2017年3月 最北の鉄路を巡る旅 2日目後編
2017年3月に実施した北海道の鉄道を巡る旅の記録。今回は2日目の後編で、東室蘭から稚内までの記録です。
前回の記録はこちら↓
新函館北斗から特急北斗に乗車し、東室蘭で下車しました。
少し時間があったので室蘭へ寄り道しました。
10:20発 東室蘭 普通 室蘭行
室蘭本線は岩見沢と長万部を結ぶ路線となっており、室蘭駅に行く路線は支線扱いになっている少し不思議な路線です。
東室蘭から室蘭までは途中3駅あり、地形に沿ったカーブが多い路線です。
室蘭の一駅手前には青春18きっぷのポスターになった母恋駅もあります。
10:33着 室蘭
少し早いですが朝が早かったのでお昼ご飯にしました。
駅前の回転寿司ちょいす室蘭中央店に入ります。
入った店がリーズナブルだったかはあまり覚えていませんが、北海道の寿司は安くて美味しいイメージです。
室蘭駅に戻り折り返します。
11:42発 普通 苫小牧行
苫小牧行なので東室蘭で乗り換える必要はありませんでしたが、車内は結構混雑していた記憶があります。学生さんの利用が多かったと思います。
ボックスシートで向かいに他人が座るとなかなか風景の写真は撮影しづらいですよね。
13:15着 苫小牧
苫小牧から久しぶりに電車に乗ります。といっても実は札幌から見ると室蘭までは電化されていますが、苫小牧から先の普通列車は基本的に気動車で、特急すずらん号だけが電車運転しているようです。
13:20発 普通 小樽行
当時の行程を見ると、恵庭で後続のエアポート快速に乗り換えたようです。
13:52着 恵庭
13:58発 エアポート137号
どこかで緩急接続したと思うのですが、よくわからずに時刻表だけを見て立てた計画だと思います。
14:22着 札幌
14:36発 区間快速いしかりライナー 岩見沢行
15:13着 岩見沢
15:38発 岩見沢 普通 旭川行
17:10着 旭川
札幌から函館本線に復活していましたが、旭川が路線の終着になります。(JR北海道では終点ではなく終着と言いますね。)
17:35発 旭川 快速なよろ5号
旭川でも乗り換え時間が短かったので申し訳ありませんが素通りします。
宗谷本線は翌日の昼間に稚内から旭川まで乗車したので、沿線の紹介は次の回位で紹介します。
19:00着 名寄
この列車は名寄で30分停車後に音威子府に向かいますが、食事にありつくことができなさそうなので名寄で下車し夜ご飯にしました。
夜飯を目指して名寄の街を歩きます。
たどり着いたのはうなぎ屋の「よしなり」さんでした。
奇跡的にこの日最後の一尾を焼いていただきました。
そしてこのよしなりさんは日本最北のうなぎ屋と教えていただきました。
Googlemapで探しても稚内には無さそうなので確かに日本最北です。
昔の名寄は自衛隊の基地のおかげで大変栄えていた話も聞かせていただきました。冷戦の頃は最北の最前線基地だったそうです。今も自衛隊は残っていますが、旭川に移転してしまった部隊もあり、昔よりかは規模が小さいそうです。軍都の栄枯盛衰はちょっと語りづらいですね。
※戦前は名寄に陸軍の基地はなかったようです。
名寄は交通の結節点でもあり、深名線と名寄本線が乗り入れていました。
名寄本線は昭和のはじめ頃に石北本線が開通するまでは、旭川から網走へ抜ける重要路線でした。名寄の基礎は農産物の集散地だったようですが、戦前は鉄道の影響も大きかったのかもしれません。
また、名寄は夏と冬での寒暖差が60℃以上ある街です。一般的に沿岸部は海のおかげで気温の差はあまりなく、内陸部は温まりやすく冷めやすいです。名寄は北海道の北部のど真ん中にあるため、冬はとても寒く、夏は暑くなる土地になっています。
昼は寿司、夜はうなぎ、この後は特急、とかなり贅沢な旅になってしまいました。
21:03発 名寄 特急サロベツ3号 稚内行
名寄ー稚内 運賃4,510円 自由席2,200円
遅れて到着したかもしれません。
途中2回ほど鹿と遭遇し急停車しましたが、真っ暗闇をひた走るキハ261系の頼もしいことこの上ありませんでした。JR北海道乗務員さんにも感謝です。
アルプスの牧場が流れ、日本最北端の終着駅稚内に到着しました。
0:20頃?着 稚内 定時は23:47着なので30分程度遅延しました。
稚内ではホテル美雪さんに宿泊しました。
一人なのにツインルームだった記憶があります。ありがとうございました。
日本最北端への旅路、関東からの道中全て鉄道で来てよかったと思います。
翌日は本当の最北端である宗谷岬へ向かい、道東方面への鉄道旅を続けていきます。
読んでいただきありがとうございました。