーテが見つかり、セノーテはかつて井戸として使われていたらしい。
セノーテは現地ツアーとして販売していて、チケットは高めの1人5000円くらい。
完全に観光地だ。
ツアーの内容としては、はじめにエネケンを繊維に加工していた場所の説明。
その後、敷地内にある2種類ののセノーテをガイド付きで回るというものであった。
1つ目のセノーテは、通路上になっているセノーテ。ものすごく綺麗ではあるが、絶対に人の手が加わっている感じ。
1つ目のセノーテを抜けて2つ目のセノーテは地下空間に広がっている洞窟みたいなセノーテ。
こちらは水の底にライトが設置されているだけで、他は手がつけられていない模様。
最初よりもセノーテらしくて冒険心がくすぐられる。
天井部の穴から差し込む日光と水の底から照らされるライトのおかげで水は透明度の高い水色になっていて幻想的。
水の底は場所によって約40m近くあるらしいが、ライフジャケットを着用しているので安心😮💨
その後、ムクイチェから徒歩300mほどの場所にある「Yaal Utzil/ヤール・ウツィル」というセノーテへ。
こちらは、ムクイチェとは違って完全ローカルなセノーテで客は誰もいなかった。
入場料は800円ほど。
普段は、透明度の高い青色だそうだが今回は雨季であった為緑色に濁っていた。
しかし、水自体は汚くない。
泳いでいると雨が降りそうになってきたので、メリダの中心部に戻ることに。
帰り道は乗り合いタクシーを見つけて帰らなければならなく待つこと約30分で乗り合いタクシーが来た。
しかし、途中で故障。下ろされる羽目に、、
だが、幸運にも別の乗り合いタクシーがすぐにやって来たのでメリダへ無事帰ることができた。
夜は、有名なタコス屋でユカタン半島料理の「Cochinita Pibil/コチニータ・ピビル」と「 Lechón/レチョン」のタコスを食べる。
コチニータ・ピビルは元々タコスの肉を削った後の削りかすを集めたタコスらしい。
味は濃く少し脂っこいがジャンキーでとても美味しい😋
レチョンの方は味が薄めの少し脂身のある豚肉って感じ。レチョン自体が子豚に丸焼きだから、美味しいに決まっている。😋
4日目
この日はウシュマル遺跡に行くバスを乗り過ごしてしまったので、宿近くの人類学博物館へ。
一階では、「Ek Balam/エク・バラム」というマヤの遺跡の展示。
二階では去年の12月に行った「Palenque/パレンケ」というマヤの遺跡の展示と、19世紀と20世紀初頭にメキシコの遺跡を発掘していたイギリス人達の展示があった。
割と面白かった。
その後、「世界!ニッポン行きたい応援団」で数年前に日本に来ていた大衆食堂が好きで大衆食堂っぽい日本料理屋を経営している夫婦の店へ。
名前は、「Tamaya/たまや」で場所は中心部からかなり離れているものの多くのメキシコ人が並んでいた。
店の外には、テレビで訪れた「いずみ食堂」の暖簾がかかっていて内装は日本の大衆食堂みたいなインテリア。
頼んだ料理は、カツ丼で普通に美味しかった。
その後、再び初日に行った「El Gran Museo de Maya/大マヤ族博物館」へ。
展示の後半は疲れて素通りしていたので改めて見直すチャンスとなった。
夜ご飯は、ユカタン料理っぽいレストラン。
大皿を頼んで、皆んなで分けながら食べた。
(写真撮り忘れ。😅)
5日目
メリダから約1時間の距離にある「Tixkokob/ティシュココブ」という村へ。
11時発のローカルバスを使って行く。
しかし、着いたのが1時間ほど早すぎた為近くにあった韓国移民の記念館へ。
入場料は無料で20世紀初頭にメリダへやって来た韓国人達のことが書かれていた。
エネケン栽培などをしていた様で、その名前の映画も韓国語であるらしい。
11時になったので、改めてティシュココブへ。
「Tixkokob/ティシュココブ」はハンモックを生産している村で多くの人々が直接この村へハンモックを買いに来るらしい。
ハンモックの起源は元々カリブ海地域発祥だそうだが、ユカタン半島は暑い地域なのでユカタンでも生産されることになったらしい。
その後、スペイン人達がハンモックをヨーロッパへ持って行き世界的に有名なったそうだ。
実際、ティシュココブの家を除いてみると確かにハンモックがどの家にも掛かっており。
家にベッドは無く、ハンモックしか持っていないという人もいるそうだ。
そして、村の中心部には多くのハンモック専門店が軒を連ねている。
ハンモックの大きさに違いこそあるものの、安い所だと1人用の寝転ぶハンモックが2500円くらいで買える。
(手作りであるか否か、素材がナイロンか綿であるかによって値段は変わってくるが、、)
偶然寄った一軒家の様なハンモック屋では、ハンモック作りの様子も特別に見せてもらった。
ここは、完全手作りな為寝転ぶハンモックが8000円位するが彼らの労力に比べたら破格なものである。
なぜなら、寝転べるハンモックを作るのになんと一週間もかかるらしいから。大赤字。🔥
(メキシコの物価は現在の日本とあんまり変わらないのに、、)
その後、偶然見つけたセノーテへ。
このセノーテは家の裏庭にある様で、利用料金は1人160円ほど。
しょぼいのかなと思いきや、立派なセノーテが。
地元民の家族が水に浸かっていてユカタン半島の猛暑をセノーテで越せそうだ。
その後、行きと同じバスでメリダへと戻る。
夜は、何の縁か本格的な韓国料理。
やはり、かつて来た韓国移民の子孫の方々が頑張っているのか、、
6日目
今度こそウシュマル遺跡へ!!
メリダの中心部からはあまりバスの本数が出ていなく、
メリダ→ウシュマルのバスは1日に5本。帰りも同様。🚌
バス会社はSURでADOのバスターミナルでチケットを購入できる。
朝の8時か9時発のバスに乗るのがベスト。
1時間ほどでウシュマル遺跡に着く。
こちらもチチェンイツァと同様にチケットは外国料金がかかり5000円くらいするが、メキシコの学生証のおかげで無料。(学生の長期休暇期間だからかも知れないが、、)
入場ゲートから入るとすぐにメインの魔術師のピラミッドが。
こちらは少し丸みを帯びている様で他のマヤのピラミッドとは全く違う形をしている。
そして手を叩くと、ピラミッドに反響して鳥の鳴き声に聞こえる。
そういう風になる様な造りになっているらしい。
他にも様々な遺跡があるが、ゆっくり見ながら回っても2時間くらいで見終わる。
チチェンイッツアよりは小さい印象。
その後、帰りの15時のバスまでに時間があったのでウシュマル遺跡の道路を挟んで反対側にあった「Choco Story」というチョコレートのテーマパーク的な施設へ。
チョコレートはヨーロッパよりも先にメキシコで嗜好品(カカオの神とかいた)として好まれていたので、結構チョコレートが有名な地域が多い。
そこは、入場料が1200円ほどでチョコレート関連の展示のほかにマヤに関係のある動物なども飼育されている。
チョコレートの展示内容は、カカオの起源からマヤの人々のカカオへの思想や使用方法。
そして、ヨーロッパ人がチョコレートを甘くして現在のチョコレートにするまでが展示されていた。
展示のほかにも、マヤの人々が雨の神チャークに対してカカオや楽器を用いて豊作祈願をする儀式やマヤのお偉いさんが飲んでいた苦いチョコレートに唐辛子と胡椒だけをかけたチョコ飲料を飲める体験コーナーなどがあった。
動物は風の神エヘカトルのモデルともなったクモザルや神聖な動物とされていたジャガー、ワニが飼育されていた。(その他、生贄として捧げられていた鹿、鳥など。)
正直そこまで期待していなかったが、すごい内容の濃い面白い場所だった。
そして、ショップではアステカ様式のチョコレートとヨーロッパ様式のチョコレートを購入。🍫
15時になり、バスを待っていたのだがバスが来たのが16時過ぎ。🚌☔️
17時半頃にメリダに着き、ハンバーガーを食べる。🍔
なんか、めちゃくちゃ美味しかった。😋
7日目
メキシコシティへの早朝発の便だったので、荷物をまとめてそのまま帰宅。✈️
まとめ
メリダはカンクンと違って、海が少し遠いので同じユカタン半島に属していてもリゾート地では無いし、海鮮も少ない。
むしろ、マヤ文明などの考古学やメキシコ文化に興味を持ってる人の観光地である。
しかしながら、ツアー代(1万円以上から)などはメキシコの他の観光地よりも割高なので個人で移動した方が値段を安く抑えることが出来る。
自分は、リゾート地にあまり興味が無いので今回のメリダへの旅はマヤ文明を知ることが出来る大満足な旅となった。