見出し画像

【就活】008「成長の傾き」と過去エピソード(2)

【就活】なべじゅんコーチの「みんな 自分らしく」 No.8

就活学生さんを コーチングで支援している
”なべじゅん” コーチです。

前回は、
===========
★過去経験したエピソードから、自分の内面にある 本質的な「価値観」を言えるようになると、とてつもなく、パワーのあるメッセージを面接官に伝えることができる

===========
とお伝えしました。

今日は、続きで、
★私の提案する手法の 重要ポイントである 
段階4「価値観」を 過去エピソードから言えるようになった時の、未来に向かってのメリット をご説明していきます。

2)「自分らしさ」「価値観」で過去と未来を結ぶ意味 (つづき)

④ 過去エピソードから、「エッセンス」を取り出す

みなさん ESと面接で、過去エピソード(ガクチカや、強みなどの自己PRネタ)で、自分の「能力 + 自分らしさ」を語っていただくのですが、
・体験談を そのままの次元で話す(説明する)のではなく、
その体験から 気づいた「自分が大切にしたいこと」で語る
というのが、段階4.「価値観」を語る ということになります。
(この説明だけでは、何だか、よくわからないですよね。 私もそう思います。笑)
 

「エッセンス」とは「本質、本当に大切なもの」という意味ですから、
具体的なエピソード(体験談)から、抽出された「自分にとって、本当に大切な部分・本質」を言葉で伝える ということになります。

体験談(エピソード)をそのまま話すのではなく、そこから【自分が大切にし続けるもの、価値観や自分独自の強み】を取り出し、「エッセンス」として伝えることが大事なんです。

なので、具体的な例示があった方が、わかりやすいので、例示すると、
(内容は架空の創作です)

例1)個別指導塾の講師; 一人ひとりに合わせた勉強方法を考え、成績を伸ばし、志望校に合格させた。

段階1.成果に焦点を当てすぎると、
・私は大学生の時、塾講師として「一人ひとりに適した勉強法を提供し」、(最終)志望校に全員を合格させることができました。

⇒成果(全員が志望校合格)は素晴らしいですが、あなたの工夫・ノウハウのポイントが 「一人ひとりに適した勉強法を提供し」の記載のみでは理解しにくいですよね。ESには文字制限があるので、ここまでしか書けないよ、と思う方も多いと思います。
けど、ESの足切りをクリアしたいと思うなら、何か表現できる言葉を短いKWとして入れる工夫はアリですよ。

(*これ以降は説明が長くなり、ESには書き切らないので、面接を含めてのやり取りと思ってください。 あるいは、ES+面接対策をする前に、ご自分の伝えたいことを「自己分析」の最後として 戦略的に整理する段階でのメモを作成している思ってください)

段階2.結果に至る【プロセス】を論理的に説明すると、
・課題設定=成績が伸びない子は、自宅での自習のクセが十分に身に付いていないことが課題であった。
・その子が、①勉強に長時間集中できるようにするために、まずは、②得意な科目で その子が得意な勉強方法で実施させることで、集中するクセを付けさせるようにした。
・また、本人が、①どんどん集中度が高まり効率・効果が良くなっていることを自覚してもらうためにも、日々、②成長している部分をフィードバックする声かけを意識して実行した
 <私は、こういう工夫 ができる能力ある人材です! という主張>
・この結果、不得意な科目でも、だんだんと集中力が発揮され、家でも率先して自習するクセが身に付いた結果、最終すべての科目で成績がグンと伸びることを達成できた・・・。 など。
 

⇒【プロセス】は見えにくい・伝えにくいものなので、上記のように、①目的と、②そのための選択した手段 の組み合わせで説明したりします。
面接官としては、課題に対する ①目的の妥当性、②の手段選択が①の目的達成に適しているか、という工夫・手段選択の手筋の良さなどを、その人の能力(※優秀さ 視点)として評価しやすくなります。(ロジカルさを見る部分)

 *ここまでは、<論理的な思考力>で、準備ができる世界です。

段階3.自分の「こだわり点」「モチベーションの源泉」で伝えると、
面接官が、より深掘りしたい時には、まず、 
Q1. なぜ、(あなたは、)そうしたいと思った のですか?
と、Why?の質問をしてきます。
 
その時に、何を答えると良いか、分かりますか?
・論理的妥当性(段階2)の根拠説明を求められていると受け止めてしまうと、②の手段選択の妥当性を説明する人がいます。自分のロジックの妥当性が検証されていると受け止めたわけです。その場合の回答例は、

A.(いや、そう思ったんだから、しょうがないじゃん。とは言えないので、何かしらの理由を付けて、)
・苦手な科目を無理やりやらせるよりも、得意な科目から習慣づけした方が、(成功可能性として)良いと思ったからです・・・。
など、答えるでしょうか。間違いではないし、ロジカルシンキングの世界としては 正しい回答でしょう。

*この説明(ロジカルシンキング)が悪いわけではなく、段階2.の妥当性を示すものである、ということを 区別して知っておいて欲しいのです。
・・・・・・・
 

「モチベーションの源泉」として回答するのであれば、
自分が、生徒たちに 集中力を身に付けさせたい、自主的に勉強できるようにしたい と思った【背景】と【実現したい(未来の)世界観】 などを答えることになります。例えば、

<そう思う【背景】>
A.先生・親に やれと言われて イヤイヤ勉強するのではなく、
自分の意志でやると決めるからこそ、最大限の集中と結果が得られるのだと 私は思っています。 とか、
・受験が終わっても、自分の意志で物事を決め、実行・達成できる大人にな って欲しいから。 など。
 

<それが【実現した世界観】> *その子の未来に、どんな良いことが起こるのか?
・だって、自分で主体的に行動できる人になれば、どんどん良い結果を出せる
自分の建てた目標を 習慣づけて一歩ずつ実現していける力、というのは、素晴らしいことをどんどん起こせるので、その人は幸せになれるはず。
など。
・・・・・・・・・


これらの答えには、正解/不正解というものは なくなっていきます
なので、「自分は、こう思う、これを大切にしたい」という オリジナルな主張になるのです。(論理性でなく、主観的な領域になるほどに この特徴が出てきます。)
 

段階4.自分の「価値観」ワード で伝えよう!
段階3.でも、言葉によっては「価値観」の表現として現れる場合もあります。なので、あまり、明確な区分をする意味はないと思っているのですが、強いて分ければ、
段階3と段階4との違いを、目的から言えば、

段階3は、「自分の意志で物事を決め、実行・達成できる大人になって欲しい」など、比較的に【ニーズ】表現が、多いと思います。
【ニーズ】とは、「私は、〇〇したい」という表現です
 (ニーズは、その場面に強く結びつくので、具体性が高いです)
 

段階4では「価値観」とは、場面を問わず、不変的な「自分が大切にしたいこと」ですので、この人の例で言えば、
価値観=「人生は、自分の力で 実現していくもの」とか、
価値観=「自分で一歩ずつ進んでいけば、必ず目標は達成できる」という信念 かもしれません。


■ エッセンスとして取り出された「価値観」

ここまで、表現できるようになると、
「自分で一歩ずつ進んでいけば、(どんな難しいことでも)必ず目標は達成できる!」という「価値観」は、この学習塾の体験談(エピソード)から離 れ、自分の人生における 大切にしたいこと に昇華したことになるのです。
 すなわち、この価値観は、
1.過去の他の場面でも、串に刺した だんごのように、同様に発揮されています。(価値観は繰り返すものだから)
2.また、この価値観が、あなたにとって「本当の価値観」であれば、
今後の人生の中でも、繰り返し経験したい事=喜びなので、
★【未来においても、この価値観を大切にし、その実現に(自然と)努力する自分が居る】のです。
(*「<本当の> 価値観」と書いたのは、中には、自分がやりたいことと思い込んでいる場合があるからです、→その見分け方は、自己分析編で)
 

■未来、御社で働く姿と、「価値観」の関係

やっと未来とつながりました。
これから、私は、御社に入社し、こんなに活躍しますよ。というアピールをしているわけですよね。
その時に、この「価値観」をエッセンスとして語れるようになっていると、
段階3と段階4から発掘した内容を使って、
 

ーーーーーーーーーー
1.御社に入社したら、将来、このような働き方/周りの人への関わり方をしたいと思っています。(「価値観 + モチベーションの源泉」 で説明する)
2.なぜならば、それは、私の「価値観」が、(また)実現する瞬間だからです。もちろんモチベーションも高く維持できるので、達成に邁進できます。
3.なので、私は御社で働くことが、自分の人生にとって一番いいと確信しています。(だって、私の価値観をまた再体験できる場、喜びを感じられる場だからです)
ーーーーーーーーーー
と、具体的に、御社と自分のマッチングを 明確にアピールできるようになるのです。
 

ーーーーーーー
★過去の体験談(エピソード)と、未来の御社で働く姿 が、「価値観」でつながれることで、あなたの「本当に実現したいこと」と、その実現におけるこだわり点を具体的にイメージしてもらえるので、面接官の納得度・共感度は、さらに高まります。
ーーーーーーー
これが、過去と未来をつなげるプレゼン(アピール)のポイントです
前回、とてつもなく、パワーのあるメッセージを面接官に伝えることができるようになる、と書いたことの本質部分です。

また、どうやったら、この自分固有の「価値観」が取り出せるかは、コツや手法が色々とありますので、「自己分析編」の中で解説していく予定です。
・感情に着目する自己分析の仕方; 段階3,4に入るためには、★感情 が重要になる
・ESで、表現していくポイント
・伝達手法としてのコミュニケーションの在り方
・面接時のキャッチボールの仕方
・自分の世界観を、面接官に映像で見せる方法
など、色々とあります。
 

*私は、表面的なテクニックのみ知って乗り切る、という発想は好きではないです。(面接官は、表面だけか、本心からの発言かをチェックすることもできますので、)
 
本質から理解していただきたいので、色々と説明が多くなっています。
でも、まだそこまでの説明にたどり着くのは時間かかりそうです。すいません;泣
→お急ぎの方は、個別セッションを受け付けているので、そちらにお申込みください。

 
さて、今日は 長かったですねー。事例を入れると、長くなっちゃいます。
乱文ながらも 最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。

次回は、ここまでのまとめとして、 
私が提唱するポイントと、メリットのまとめ説明をします。

続きを お楽しみに♪

==================================

■ 質問ある方は、こちらへ
読んでいただいて、ありがとうございます。
就活中の方で、もっと知りたい/ここがわからなかった、
などあれば、ぜひとも 以下にご質問ください。
質問で公開できる部分は、皆さんに共有していきたいと思いますので。

https://resast.jp/inquiry/98751


★よろしければ、メルマガも ご登録ください。

https://resast.jp/subscribe/241114

■ Finding Mine 代表  なべじゅんコーチ
 感情に着目した自己分析から「自分らしさ」を引き出す 寄り添いコーチ






いいなと思ったら応援しよう!