ひろがれ、セカイ
私が初めてネパールに行ったのは、2019年11月。
3ヶ月ほど滞在をしました。
その後、2022年1月に2回目の渡航で1ヶ月ほど滞在。
ネパールのメンバーとは、今でもオンラインで仕事をしているので、今月末頃にネパールと出会い、つながった4周年記念を迎えます。
ネパールを初めて訪れたときの感動や匂い、その時の自分の初々しい気持ち、そして、ありとあらゆる衝撃的なエピソードは、今でも鮮明に覚えているのですが、意外ともう4年も経っていたのだなと、改めて振り返って思いました。
なぜネパールに行ったのか、と聞かれたら、
「何となく勢いで。」
というのが正直なところで、もう少し遡ると、
大学生の時に付き合っていた彼女と別れて、何か夢中になれることを探さないとやばいと思って、ぼんやりと憧れを持っていた国際協力や環境問題という切り口で手当たり次第にイベントやプログラム、インターンに応募して、その中で半年間インターンをさせてもらった企業からの紹介でColorbathを紹介してもらって、、、
気づいたら、カトマンズのトリブバン国際空港にいました。
当時のわたしは、プログラムやインターンに参加するたびに、なぜ参加したの?と聞かれて、
「もともと国際協力や環境問題に関心があって、ただ学ぶだけではなく現場に行って貢献したいからです。」
みたいなことを言っていた気がします。
もちろん嘘ではなかったと思いますが、どこの誰かも知らない、出会ったこともないネパールの人のためになりたい、なんて、行く前にいくら理路整然と説明したって、それはホンモノではない。
その時の自分は、別にネパールでなくても、バングラデシュでもウガンダでも、どこでも良かったんだと思います。
正直なところ、国際協力じゃなくても良くて、ただただ、環境を変えられれば良かったのかもしれない。
初めてネパールを訪れて、その土地やカルチャーを知って、人のあたたかさに触れて、一緒に地元のお酒を飲んで。
お腹を壊して、高熱を出して、たくさん迷惑をかけて、それでも、まだ何もできない自分を受け入れてもらって。
そして今、ネパールじゃないといけない、ネパールが良い、という思いが、少しずつ少しずつ育ってきているのだと思います。
何千回、何万回と頭で考えて、勉強会に参加してもわからないことが、実際に現場に行って、その国の人と話してみたただけでわかることがあります。
初めの一歩に必要なのは、用意周到なプランでも、高潔な理由でもなくて、考えるたびに降りかかってくる不安や言い訳を、いったん無視する小さな勇気で。
でも、その小さな勇気は自分の力だけで出すことは意外と難しくて、そこには周りの後押しだったり、もしくは、仕事で重大なミスを犯す、恋人に振られる、大事な試験に落ちる、みたいな、ある種のハングリーさを生み出す要因が必要だったりするのだと思います。
モヤモヤしているけど、なかなか現状が変えられない。
一歩踏み出したいけど機会がない。
このnoteが、そんな方の後押しに少しでもなれば嬉しいですし、来年2月に開催するColorbathのフィールドワークが、一歩踏み出す機会として活用してもらえたら、とても嬉しいです。
https://color-bath.jp/program/nepal-fieldwork-2024/