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MMA人生
昨日の夜こっそり書いたnoteですが、今朝起きたら嬉しいことがあり、現在テンション高めでnote作成しています。
MMAをはじめた理由
大学3年生の頃に、父からもらった誕生日プレゼントで「RIZIN」を観に行きました。
そのとき愛知県のドルフィンズアリーナという会場で開催されていたのですが、観戦をしていてなぜか勝てそうという謎な自信がきっかけではじめることになります。
今思えば浅はかすぎてとんでもない奴だなという気持ちもありながら、それくらいの勢いがないとやれないのかなという気持ちもあり複雑です。
プロデビューしてから
プロデビュー戦までは順調でした、しかし2戦目が決まりそれまでの練習期間で緊急搬送されるくらいの脳震盪を経験しました。
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そこから1年ほど脳神経外科へ通院、格闘技は一時離脱。試合欠場。
やっとの思いで二戦目の復帰戦が決まり、試合1週間前に。
ここから物凄い出来事が訪れます。
同じ興行のメインが藤野恵実選手だったのですが、まさか試合1週間前に試合が流れ相手がいなくなる事態に。大会は同日、同じ階級でしたので、私に連絡がきました。しかし、その時の私は本気で勝てると思っていた。試合を受け、急遽第一試合からメインへ。
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結果は5分3R血まみれにされ判定負けしました。そんなに格闘技は甘くないぞと藤野選手に言われている、そんな気がしました。
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ちなみに15分間殴られてたので顔はちゃんと変形しました。
負けるなんて思っていなかったので、心の底から悔しさが込み上げてきました。
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そこから鬼のように練習しました。次の対戦相手はストロー級(52.2kg)では決まらず、別団体でスーパーアトム級(50.0kg)なら試合ができるよ、ということでお願いしたら、黒部三奈選手と試合が決まりました。これまた実績がある選手。
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階級を落としたことにより減量は厳しくなりましたが、階級自体は自分の体に合い、下馬評を覆し右アッパーでKO勝ち。調子に乗ってタイトルマッチお願いしますと勝利者マイクで言ったらタイトルマッチ決定。
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当時の修斗スーパーアトム級のチャンピオンはSARAMI選手。
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私が格闘技をはじめる前から知ってる選手ばかりと試合をしていて自分のことなのになんだか夢物語のような感覚になっていました。たくさん練習していた左のハイキックでタイトル奪取することに成功。
強い選手に良い勝ち方ができ、タイトルまで獲得できたこの日は一生忘れられない出来事になりました。本当に本当に嬉しかったです。
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そのままRIZINへ出場が決まりました。RIZINの階級は52.5kgで、いつもより少し重たい階級。そして対戦相手は、ストロー級で実績のある万智選手。
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5分3R必死に闘いましたが、判定負け。
格闘技をはじめる前に初めてみに行ったRIZINはドルフィンズアリーナ、自分が初めて参戦したRIZINもドルフィンズアリーナ。試合は負けたけど、自分がお客さんとして存在していた会場に選手として戻って来れたことはすごく嬉しかったし、なんか感動しました。
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この試合の3R目に右目を眼窩底骨折しました。
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一撃で3箇所折れてしまい、精密検査の結果病院の先生からは視神経まで1〜2mmのところまで亀裂が入っている、不幸中の幸いです。プレートをL字に2枚入れないと格闘技はできない。と言われました。
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手術後は複視があったのでリハビリをすることに。自分なりに必死に治し、練習復帰、タイ修行など、様々な経験を経て再起戦へのぞみました。対戦相手はストロー級で韓国のパク・ボヒョン選手。
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試合開始直後パンチが全く見えず開始30秒でかなり効かされてしまい、試合終了までほとんど記憶がありません。試合は判定負け。
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このとき手術をした方とは反対の眼窩底を骨折してしまい今に至ります。
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左眼に関しては、即手術はまぬがれましたが、再度骨折した場合は手術と言われています。
ちなみに14分半くらいら殴られ続けると人の顔はこれくらい変形します。
記念にパシャリ。
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今では日常生活に支障が出るほどの複視とたたかっています。
二大会連続で眼窩底骨折。右眼のプレートが入ってる方を殴られ運が悪いと眼球破裂すると病院の先生からは言われていたので、右眼は被弾することを免れたのはまた不幸中の幸いなのかなと自分では思っています。
そんなこんなでなかなか上手くいかないMMA人生を送っています。
大怪我をせずコンスタントに試合に出ることができる選手も、1つの才能というか強さだと思います。
今はとにかくリハビリしかないので、いつか復帰できる日を夢見て必死にリハビリします!
長くなってしまったのでこれで終わります。
長文読んでいただきありがとうございました!
では、また!!
ディフェンスは大事!!!!!!!