やっぱり心よ！ 映画「最強のふたり」★4,5
スラム出身で無作法・無教養な黒人青年ドリスと、
全身麻痺のお金持ち白人おじさんフィリップの友情物語。
2011年 仏 112分
監督・脚本 エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
すごい綺麗にまとまった作品！て感じ。万人ウケしそうで、人におススメしやすそう。全体的にバランスが良いのか、テンポも良く、あっという間に時間経ってる。暗と明がほど良く、楽しさの中にも人生の悲哀を感じさせる。音楽も良く、あのピアノ曲がまた切なさを引き立てる！ Ludovico Einaudi ていう有名な人みたい。（Earth, Wind & Fire は安定。）実話を基に、ということだが、実際どれくらい事実に沿って作ってるのか。わからないけれど、それらを抜きにしても、作品として良い作品なので、十分満足ですね^^
二人は正反対のような人間だからなのか、自分にないものをお互いに見て、魅力を感じ、影響しあってる。そのかみ合い方が気持ちよく、フィリップの心を開放させていく様は痛快でさえある。ユーモアのある会話は楽しく、ブラックジョークは軽く不安に感じるくらいだが、笑ってしまう。ドリスのその同情のない態度が、フィリップには嬉しかったのだろう。（時折しつこくてウザそうだが）でもなんだかんだ楽しそう。結局、めちゃくちゃ相性が良いんだろう。とても理想的な関係。
ドリスが辞めるとこは、ちょっとよくわからない。ドリスの家族絡みなんだろうけど… Why？ イヴォンヌとのお別れもキュンとするな。そして物語の終わりの海デートサプライズグッバイも、すごい清々しくて好き。鑑賞後の気分は、じわっとほんのり幸福感。あえて欲を言えば、もう少し二人の時間があっても良かったのかなと。あと８分くらい笑 別に良いんだけど…笑
!(^^)!
こちらも合わせて見たい！
・本作の基になった二人のドキュメンタリー。2011年 仏 50分
・アメリカ版映画。2017年 米 125分
☆\(^^)/★
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