![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128659302/rectangle_large_type_2_c2b6b3b642c074b5d565c7fe5098273a.jpeg?width=1200)
空を見上げて 11話
絢音:じゃあ今日のスタメンを発表します。
宮城坂道高校 スタメン
1番 センター 青木怜馬 8
2番 レフト 富田健吾 7
3番 サード 太田廉 5
4番 ファースト 伊達渉 3
5番 セカンド 加藤大寿 4
6番 キャッチャー 池内涼 2
7番 ライト 清水太陽 9
8番 ショート 三浦健太 6
9番ピッチャー 久保○○ 14
控え
水口隼人
桃谷亜蓮
赤尾関研
宮田一星
菊池翔太
絢音:このオーダーで初戦を戦います。控えのメンバーもいつでも出れるように準備してて!特に投手陣、隼人君と亜蓮君はいつでも投げられるように準備してて!
隼人、亜蓮:はい!
隼人:亜蓮、プルペンから○○を弄ろうぜ笑
亜蓮:そうっすね!
○○:お2人、全部聞こえてますよ。
絢音:じゃあお昼には出発します。
一同:はい!
午前の授業が終わり、いよいよ球場に向けて出発する。
○○:さあーて、涼と咲月!行くぞ!
涼、咲月:はーい!
和:絶対に勝ってよね!私たちも応援に行くんだから!
クラスメイト:頑張れよ!声枯れるまで応援してやるからよ!
3人:ありがとう!
隼人:、、日奈子コーチがバス運転するんですね、
日奈子:なに?まさか不安なの?大丈夫!ちゃんと免許持ってるから!
絢音:きいちゃん、安全運転でお願いね。
日奈子:もう、絢音ちゃんまで。
日奈子の安全?運転で一回戦の舞台である名取球場に到着した。
絢音:それじゃ皆!球場に入ったらアップとキャッチボールして、時間が来たらシートノックをするから。
一同:はい!
野球部がアップをしているとあの男がやってくる。
永澤:よ〜お前ら〜久しぶりだな〜
隼人:永澤先生、
永澤:いや〜1回戦の相手がお前らで良かったよ〜次の戦いのウォーミングアップには丁度いいくらいだからな笑安心しとけ、5回で決めてやるからさ笑
○○:あの〜
永澤:なんだお前?1年生か?
○○:はい!そっちがその気ならこっちだって5回で終わらせてやるよ!
永澤:は?
○○:いいか、よく聞けよ!今日の試合でお前のチームを叩きのめしてやる!覚悟しとけクズ野郎!
永澤:なんだと、このクソガキ!覚えとけ、ぶちのめしてやる、雑魚ども!
絢音:○○君、言い過ぎよ。
○○:はい、
絢音:でもなんかスッキリしたわ!みんな、今日は絶対に勝ちましょう!そして貴方達の成長した姿を見せつけなさい!
一同:はい!
アナウンス:試合開始まで今しばらくお待ち下さい!
彩:やっとついた。お!○○が先発だ!
美空:ホントだ!ねえ、彩。○○先輩ってそんなすごいの?
彩:見てれば分かるよ!あ、さっちゃんがいる!
咲月:お、彩じゃん一緒に見よう!
彩:マネージャーなのにベンチに入らないの?
咲月:記録員は1人しか入れないの。今回は史緒里さんが入ってる。
彩:そうなんだ。○○を近くで見れなくて残念だね笑
咲月:な、そ、そんな事ないもん!
美空:本当に全校応援なんですね!迫力ありますよ!
名取第三の応援席は野球部の部員数名しかいないが、坂道高校側は全校応援。迫力があるのは間違いない。
絶対勝つぞ!坂高!
勝利を呼び込む風になれ〜すべて〜を超えろ坂道旋風!
彩:すごい、
和:お、彩ちゃんに美空ちゃん!2人も応援しよ!楽しいよ!
彩、美空:はい!
咲月:あ、始まる!
アナウンス:ただいまより宮城坂道高校対名取第三高校の試合を開始致します。
先攻 宮城坂道高校 後攻 名取第三で試合が始まる。
1回の表宮城坂道高校の攻撃は、1番センター青木怜馬君背番号8
勝機(とき)は来たり 荒鷲よ翔べ 今日も我等と共に戦おう 杜の都へ 勝利を運べ 我らの敵はいない!
かっ飛ばせー怜馬
相手投手のストレートは130キロ前半、2ボール1ストライクから怜馬は、8球連続で粘った。
相手:くそ、しつこいぞ!
怜馬:甘いよ、ふん!
カキーン
打球はセンター前!ヒットで出塁した!
相手:甘く入った。
絢音:ここは、
健吾:りょーかい!
健吾は見事に送りバントを決めた!
3番サード太田廉君
永澤:アイツは確か変化球を打てない!変化球を投げまくれ!
相手:オッケー!
初球にカーブがくる、甘いコースに。
廉:もらった!
カキーン!
相手:え?うそ?
打球はレフトスタンドへのホームラン!
廉:よっしゃー!
隼人:廉!ナイスだよ!
廉:日奈子コーチとの特訓のおかげだよ!
日奈子:よくやったぞ!廉君!
2対0先制は坂道高校!
打線は勢いに乗り更に3点を追加。5対0に
永澤:何してんだ。だらしない、この回の攻撃で取り返せ!クソ、まさか廉が変化球を克服してるなんて、
一回裏 守備につく坂道ナイン。○○はピッチャープレートに手を当てる。
○○:よし!行くか!
永澤:あの時の生意気1年か、いいか所詮は1年だ!叩きのめせ!
名取側:はい!
涼:落ち着いていこうぜ!
○○:おう!頼むぜ相棒!
アナウンス:1回の裏名取第三高校の攻撃は
バッター:さあー来い!
○○:行くぜ!おらー!
バーン!
バッター:え?
場内が一瞬静まり返る。スピードガンに表示された球速は
147キロ
次回 遂にベールを脱いだ怪物久保○○!圧倒的なピッチングを披露する!
続く