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2017年3月 最北の鉄路を巡る旅 3日目後編(宗谷本線)

2017年3月に実施した北海道の鉄道を巡る旅の記録で、今回は3日目の後編です。宗谷本線に乗って旭川方面へ向かい、石北本線へ乗り換えて網走を目指します。前編の記録はこちらです↓

稚内→幌延

宗谷岬や防波堤ドームの観光を終え、道の駅わっかないで待つこと1時間少々、乗車列車が入線してきました。

キハ54
ロングシートに人が座ると気まずくなる席に座ります

10:27発 稚内 宗谷本線 名寄行

車内の混雑度は転換クロスシートの窓側に旅行者が座っている程度だったと記憶しています。

列車は4分ほどで南稚内に到着。稚内の市街地にある大きめな駅で特急も停車します。昔はこの駅から天北線が分岐し、車庫がある重量な駅です。

プラットホーム上屋の重厚感が特徴的な駅です

南稚内を出て少し走ると、宗谷本線の絶景スポットを通過します。
天気が良ければ日本海に浮かぶ利尻島がとてもよく見えるそうです。

降雪のため残念ながら見えず
絶景区間後も人の手が一切加えられていないような場所を走ります

南稚内から走ること12分程度で抜海駅に到着。
この駅は2021年3月に廃止が予定されていましたが、地元住民の反対意見が多かったため、稚内市が駅を維持する方法に転換され、現在も存続しています。日本最北の無人駅になるそうです。

映画の撮影にも使われたことがある駅です。

抜海だったと思いますが、行政の担当者数名?(宗谷本線活性化推進協議会?)と札幌テレビのカメラマンまで同行する一団が乗車し、目の前のロングシートが埋まりました。
とある人が「結構人が乗っているではないですか。」と発言されていましたが、すぐに別の人から「青春18きっぷのシーズンなので」と補足が入っていました。まさにその通りで地元住民の利用はゼロだったと思います。
一行は物置駅舎で有名な糠南で下車したと記憶しています。

兜沼駅は目の前に兜沼が広がります(2022年4月時点で存続)
車窓に農地が増えてきました
下沼駅は車掌車を改造した駅舎(2022年4月時点で存続)

稚内から走ること1時間少々で幌延駅に到着しました。

幌延駅

11:34着 幌延
札幌発の特急宗谷号との交換のため13分停車するので、列車を降りて駅を散策しました。

幌延駅はかつて国鉄羽幌線や炭鉱の専用鉄道が分岐していた鉄道交通の要衝でした。

駅の西側には広大な敷地があり、かつての賑わいを想像できます。
幌延町は北緯45度線上にあります
2022年4月時点でも有人駅ですが、日曜祝日はみどりの窓口が閉鎖になったそうです。
駅前の様子
本当に北緯45度線推しですね

交換の特急宗谷号は少し遅れてきた記憶がありますが、やってきた車両は代走のノースレインボーエクスプレスでした。

キハ183系5200番台ノースレインボーエクスプレス

数分遅れて幌延駅を発車しました。

幌延→音威子府

上幌延駅は2021年3月に廃止
ホームの構造が特徴的な南幌延駅は2022年4月時点で現存

時刻は12時頃になり、お腹も空きましたのでお昼ご飯です。
稚内で購入した駅弁をいただきます。

安牛やすうし駅も2021年3月に廃止

安牛を過ぎると、列車は天塩川に沿って走るようになります。
ここではオジロワシを見たと思います。

凍り付く天塩川

12:07頃 駅前が町公認のゴーストタウンであることが有名な雄信内おのっぷない駅に到着しました。立派な駅舎は当時とても賑わっていたことを物語ます。近年は利用者平均0名が続く駅です。

YouTubeなどで雄信内と調べていただくと解説動画があります
天塩川に沿って走ります

雄信内の次は物置待合室で有名な糠南ぬかなんに到着です。

抜海から乗車した一団は確か糠南で下車したと思います。
歌内うたない駅は2022年3月に廃止
天候が少し回復しました

12:34頃 主要駅である天塩中川駅に到着しました。
この駅舎は行政(中川町)が改修工事を行い、竣工当初の雰囲気を復元したそうです。

特急停車駅です
雪国の天気は目まぐるしく移り変わります
次の佐久駅も中川町管理の無人駅で資料館は併設されています
天塩川に沿って列車は内陸へ向けて走ります
おといねっぷ

13:10頃 音威子府駅に到着です。

音威子府→名寄→旭川

北海道で一番小さい音威子府村にある音威子府駅はかつて天北線が分岐していた鉄道交通の要衝でした。現在も音威子府始発終着の列車があり、保線の拠点にもなってるので駅の賑わいはあります。「そば」も有名な村ですね。

JRの保線事務所
駅の近くには大きな共同住宅もありました

13:13頃発 音威子府

難読駅名シリーズ

その後うたた寝してしまったのか名寄到着時の写真までありませんでした。

14:23着 名寄

14:35発 快速なよろ8号 旭川行に乗り換えです。
特急サロベツ1号との行き違いを行ってからの発車でした。

キハ40に乗り換え
車内

乗客が多かったのか寝ていたのか不明ですが、また全然撮影しておらず次の写真は旭川の雪処分場?でした。

16:01着 旭川
約5時間半の宗谷本線の旅は終わりました。

旭川→網走

すでに夕方になってしまいましたが、この日の最終目的地は網走なのでまだまだ旅を続けます。

16:17発 旭川 石北本線 普通 上川行
混雑していたためしばらく写真はありませんが、キハ40の単行でした。

17時頃 愛別駅
旭川盆地の末端を走ります
中愛別駅
難読駅名シリーズ

17:33着 上川

上川駅のプラットホーム上屋は芸術的です
上川は高梨沙羅さんの出身地です

上川から普通列車で網走へ抜けるのは困難なため、乗車券と特急券を支払い特急に乗車します。

キハ183

17:45発 上川 特急大雪3号 網走行

おやつタイム
セイコーマートで仕入れた北海道っぽい商品

日が沈んでしまったため、峠越えの写真はありません。

遠軽でスイッチバックし座席を転換

数多くの犠牲者を出して建設された常紋トンネルを越えると留辺蘂駅に到着します。留辺蘂の近くには名湯の温根湯温泉があり、ツアー旅行で一度宿泊したことがあります。

難読駅名シリーズ

19:38着 留辺蘂
そのまま特急に乗って網走へ向かいたいところですが、10分後に始発の普通列車があるので乗り換えました。(北海道東日本パスを使用しているので。)
車内は学生さんで混雑していました。申し訳なかったです。

当たり前のようにいたキハ40も撤退が進んでいますね

19:48発 留辺蘂 普通 網走行
北見周辺も混雑していた記憶があります。
キハ40特有の一部ボックスしていないボックスシート(二人掛け)に座り、網走到着までじっと耐えました。

有名な民宿がある駅です

21:19着 網走

駅前の東横インにチェックインしてこの日の旅は終了。夕飯は不明です。
翌日は釧網本線で釧路へ向かい、最東端を目指します。

読んでいただきありがとうございました。

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