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ヤマハピアノグレード9級・初見演奏を徹底攻略!
この記事は
初見演奏が苦手
9級の初見演奏のコツを知りたい
9級の出題傾向と対策方法を知りたい
初見演奏で良い点数を取りたい
という、これからヤマハ学習者ピアノグレード9級を受験する生徒のみなさんや保護者、指導される先生におすすめです。
これまでの指導経験と出版されている練習問題をもとに、出題傾向を分析し、9級の初見演奏に必要な対策をまとめました。
注意点をまとめたオリジナルの課題例もありますので、ぜひ参考にしてください♪
1.【ピアノ9級】初見演奏が苦手なのは当たり前!
![](https://assets.st-note.com/img/1738976339-ukXHxFl5j90OfnQdBYDhiGca.jpg?width=1200)
グレードではいくつかの試験項目がありますが、そのなかでも「初見が苦手~!!」という生徒はたくさんいます。
ほかの項目はできるのに、初見演奏だけがうまくできない・・・
と落ち込む生徒もいますが、譜読みのスピードが速くなるのは小学3年生以降かな?と感じています。
9級を受験するのは、小学校低学年の場合が多いのではないでしょうか?
「みんな苦手なんだ」と思うと、少し気が楽になりませんか?
9級の初見演奏では、それほど難しいリズムは出てこないので、これからご紹介する対策をしていけば、少しずつできるようになりますよ!
大切なのは、日ごろからコツコツ取り組むことです。
2.【9級】初見演奏のコツをつかもう
9級初見演奏の具体的な試験の流れや範囲、コツなどはこちらにまとめてありますので、読んでみてくださいね👇
初見演奏でもスケールの練習が効果的
記事を読むと分かると思いますが、初見演奏でも日ごろからスケールとカデンツを練習しておくことが役に立ちます。
ハ長調
イ短調
ト長調
ヘ長調
ニ短調
9級ではこの5つの調が範囲になっているので、しっかりマスターしておきましょう!
「なんでスケールの練習も必要なの?」
という生徒さんもいるかもしれませんね。
スケールの練習は、その調が出たときに調号(#・♭)を抜かさないで弾けるようになるから必要なのです。
たとえば、ヘ長調の問題が出たときを考えてみましょう。
右手を
ファ(1)・ソ(2)・ラ(3)・♭シ(4)・ド(5)
に準備することになりますが、スケールの練習をしておくと自然と♭シに4の指を準備できるようになります。
カデンツ練習も必要なの?
9級Bコースの初見演奏の練習問題集を見てみると、左手が単音だけで進行する(バス進行・ベースライン)パターンとなっています。
しかし、Aコース用の初見問題集ではカデンツ(基本形)や重音が登場しているパターンも見られたため、しっかり対策したい方は出題される5つのカデンツの練習をしておくと安心です。
というのは、グレード要項を確認すると・・・
10級ではしっかり「メロディーとバスによるピアノ曲」と記載されているのに対し、9級では「ピアノ曲」としか記載されていません。
つまり、左手に和音または重音がくることも考えられるということです。
特に初見演奏では、自分が弾いている音と楽譜の音を一致させることが大切なので、カデンツ表を見ながら練習しましょう。
4拍子と3拍子に慣れておこう
9級で出題される拍子の範囲は
4分の4拍子
4分の3拍子
だけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738932027-vTRHMhbtdAEzDVFSesxgpyP0.png?width=1200)
心のなかで拍を数えたり、足で「トン・トン・トン・トン♪」と静かにカウントしながら、演奏しましょう。
9級で出題されるのは基本のリズムだけ
問題集を見てみると、9級の初見演奏に出てくる音価は次のものだけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738975595-DsyAMqS4ew7NWuKUYzvX3jmQ.png?width=1200)
四分音符より細かい音符は出てこないので、しっかりと拍を数えて弾ければ大丈夫です!
3.練習しておきたいスケール&カデンツまとめ
このあと、上記ブログ「ろんぐと~ん」に掲載されているnabeccoオリジナルのスケール・カデンツ集をPDFダウンロードできます。
9級の初見演奏でクリアしたいポイントや、調号を抜かさないための工夫として大事なところにマーカーを入れたわかりやすい楽譜になっています。オリジナルの初見問題例も3つ掲載しています。
印刷またはタブレットなどに保存して、楽譜を見ながらコツコツ練習してくださいね!
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