無芸術とは
アラン・カプロー以来の「無芸術」とは最も分かりやすく言うと「お前の性衝動そのままやん」ということ。人の性衝動ほど他者にとって無味乾燥なものはないことから「殺伐の現代」を表象する。本来の芸術は性衝動そのままでは成立しない。レオナルド・ダ・ヴィンチを見れば一番分かるとおり。
無芸術とは、字義通りに芸術がないということ(の集団的正当化=政治性)。「僕にだって性衝動はある、天井を突き抜けるほどに」という諸々の生の声を回収する機構。
参照。
彦坂尚嘉氏。「文明」(芸術)とは人工性。生の性衝動=「自然」とは違う。