サイドプレスリベットなるモノを開発しました
1,概要
リベットの新しい概念として丸棒状のフィラメントを横から潰して板を綴じ(固定する)と言う考え方のリベットです。
この構造をリベット呼称して良いのかどうかは不明ですが仮称としてサイドプレスリベットと言う名称と致します。
紙製ダンボールやプラスチック製ダンボール等厚さに弾力が有るモノにも対応が可能になるリベットです。
専用のワッシャーを用意しております。(リベット径に適合品約1.8Φ)
カシメる道具は汎用の小型ペンチが可能です。(カット用と兼用可能)
この技術はカッティングリベットの技術に上乗せの新しい技術となります。
※ 新しい形態のダンボールの使い方や流通用ダンボール箱の再利用への挑戦ですが・・・・・・。
手軽に加工できるダンボール製品用の部材としては如何でしょう。
2,基本構造
3,加工手順
標準的な加工の手順は下の写真を参照ください。
4,標準製品の説明
5,標準パターンのまとめ
標準パターンはここまでです。
ダンボールでは応力の集中には弱いですね、ワッシャーを設けて応力の集中を面で分散をして弾力に対応させようと言う考え方です。
※ リベットにおいては丁度よい加減の強度と言う所がミソでありまして強過ぎてはダメ、弱過ぎれば使い物にならないと言う範囲になります。
※ ワッシャーにおいてはバルカナイズドファイバーが持つ性能で、軽くて強くて、しなりが有って応力の分散の利用に適した素材となります。
6,サイドプレスペンチのイロイロ
7,ダンボールの穴開け工具
8,ダンボールの縫合
9,想定される利用用途
ダンボールを閉じる用途ならば何でも有ると言えば有るんですが具体的には下記のような事が想定されます。
1,箱を簡易的に作る
2,ダンボール箱内に入れるスペーサーと呼ばれる中子を作る。
2-1、箱の中に箱を入れる箱を作る。
2-2、フレームのような形で中子を作る。
2-3、空間をあけた方式で積層させる中子を作る。
3、ダンボール箱にプレート状の取っ手を付ける。
4、ダンボールの周囲を回し結束をする。
5、ダンボール箱で棚を作る、その時に縦の補強芯材を作る。
ダンボール箱は縦積みに強い構造で作られております、側面をカットし て作ったり、縦のモノを横にして積み上げると強度が不足をしてしまい ます。
縦のつっかえ棒又はつっかえ板を使う必要はありますその様な時にはこ のリベットで手軽に作る事が出来ます。
※利用用途のそれぞれに補助部材等が必要になりますが随時追加をして行く 予定です。
2024/11/20現在は記載にあるところまでです。
10,サイドプレスリベットの纏め
長~~い道のりを営々と実施実験をして書きましたが何の事は無いポリ乳酸の市販のフィラメントと専用のワッシャーの作成がキモとなってます。
ワッシャーをバルカナイズドファイバーの特性の採用により成り立つ技術でもあるようです。
やってみなきゃ解らん範囲をやってみました。
関連情報は下記のアドレスより参照頂けば幸いです。