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やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ

これは職場の上司がミーティング(以後MT)の時に使っていた言葉。

この言葉は山本五十六さん(日本海軍連合艦隊司令長官)の名言のうちの1つ。


この言葉を聞き、なるほどなと感じた。



僕は4月から社会人となって働き始めた。簡単にいうなら新人社員だ。

新入社員はいきなり全ての仕事を完璧にこなせるわけではない。

仕事をこなせるようになるには1ヶ月近くかかった。

これは日常生活にも当てはめられる。
例えば、自転車や車、電車の乗り方を始め、料理、掃除、スポーツ、運動、勉強、貯金、節約、節税など。これらは最初から完璧にできるわけではない。(できる人もいるかもしれないけれど。)

こういったのが少しでもできるようになるためには、先輩や祖父母、親、兄弟、先生、友達、コーチ、監督、本、セミナーから教わる必要がある。

このような方々に教わることで、あらゆる物事は少しずつできるようになり、成長し、逞しくなっていく。

つまり、教育すれば誰でもできるようになる。

これは間違いない。



だが、しかし。

そこには1つの落とし穴がある。

それは教育する側の人達の振る舞い。


これが新入社員を、人を成長できるかどうかの大きな鍵を握っている。


これこそが今回のタイトルである「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」である。

僕が働き始めて2ヶ月で経験した中では2つのパターンがある。

1つ。

口で言うだけの人。口でやるべきことを伝えて、「じゃ、やっといて」って任せる。それで仮にミスをしたら、「ちゃんと言ったのになぜできないんだ。」と言う人。


もう1つは。

教える側の人間が目の前で実際にやってみる。

口で詳しくやるべきことを伝える。

実際に本人にやらせてみる。

その様子を近くで見守る

上手くできたら褒める。



この2パターンに分かれる。

これは実際に社会人となって体験した2パターンだ。
(他にもあるかもしれない。)




新入社員の立場になって考えてほしい。

この2つのパターンだと、どっちの上司の方があなたは信頼できますか?


僕は後者の方だ。

前者の場合は他にも作業があり、どうしても時間が取れない場合の時はその対応で致し方ない。

しかし、教えるのが面倒だからといってこの対応をされると新人社員は困ってしまう。新入社員は初めてやるのだから、口先でやり方を言われて、「はい、やっといて」って言われても全てを理解できてはいないし、やり方がわからなかった場合にはすぐに聞くことができない。


後者の場合だと、実際に目の前でやり方をやってもらえて、現場で一緒に汗を流してくれるので、その人のことを「こんなにも真摯に教えてくれるんだ」と信頼するようになる。なおかつ、実際にやってみて、わからないところがあれば、すぐに聞くこともできる。さらに、やってみた後に褒めてもらえることで、教わった側はモチベーションが上がる。そして、次はもっとこうやろうといったように意欲が湧いてくる。


教育する立場側の人の振る舞いが、教わる側が成長できるか、できないかの鍵を握っている。


だからこそ、今後僕が教育する立場に立った際には。目の前で実際にやってみて、やっている姿を近くで見守り、その人がうまくできたら褒めてあげたい。

こんな人になりたいと思わせてくれた山本五十六さんの言葉。
約80年位の言葉でも、令和となった今の時代に通じるものがあるんだなと感じさせられた。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ


この言葉には続きがある。



話し合い、耳を傾け、承認し、

任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、

信頼せねば、人は実らず。


いい言葉です。




↓仕事とサッカーが唯一違う点。↓
 

https://note.com/nabebe/n/n4d3691e258eb


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