マーチングを始めるハードルめっちゃ高くね?
こんにちは!マーチングやってる人です。
以前から感じていることなのですが、マーチングを始めるのってかなりハードルが高くないですか?
マーチングには様々な条件が重ならないと継続することが難しいことはご存知でしたでしょうか?
大きく分けると2つあります。
それはお金と時間です。
これはどんな人でも一度どころか何度も考えたことがあるのではないでしょうか?
まずお金の面から解説していきます。
マーチングにお金がかかる理由
まずマーチングにお金がかかる理由は普段練習を行うところからです。
まず練習を行うために必要なものをご紹介します。
まず楽器や手具ですね。
トランペット、メロフォン、バリトン、ユーフォ、チューバ
スネアドラム、テナードラム、ベースドラム、シンバル
マリンバ、ビブラフォン、シロフォン、グロッケン、ドラムセット、ティンパニ、シンバル、ゴング等
フラッグ、ライフル、セイバー
これだけの種類を集めなければなりません。
楽器は1つ10万円以上は必ずしますし、マリンバなどの鍵盤楽器になれば1台100万円以上のものもあります。
そして楽器だけでは練習できません。
練習するための機材、メトロノーム、ポイントを張るための道具、そして練習場所の使用料、さらには練習場所へ移動する際の交通費用…
書き出している私自身でさえ見て見ぬふりをしたくなるような大金を使わなければいけません。
学校や宗教団体が母体となっているマーチングバンドが強い理由がよく分かりますね。
なので母体が何もない団体からするとメンバーからお金を集める他ないわけです。
ここで始めるにあたっての1年間の費用を簡単に説明します!
私の感覚ではありますが、一般団体に所属するメンバーが団体に支払う費用は大体月額¥10,000前後で他にも遠征費や衣装代、楽器代など合わせると1年間で20万円ほどが大体の相場かなと思います。
しかしこれは団体がメンバー募集をかけるときに見学に来られた方に伝えている最低限の費用であって、実際はもっとかかっているのが実情です。
団体によっては学生だと月額の費用を少し落としてあげたり、色んな工夫をしてできるだけメンバーに与える負担を落としている話も聞いたりしています。
次に時間の面で解説していきます。
マーチングに時間が影響する理由
マーチングに時間が影響する理由は先ほどと同じく普段の練習から影響します。大体のマーチングバンドは週末の土日に練習することが多いです。そのため、土日が空けられない社会人はまずマーチングができません。
補足で土日を空けられたとしても出席できる日が少ない方もできません。
理由は練習についていけないからです。
特に一般団体は週末しか集まって練習できる時間がないため、1回の練習でかなり速いスピードで譜面やドリルを読み進めたりするので
練習を2、3回休んでしまうだけでかなり置いていかれます。
それに練習を休んでしまう=ドリルに空きができるということになりますので、
他のメンバーからもあまり良くは見られないでしょう…
やはり隊列に空きが出ているとそこに目がいきますよね…
さらに練習時間もかなり長いです。
週末にしか練習できない一般団体はメンバーが集まっているからこそできる練習メニューを組みます。
なので個人練習の時間は滅多にありません。
個人練習は平日にしてくるのが当たり前となってきます。
新しい譜面がLINEグループで共有され、それを週末までに読んでくるとかは普通のことで、
それに加えて基礎練習など、練習に向けての準備などを平日の間に行うことがほとんどだと思います。
平日にマーチングのことは一切考えないマーチングプレイヤーはまずいないでしょう。
一般団体に所属する方は仕事や学校終わりに練習したり、色んな時間を駆使して週末により良い練習ができるように頑張っていると思います。
実際私もその中の1人です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
これだけ紹介させて頂きましたが、団体の運営に携わっている人やパートリーダー、セクションリーダーに該当する方はさらに団体を動かすための仕事などをしているわけです。
かなりハードルが高いですよね…
それらを受け入れたとしてもマーチングをやりたくてたまらない人、
さらに日本から離れて、アメリカのDCIやWGIなどで活躍する人もたくさんいます。
ここまで人を本気にさせるマーチングは本当に素晴らしいものですが、こういった負担があるせいもあってか、マーチング人口が減っています。
継続的な活動をするためにもっとマーチングをより良い文化に発展させることも今のマーチング文化に携わる人の使命だとも考えています。
もしこの記事を見てくださって、マーチング文化がもっと発展すればいいなと思った方は、マーチングが見ることができる場にぜひ足を運んでください。
そして拍手や歓声を送ってください。
プレイヤーに今からなれなくても、会場に足を運ぶことが文化の発展に貢献できます。
現在プレイヤーをしている私からのお願いです!
ぜひよろしくお願いします!
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