バン仲村氏に見られる“グルーミング”
バン仲村氏、私は可哀想だなあ。今回ブレイキングダウン出場後、左目眼窩底骨折を手術後も、まだその視力が戻らないと。もしこのまま失明したとしても、また出場したいと動画で語っている。これは、グルーミングと構造は同じじゃないの? 深刻な。
この「男らしい」仲村氏の表明は、朝倉未来やブレイキングダウンへの、所謂忖度と私には感じられる。
グルーミングとは「搾取される側がその相手とまるで特別な関係にあるかのように思ってしまう環境を搾取する側が作り出すこと」(先日のBBC番組紹介で、モビーン・アザー記者談)。
ブレイキングダウン社長の朝倉未来氏はプロの格闘家、同時にユーチューバーであり、街の「素人喧嘩自慢」に声をかけ、それらと朝倉氏本人とのスパーリング動画で最初有名になった。コロナ禍初期からの文化・社会現象の一つとして私は注目して見ていたのだが、特に朝倉氏が素人喧嘩自慢を殴る時の嬉々とした表情に、私は印象的なものが当初からあった。表情に快楽が漲っているんですね。朝倉氏曰く、モットーは「趣味と実益を兼ねる」「好きなことをやって金を得る」と。
これらにプロの格闘家から、素人にメディアにおいてビジネス目的で格闘をさせることは危険だと警鐘を発していたのは、総合格闘家・平本蓮、ユーチューバー・シバターら。
参照。