「文明」持続=継続と、価値

「太陽は膨張し続け、いずれ地球は金星のようになり人類は(他の全ての生命とともに)絶滅するので、我々の文明に誇りを持ち持続させようとするならいつかは太陽系から出なければならない(その過程としての、火星移住計画)」について、イーロン・マスクと(自分が最初の火星に立つ人類になっても良いと述べる)レックス・フリードマンが語っていて、かなりぶっ飛んでいる。イーロン・マスク「今は宇宙に出ていく扉が開いている状態だが、ずっと開いているのかもしれないし、また閉じて、今しかないのかもしれない。」

 
参照。
 

加藤 豪@_5925263769112·2秒
イーロン・マスクとレックス・フリードマンは、これまで(地球で)生きてきてよっぽど嫌なことがあったのだろうか?
https://twitter.com/_5925263769112/status/1771803283889304001

 
参照。
 

レックス・フリードマン(以下、F)「AGIシステムを作成したら、どんな質問をしますか? そしてあなたは、シミュレーションの外側にあるものが問題だと言いました。」

イーロン・マスク(以下、M)「宇宙人はどこにいるの? それはまさに逆説的な質問の一つです。多くの人が私に宇宙人の証拠を見たかと尋ねますが、私は見ていません。私は宇宙人の存在を示す証拠を知りません。少なくとも銀河系では、私たちは唯一の意識なのかもしれない。そして、例えば地球の歴史、考古学的記録を見てみると、地球の誕生は約45億年です。最初の文字から測定した文明の歴史は、わずか約5000年です。私たちはそこに、もうこの世にはいない古代シュメール人の功績をある程度認めなければなりません。それは古代のもので、楔形文字以前が最初の実際の象徴表現だったと思います。が、ほんの約5000年前のことです。それは文明が始まったと言う言葉にふさわしい日付だと思います。これは地球の存在の100万分の1に相当します。文明が誕生したのは、これまでのところ本当に一瞬のことです。そして、なぜ私たちは45億年もかかってしまったのでしょうか。ほとんどの時間、生命は存在しませんでした。そして、そこには非常に長い間古細菌が存在していました。そして、ミトコンドリアが捕獲され、多細胞生物が捕獲されました。植物と動物への分化。海から陸へ移動する生命。哺乳類、高次脳機能。そして太陽はゆっくりと膨張しています。が、過熱し、将来のある時点で地球を加熱し、海を沸騰させ、地球は金星のようになるでしょう。私たちが知っているような生命は不可能です。したがって、私たちが多惑星にならず、最終的には太陽系を超えなければ、地球上のすべての生命が絶滅するのは確実です。確かなこと。そしてそれは銀河系の時間スケールでは、5億年ほど短いかもしれません。人間の時間からすると長い時間です。が、これは地球が誕生してからわずか10%長いだけです。つまり、地球上で生命が進化するのにあと10%長くかかっていたら、生命はまったく存在しなかったでしょう。」

F「締め切りが迫っています。急いだ方がいいよ。しかし、そうは言っても、あなたが言ったように、地球上の人類の知的生命体は、非常に急速に多くの優れたものを開発しました。複数の惑星になることはほぼ避けられないようです。これを破壊しない限り。」

M「やらなければなりません。つまり、そうではありません。つまり、私たちがそこに出て、私たちが住んでいる他の星系を探索することができれば、はるか昔に滅びた惑星文明を大量に発見し、それから成功する可能性が高いのではないかと私は疑っています。彼らの故郷の惑星を過ぎました。」

F「すごく悲しい。魅力的でもあります。」

M「賢明な選択は、地球の歴史上初めて、生命が地球を越えて広がることが可能になったことだと思います。その窓は開いています。さて、それは長期間開いているかもしれません、または、短期間開いているかもしれません。そして、今は開いていて、二度と開かないかもしれません。したがって、ここでの賢明な行動は、可能な限り生命を他惑星化することだと思います。私たちは、ただ滅びてしまうような、不自由な地球文明の一つにはなりたくないのです。」

F「それはダサいです。」

M「そうだ、ダサい。」
(45:00~)

Elon Musk: War, AI, Aliens, Politics, Physics, Video Games, and Humanity | Lex Fridman Podcast #400
https://www.youtube.com/watch?v=JN3KPFbWCy8


  
「中二」の会話のようにも聞こえる。
 

私自身は、このように語られるパースペクィブを全否定するものではないが、そのような方向の文明持続の大義に、自らの身を挺してまでの使命感は持っていないと、考えることはできる。実際に、火星に到達するまでの長い時間を宇宙船の中でどう過ごすかを考えてみただけで、私はぞっとした。筋力が衰えるので運動も(完全・意識的に)欠かさずやらなければならないのは言うまでもなく。地球の本を大量に詰め込み読んで過ごそうとしても、火星に向かう途中で地球で書かれたあらゆる書物などどうでも良いものに感じられ、私はすぐに飽きる可能性も高く感じる。


[追記。参照]

レックス・フリードマンのXのページ。
 

https://twitter.com/lexfridman/header_photo

 

[追記]

美術家としての私に目には、(現代における最も)興味深いタイプの両者ではある。



[追記。参照]
 

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