以下動画の冒頭。
彦坂氏、かなり憔悴している様子が私からは見える。
彦坂氏は田村彰英氏の写真論で数年前、「強者(加害者。例:アメリカ、イギリス)」の側に立つという(私はこれを左翼美術業界内での椅子取り的な戦術だと見ていたが)論陣を張っていたが、ここに来て感情とそういう閉じた業界内での政治レベル双方で引き裂かれている様子が私からは伺える。
彦坂氏はジャニー喜多川への評価も、現在の事件化前は非常に高いものだった(主にその権力性に対して)。現在はそのトーンを落とさざるを得ない。
最近のイスラエル、パレスチナの問題に関して。
彦坂尚嘉さんの格付けだと、ネタニヤフを「想像界しかない顔」とか言いそうだな。私は実は彦坂さんと(Twitterで東浩紀氏と彦坂氏の対決事件以来)相互ブロック状態なので、実際は分からないが。
実は一週間ぐらい前、彦坂尚嘉さんの個展の情報を氏の動画で知ってから、レセプション(今日が初日)に奇襲してみようかという案も内心よぎったのだが、時間切れ。もう始まる時刻。体が動く契機を結局生まなかったのだ。私はそれに従うことを決めていた。色々な思考が別個にないわけではない。
SNSで相互ブロックをし、以来氏は私のnoteを読んでいることは分かっていた。こういうのを「インテリジェンス」と呼ぶ。彦坂氏の動画では、(私にしか分からない)私への隠れたメッセージが実に長い期間に渡って頻繁に読み取れる。
ところでイスラエル、パレスチナの問題に関しては私も相当関心を持っている。私が最も現在気になっているのは以下のポイント。彦坂尚嘉さんならどう思うのか?
氏のラカン読書会にも一度だけ参加させてもらったことがあり、フロイト(『モーセと一神教』)は氏にとって継続して重要な議題だったと思われるので。
まだ「対テロ戦争以後」が信じられていた去年の記事。ユダヤ教徒の神への「信仰」についての部分。