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OSI参照モデル〜通信機能をいい感じに定義の「いい感じ」部分を5分でなるほど理解

前回のまとめはネットワークの始まりからルールがあるよまでだったので、今回はルールの部分を見ていきます。

今はメインとして使われていないけど、Webサービスに関わるにあたって知っておくべき重要な基礎知識として役立つ!文系さんたちも知っておいて損はないはず。

OSI参照モデルは世界共通で通信するための大切なルールだった

OSI参照モデル

OSI参照モデル(OSIさんしょうモデル、英: OSI reference model)は、
OSIにおいて「コンピュータの持つべき」だとされた、通信機能を階層構造に分割したモデルである。国際標準化機構(ISO)によって策定された。
2020年4月現在広く使われているインターネットがこれとは大幅に違っているDARPAモデルであるように、一般論としてこれがコンピュータの持つべきモデルというわけではない。OSI基本参照モデル、OSIモデルなどとも呼ばれ、通信機能(通信プロトコル)を7つの階層に分けて定義している。

Wikipedia

ISOによって策定されたOSI。ISOOSIこれから展開する通信の行ったり来たりを喩えているのか、、

世界中で通信規格を共通のものにしようとした背景があり作られたものだが
結果として今ではTCP/IPと呼ばれる基本ルールがメインで使われている。
→TCP/IPが1990年代中ごろから急速に普及したため、OSI準拠製品は普及しなかった。

今では当たり前のように、世界中つながっているけど、「世界を繋ごうとしてルールを決めていた時代」があると思うと、、もっと積極的にITに乗っかって世界中の人とつながらなきゃって気持ちになりますね。

階層ごとに決められたルールと役割

一口に通信と言っても色々ごちゃごちゃやっているわけで、それをパーツごとに分けてルールを決めるとわかりやすい!ということで7つに分けてあるのです。

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第7層 アプリケーション層

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Webブラウザに入れた情報から検索結果を表示したり、メールアドレスに合わせて送信したり、アプリケーションレベルでの処理機能を持つのが特徴。
人間の求める結果をネットワークで処理できるように変換すること役割。

第6層 プレゼンテーション層

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文字のコードや圧縮形式などをチェックし、データを共通の形に変換する。
例えば文字化けや画像の表示ミスが起こらないように処理するのが、共通の形に変換するというひとつの仕事となります。
異なるコンピューターでも同じ内容を表示できるようにサポートし、相互の意思疎通をさせることが役割。

第5層 セッション層

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通信における開始と終了までの手順を決める。
コンピュータ間のコネクションや切断などについて規定する。

第4層 トランスポート層

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通信における信頼性を確保する。
さまざまな制御を行って通信データに情報を付加し、端末間のデータ転送を確実に行う。

第3層 ネットワーク層

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通信相手が異なるネットワーク間にあってもデータのやり取りを可能とする。
データの経路選択やIP、パケットサイズの変換方法などを規定。

第2層 データリンク層

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ネットワーク内にある通信相手のコンピューターを判断し、データのやり取りをサポートする。
0と1の数字列を意味のある塊(フレーム)に分ける方法などを規定。

第1層 物理層

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データを通信回線に送るのに必要な物理的な仕様を規定する。
電圧や光の点滅とビット列の関係を定めたり、ケーブルの材質やコネクタの形状などを規定。

まとめ

・IOS参照モデルは通信するためのルール
・役割ごとに7つに分かれている
・1→7 ハード→ソフト の流れ
・層は「ア、プ、セ、ト、ネ、デ、ブ」で覚える




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