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名張で演劇公演をつくるということ。【1】

こんにちは!
この度はココカランポのことを知っていただき、有難うございます!当公演のプロデューサーです。

今回は「名張で公演をつくること」について書きたいと思います。お伝えしたいことがたくさんあるので、何回かに分けてこのテーマを進めてまります。

「ココカランポ実行委員会」

当公演はココカランポ実行委員会という団体を設立しまして企画運営を行っております。
メンバーは主に名張の旧町に店をかまえる「古書からすうり」のお二人と全体を統括するプロデューサー、その他有志のメンバーから成り立っています。

古書からすうり

何を隠そうプロデューサーである私は名張の出身でして、舞台関係やサブカル関係のことの制作や技術でキャリアを歩んできました。

私は長らく地元を離れておりましたが、とある古本市をきっかけに「古書からすうり」という
名張のこれからの文化のキーパーソンになりうるであろう素敵な古書店を営むお二人に出会い、この度の「ココカランポ」という企画を提案しました。

「名張という街」

名張市位置図

名張市は三重県の西部に位置する人口8万人弱の街
でバブル期に大阪の通勤圏内として、新興住宅地が多く建てられ、人口が増加していった所謂ベットです。かくゆうプロデューサーである私の両親も元は大阪出身でした。

関西とも東海ともいいがたい三重県ですが、その中でもより関西の文化が色濃い名張は、津、四日市、伊勢などの文化の在り方ともまた違う三重県の文化における離れ小島的な位置づけ
といった印象があります。

もれなく高齢化も進み、若者は首都圏に出ていってしまい、アートやエンタメに触れたりする機会の少ないこの地で、一体何ができるのか?
プロデューサーとしてそのことと真剣に向き合いました。

「名張と乱歩」

そこで目をつけたのが名張が推理・怪奇小説の巨匠「江戸川乱歩」の生誕地であるという点です。

江戸川乱歩

生まれたすぐあとに平井家(乱歩の本名)は
転居をしたので乱歩にとって名張は
「見知らぬ故郷」でした。
(細かいことはまたどこかの機会にお話できたらなと思っております)

乱歩の生家模型

ゆえに名張が乱歩の生誕地であることは県内外であまり知られておらず、名張に今も住む方々にとっても「なんとなくあるそんな事実」といったというな印象です。

没後50年以上経っているのにも関わらず
「江戸川乱歩」という名前と彼の作品は色褪せることはなく、今もなおアニメや漫画、映画、ドラマなどの題材になったり、高い文学性を持ちながらも
エンタメ性の高いコンテンツとして扱われています。

そんな「江戸川乱歩」という有益なコンテンツを
通じて名張という街の魅力を県内外に発信していきたい。

まずはシンプルにそう思いました。

そこからどのようにして「ココカランポ」という
公演の制作に踏み切ろうと思ったのか、
次回はそのあたりを書いていけたらいいなと思っております。
ここまでお読みいただき有難うございました!

チラシ






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