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ヤマハピアノグレード9級・初見演奏を徹底攻略!

この記事は

  • 初見演奏が苦手

  • 9級の初見演奏のコツを知りたい

  • 9級の出題傾向と対策方法を知りたい

  • 初見演奏で良い点数を取りたい

という、これからヤマハ学習者ピアノグレード9級を受験する生徒のみなさんや保護者、指導される先生におすすめです。

これまでの指導経験と出版されている練習問題をもとに、出題傾向を分析し、9級の初見演奏に必要な対策をまとめました。

注意点をまとめたオリジナルの課題例もありますので、ぜひ参考にしてください♪


1.【ピアノ9級】初見演奏が苦手なのは当たり前!

グレードではいくつかの試験項目がありますが、そのなかでも「初見が苦手~!!」という生徒はたくさんいます。

ほかの項目はできるのに、初見演奏だけがうまくできない・・・

と落ち込む生徒もいますが、譜読みのスピードが速くなるのは小学3年生以降かな?と感じています。

9級を受験するのは、小学校低学年の場合が多いのではないでしょうか?

「みんな苦手なんだ」と思うと、少し気が楽になりませんか?

9級の初見演奏では、それほど難しいリズムは出てこないので、これからご紹介する対策をしていけば、少しずつできるようになりますよ!

大切なのは、日ごろからコツコツ取り組むことです。


2.【9級】初見演奏のコツをつかもう

9級初見演奏の具体的な試験の流れや範囲、コツなどはこちらにまとめてありますので、読んでみてくださいね👇

初見演奏でもスケールの練習が効果的

記事を読むと分かると思いますが、初見演奏でも日ごろからスケールとカデンツを練習しておくことが役に立ちます。

ハ長調
イ短調
ト長調
ヘ長調
ニ短調

9級ではこの5つの調が範囲になっているので、しっかりマスターしておきましょう!

「なんでスケールの練習も必要なの?」

という生徒さんもいるかもしれませんね。

スケールの練習は、その調が出たときに調号(#・♭)を抜かさないで弾けるようになるから必要なのです。

たとえば、ヘ長調の問題が出たときを考えてみましょう。

右手を

ファ(1)・ソ(2)・ラ(3)・♭シ(4)・ド(5)

に準備することになりますが、スケールの練習をしておくと自然と♭シに4の指を準備できるようになります。

カデンツ練習も必要なの?

9級Bコースの初見演奏の練習問題集を見てみると、左手が単音だけで進行する(バス進行・ベースライン)パターンとなっています。

しかし、Aコース用の初見問題集ではカデンツ(基本形)や重音が登場しているパターンも見られたため、しっかり対策したい方は出題される5つのカデンツの練習をしておくと安心です。

というのは、グレード要項を確認すると・・・

10級ではしっかり「メロディーとバスによるピアノ曲」と記載されているのに対し、9級では「ピアノ曲」としか記載されていません。

つまり、左手に和音または重音がくることも考えられるということです。

特に初見演奏では、自分が弾いている音と楽譜の音を一致させることが大切なので、カデンツ表を見ながら練習しましょう。

4拍子と3拍子に慣れておこう

9級で出題される拍子の範囲は

  • 4分の4拍子

  • 4分の3拍子

だけです。

心のなかで拍を数えたり、足で「トン・トン・トン・トン♪」と静かにカウントしながら、演奏しましょう。

9級で出題されるのは基本のリズムだけ

問題集を見てみると、9級の初見演奏に出てくる音価は次のものだけです。

四分音符より細かい音符は出てこないので、しっかりと拍を数えて弾ければ大丈夫です!


3.練習しておきたいスケール&カデンツまとめ

このあと、上記ブログ「ろんぐと~ん」に掲載されているnabeccoオリジナルのスケール・カデンツ集をPDFダウンロードできます。

9級の初見演奏でクリアしたいポイントや、調号を抜かさないための工夫として大事なところにマーカーを入れたわかりやすい楽譜になっています。オリジナルの初見問題例も3つ掲載しています。

印刷またはタブレットなどに保存して、楽譜を見ながらコツコツ練習してくださいね!

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