2020年最初のNote
ご挨拶が遅れましたが、明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。今年もゆっくりとマイペースに更新していけたらと思っています。
----------------------------------------------------------------------------------
12月の中旬にアメリカでの大学での秋学期が終了し、冬休みに入った。2019年の振り返り記事を年内までに投稿しようかと考えていたけど、単純に予定が立て込んでいたり、頭の中が煩雑でまとまらなかったというのもあり、先延ばし、先延ばし、一月も後半に。なんと春学期スタート。
さて、2019年下半期を振り返ると、「たくさんのモノを得ることが出来た、貰った、助けられた」「自分にとっての”青春”を取り戻す。」という2つの表現がしっくりくると思う。
一つ目に関してはシンプルで、友人や両親、周りの人のおかげで留学生活が充実していたという事。具体例をあげればキリがないけれど、アメリカに来て何をするにしても誰かの助けや支えが必要だと感じた。これは日本で住むうえでも同様だけれども、日本国内にいるよりもさらに多くの事に気付けるのかも。支えというのは、励ましの言葉であったり、モノであったり、行動であったり、人の持つ雰囲気・性格に力をもらうことなど様々。
もらいすぎていて、自分はその分何か返せているのだろうかと考えていたけど、日頃信じている言葉「You get what you give(自分が与えた分だけ人からもらう事ができる。)」を思い出した。つまり、自分が何か友人や周りの人に同じ分だけ何かを与えているから、その分もらうことが出来るという事。だからあまり気負わずこれからも助けてくれる人や親切にしてくれる人にこれまでと同じように感謝しながら留学生活を進めていければなぁと。
そして、二つ目に言いたいことは恋人が出来たこと。そう、なんと、ついに。渡米前にアメリカで彼氏作るぞ〜!!Wow Wow!!という願望を含めた記事(下記)をアップロードしたのだけど、それがまさか実現するとは思わなかった。
”青春”という言葉はひとによって定義が異なる。だから僕なりの解釈では、”僕がなるべく若いうち、すなわち学生時代に最も欲しかったもの(の一つ)”ということにしておく。自分が恋愛に傾倒するような人柄ではないと思うけれど、人並みに甘(酸っぱ)い?経験とやらをしてみたかった、そしてそれが叶った。
けれど、今の恋愛に甘酸っぱいという感覚はあまりない。中高校生によくある若々しい恋愛ではないし(中高なんて飛躍した片思いばかりでまともな恋愛をしたことがないのでなんともだが) 、僕は楽観的、かつ僕も恋人も思ったことや好意は素直に伝えるような性格だと考えているので世間でよく描かれる「あの人は今自分の事をどう思っているんだろう?」なんていう恋の駆け引きとか、そんな類の揺さぶられる感情を感じたことは少なかったと思う。
だから文化祭や体育祭、部活等でくっついたり離れたり、カップルの噂がすぐ立って消えるような中高生特有の瑞々しい恋愛経験はその時にしか訪れないのだなぁとも想像する。そんな期間をゲイであることを隠してクローゼットとして過ごしたけれど、僕はストレートだとしても女子からモテなかったような人間だろうから別に良いのだ。ただもしも15~18歳くらいの狭い教室で生きていてなにかと不安の尽きない僕に「なんだかんだ君は元気でやってるし、21歳の時に素敵な彼氏ができるよ。」と伝えてみることができたら。その時自分は何を思うんだろう。そんな空想が頭に浮かんだ。
恋人はアメリカ人で日本に一年間留学をしていた過去がある。そのためか文化の違いにできる限りの理解をお互いに示していると思うし、僕らの会話は専ら英語たまに日本語で行われるけど、二人とも完璧ではないのでうまく伝わらない事もある。そのたびコミュニケーションを頻繁にとるから言語的な壁も越えやすかった。お互いの趣味や性格は全く違えど、その違いが刺激的かつ心地いいと感じていたから、じゃあ。という事で自然と惹かれあって付き合い始めた。初めて会ってから大体もう3ヶ月ほど経つのかな。
余談だけど、アメリカでは同性愛について外で気軽に話したりするのはもちろんOKだし、手を繋いで歩いても奇異な目で見られる事は少ない。また、こっちでは性別問わず出会い系アプリも発達していてそれを利用する事はやましい事ではないという認識も強いから、日本に比べて風通しのいい出会いが出来るような気がする。僕はいまだに抵抗があるけど恋人は公共の場でのスキンシップも気にしないし、そういう話をペラペラとしゃべる。更に僕のことを友達に紹介して、仲間に入れようとするような社交的な人。日本に居た頃に新宿二丁目に行くのが楽しかったとも言っていた。そんな風土の国、そんな恋人の近くで暮らしていると自分までなにかと明るく開放的になる気がする。
今後は正直分からない。僕は春学期が終われば日本に帰る、そして就職をしようと思ってる。もっと長く一緒に居たいからアメリカでとりあえず就職しようかと考えて一緒に朝ごはんを食べながら恋人に話したけれど、「日本だったら君にはもっと選択肢があるし、自分の好きな事、やりたい事を優先しなね。」とアドバイスをしてくれた。自分のことよりも僕の事を思ってくれる彼の優しさを一番に感じた瞬間だった。
もし距離的な理由で別れてしまったとしても、僕らは生涯の親友でいられると確信しているから今のところそんなに深刻には捉えてない。実際僕が帰国した後に日本に遊びにくると言っていたし。とりあえず今を楽しめればいいんじゃないかと。そういう心持ち。お餅。この前餅に納豆をかけて食べていたら、ルームメイトに怪訝な顔をされたのが地味にショックだったのさ。おわり。