ヘイトスピーチ、カジュアルブロック、敵対性、etc.

毎日新聞の田中功起さん関連記事を読みました(現代アート界隈の話がこうして載るのは珍しいですね、私の感覚として)。

記事の私自身が気になった箇所。

>アートの分野では近年、「敵対性」が注目される。それは「関係の創出」という観点から作品を論じた「関係性の美学」に対し、その関係が調和的であると批判し、敵対的な緊張関係にこそ可能性をみる。

そういう潮流が、近年アートにはあったのですね。一般的に感覚としては分かりますが、美術文脈でそうはっきりと言語化されたものは、初めて触れた気がします。「敵対性」を広く文化潮流として見たなら、その表象は「ヘイトスピーチ」ですが、そう言うと、今現在から見れば、私の感覚には何処か古くも感じられる。

コロナ禍で揺らぐ思考 美術家・田中功起さんが考える自省と反映 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20210926/k00/00m/100/027000c

他に、東浩紀氏の唱えるSNSにおける「カジュアルブロック」等も、その近年における表象の一部になりますか。

美術で喧伝された「敵対性」よりも、SNSにおける「霊性」の方が、私は個人的には感覚的に面白いというのがあるんですけどね。これは既にずっと前から(と言うべきか)。「霊性」または「霊的直感力」を鍛えましょうというのは、この「コロナ禍」の間にも、例えば「統計データ」を最重視するとともに、という言い方で、重要さの主張がSNSで最近見られ始めた。

いいなと思ったら応援しよう!